食品に隠された「衝撃の事実」。ガム、抹茶アイス、コーヒーフレッシュ・・・

あなたは、普段何気なく口にしている食品や飲料の原材料について、気にかけていますか?メーカーは製造コストを下げるために、低価格の原材料を使わざるを得ないという事情があります。ここでは、渡辺雄二さんの著書『今いちばん知りたい食べ物の話』より、身近な4つの食品にまつわる、知られざる話をします。

 01.
抹茶アイスの緑色は
幼虫の糞!?

0013790290_Medium

健康ブームの影響もあってか、緑色がヘルシーなイメージの抹茶アイスクリームをはじめ、抹茶風味の菓子類などが人気です。

そのグリーン色の正体は、なんと蚕の幼虫が食べ残して消化できなかった桑葉と蚕糞(こくそ)からなる「蚕沙(さんしゃ)」と呼ばれる着色料なのです。蚕の幼虫の糞を乾燥させ、中に含まれる葉緑素、すなわちクロロフィルと銅を結合させると、銅クロロフィルという緑色の着色料になります。抹茶のアイスやお菓子があんなに鮮やかな緑色をしているのは、この着色料を使っているからなのです。

蚕沙は肥料や家畜の飼料としても有用で、薬効成分が高いことから、昔の漢方の生薬としても重用されていました。そのため、安全性の面で問題はないと考えられますが、抹茶アイスが蚕の糞で着色されていると知ったら、食べる気が失せる人もいるでしょう。

02.
食べていたのはプラスチック!?

9089131

集中したいとき、食事のあとになど、ガムを口にしたことがある人は多いのではないでしょうか。実は、あのガムはコストを下げるため、酢酸ビニル樹脂というプラスチックが使われています。これは接着剤や塗料の材質の主成分になっているものです。つまり、「石油から合成された柔らかくて伸縮性のあるプラスチック」が、現代人が噛んでいるガムベースなのです。これを使わないと、ガムを低コストで作ることができないので、ガム・メーカーでは、何としても使い続けたいでしょう。

また、ガムには合成甘味料が添加物として使用されていることも見逃せません。なかでも、最も問題なのは、アスパルテームです。アメリカでは、1981年に使用が認められましたが、頭痛やめまい、不眠、視力・味覚障害などの苦情が相次ぎました。1990年代の後半には、複数の研究者によって、アスパルテームが脳腫瘍を起こす可能性があると指摘されています。

このように安全性が危ぶまれる添加物の塊であるガム。食べない方が無難だと思うのは、私だけではないでしょう。

03.
コーヒーフレッシュは
ミルクじゃない!

23391787

コーヒーショップやファミレスでコーヒーを注文すると、コーヒーフレッシュが添えられてきます。これが牛乳や生クリームだと思っている人もいるでしょうが、実はまったくの別物。植物油に水を混ぜて、添加物で白く濁らせ、ミルク風に仕立てたものです。スーパーで売られている袋の裏の原材料表示には、次のように記載されています。

「植物性油脂、乳化剤、増粘多糖類、PH調整剤、着色料、香料」

普通の状態では水と油は混ざりません。そこで添加物を使用します。まずは「乳化剤」で、この洗剤のような界面活性剤を入れると、いかにもミルクらしく乳化します。これは界面活性剤が油の小さな塊を包み込むことで、水に溶けた状態になるからです。そこにミルクらしくするため、「増粘多糖類」でとろみをつけます。そして、仕上げには「カラメル色素」。ごく薄く茶色に着色することで、いかにもクリームらしい色合いになります。最後に日持ちさせるために「PH調整剤」と、クリームの香り風味の「香料」も入れます。

コーヒーフレッシュの正体を知らない消費者が多いのは、砂糖と一緒にコーヒーに混ぜてしまうと、わからなくなってしまうからでしょう。自分が何を口にしているのか、しっかりと把握しておきたいものです。

04.
肌を美しくするはずが、
体が毒される…

018264508_Medium

しっとりすべすべの美しい肌は、女性の憧れですね。「キレイの体感」「うるおう・ぷるんツルン」などのうたい文句で、女性心理にアピールするのが、コラーゲン入りのドリンクやサプリメントです。

しかし、これらには添加物が多く使われているという、大きな問題があります。たとえば、ある粉状タイプの原材料には、「豚コラーゲンペプチド、デキストリン、豚プラセンタエキス、ハス胚芽エキス、ハトムギエキス、トレハロース、香料、ビタミンC、ヒアルロン酸、増粘剤(プルラン)、卵殻Ca、甘味料(アセスルファムK、ステビア)、(原材料の一部にゼラチンを含む)」と表記されていますが、このうち、トレハロース以降はすべて添加物。全部で8種類にものぼります。

なかでも合成甘味料のアセスルファムKは、肝臓へのダメージや免疫力を低下させる可能性を示唆する動物実験のデータが報告されています。しかも、非常に分解されにくい化学物質で、こうした添加物を長時間摂り続けて、人体に何の障害も起こらないのか、疑問に思うのは私だけでなはないはずです。

また、コラーゲン入りの美容飲料の中には、安息香酸Naが入ったものもあります。これは、ラットの動物実験ですべてが死亡したというデータが出ている毒性の強い保存料です。

わざわざお金をかけて、健康を害するリスクがある添加物を使用したものを摂取する価値があるかどうか。一度ご自身で考えてみてほしいと思います。

今いちばん知りたい食べ物の話
コンテンツ提供元:サンマーク出版

渡辺雄二

科学ジャーナリスト執筆や講演で、食品、環境、医療、バイオテクノロジーなどの諸問題を消費者の視点で提起しつづけている。著書にミリオンセラーとなった『買ってはいけない』(共著、週刊金曜日)など。

コンビニやスーパーに並ぶ食品には、「本物」に見せかけるために、いくつもの添加物を使った「フェイク食品」など、体への影響が心配になる加工食品が数多くあります...
普段、私たちが何気なく口にしている食品や飲料。実際、どんな原料が使われていてるのか、不透明な部分もあります。ここでは、渡辺雄二さんの著書『今いちばん知りた...
スーパーやコンビニには、いつもたくさんの食品が並んでいます。しかし、普段私たちが何気なく購入し、口に運んでいる食品には、ほとんどの人が知らない、ちょっとゾ...
コンビニやスーパーに並ぶ食品なら、おおよその原料と添加物がわかりますが、居酒屋やファミリーレストランなどの外食の場合、原材料は何も表示されていません。消費...
花粉症シーズン真っ只中。辛くて薬が手放せない、なんて人も多いのでは? 早速、花粉症の症状を和らげる効果が期待できる食べ物や飲み物を紹介していきましょう。0...
冬だからって、ニオイに油断はできません。ニオイを抑える方法はいろいろですが、食べ物に注意するというのも効果的です。例えば、こんな食べ物はニオイの元になりや...
暑い…暑いです。5月ってこんなに暑かったかな?と思う今日この頃。本格的な夏が来たらどうなってしまうのかと、今からちょっと怖いくらいです。私は寒いところで温...
Doctors Me(ドクターズミー)医師、その他専門家「Doctors Me」は、医師、歯科医、栄養士、カウンセラー、薬剤師、獣医などに直接相談できる、...
Doctors Me(ドクターズミー)医師、その他専門家「Doctors Me」は、医師、歯科医、栄養士、カウンセラー、薬剤師、獣医などに直接相談できる、...
Twitter、Facebook、Instagram、どのSNSにも溢れている食べ物の写真。プロアマの垣根を越えて、およそ100万もの「グルメフォト」が毎...
今まで、美しく加工された食材を使うフードアートは山ほど見てきた。だけど、Danling Xiaoさんの作品は、変色していたり、イビツだったり。彼女が作り出...
鉛筆の芯や消しゴムで彫刻をするのもよく見るけど、それならもっとカラフルでバラエティに富んだ「おいしそう」な彫刻だってアリ。インドのムンバイを拠点にプロダク...
海外で健康食とのしてのイメージが定着している日本食ですが、近年は「抹茶」をコーヒーの代わりに愛飲する人たちも多いんだとか。でも、私たちからすればアイスやケ...
美味しいものを目の前にすると、ついつい暴飲暴食に走ってしまう。挙げ句の果てには、ひどい胸焼け…。もしも、胸や喉に焼けるような感覚を感じる頻度が増えてきたな...
Natural Resources Defense Council(天然資源保護協議会)によると、アメリカ国内における食料廃棄は、年間3千5百万トン。金額...
世界的な課題とも言える大量の廃棄物は、さまざまな形の「リサイクル」となって、解決の一歩を踏み出そうとしています。ここでは、ファッショナブルなものから斬新な...
「抹茶を飲む」というと、茶席に呼ばれて一服、というイメージがありますよね。そんな概念を打ち破ってくれるのが、ボトルを振るだけで本格抹茶が楽しめる「ふるっ茶...
小規模なビール醸造所で職人たちがつくるクラフトビール。狂乱ブームの波が過ぎコーヒー人気のように、ようやくスタイルやシーンに浸透してきた日本。けれど、海外で...
歴史情緒溢れ、小江戸の別名を持つ埼玉県川越市。そんな城下町の日常風景を切り取ったこの「一枚」には、ある秘密が隠されています。みなさん、お気づきですか?実は...
どんなに寒い冬の日でも、コーヒーは必ずアイスで。そんなアイスコーヒー愛飲家の人にとっておきのアイテムを紹介。これなら、普通に淹れた熱々のコーヒーを、ほんの...