京都に160人のフォトグラファーが集結。「黙示録」の名前がついた撮影イベントがすごい

去る5月27日〜30日の4日間、京都に国内外合わせて160人のフォトグラファーが集結しました。ストックフォトサービスのiStockが毎年世界各地で開催している「iStockalypse(アイストッカリプス)」、その開催地が今年は京都だったのです。

アイストッカリプスは、ただの撮影イベントではありません。160人のフォトグラファーが一斉に写真を撮るという規模もすごいのですが、このイベントのすごさの本質は、実は別のところにあります
。そしてそれは、「アイストッカリプス」というイベントタイトルに表れているのです。

「使える写真」を
大量に生み出すイベント

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「iStock」+「apocalypse」、つまり「iStockの黙示録」というのがこのイベントタイトルの由来。黙示録とは、「覆いを取って隠されていたものが明らかになる」という意味。このイベントで明らかにされるのは、「今、世界で最も売れる画像の撮り方」です。

iStockのアートディレクターたちは、ストックフォトサービスを利用する人々が「使いたい」と思う画像のトレンドを知り尽くしています。それはもう、シチュエーション、アングル、トーン&マナーに至るまで。そもそもこのイベントには、iStockが実力を認めたフォトグラファーしか参加できないのですが、その実力者たちがiStockのアートディレクターの緻密な指導のもと、ひたすらシャッターを切り続けます。そしてここで撮影しセレクトされた写真は、すべて購入可能な画像になるのです。

フォトグラファーにとってみればスキルと「売れる作品」を同時に生み出す稀有な機会。裏を返せば、「使える画像」が一気に大量生産されるという斬新なイベントなんです。その数、4日間で10,000枚以上。

撮影されたのは
例えばこんな画像たち

ですから、京都で開催されたと言っても、いわゆる「京都っぽい」写真ばかりが撮影されたワケではありません。前述の通り、「今最も求められている」という観点から考慮された様々なシチュエーションの写真が並びます。

今、何が求められているのか?それは、ざっくり言うと「リアル感」。これまでストックフォトサービスの写真といえば、スタジオ撮影のフラットな写真が多かったのですが、アイストッカリプスで撮影された写真はリアルな空気感にかなりこだわっており、カメラマンを雇って撮影したのと遜色ないクオリティに仕上がっています。ちょっとその一例を見てみましょう。


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こちらはこれからの季節にピッタリなかき氷。
Traditional Japanese culture
Photo by 96093399, stockstudioX

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「忍者」も、単なるコスプレとは一味違います。
Ninja with Sword Silhouette Against a Window in Japanese House
Photo by 96061591, PamelaJoeMcFarlane

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本物の僧侶。
Young Japanese monk praying
Photo by 96101449, nattrass

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働く女性。同僚同士で語らう表情もナチュラルです。
Female Japanese Business colleagues happily discuss the meeting
Photo by 96150867, nattrass 

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ヨガの爽快さがよく伝わるシチュエーションだったり
japanese woman doing yoga outdoors
Photo by 96056363, franckreporter 

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出張中のビジネスマンも躍動感があって一味違います。
Business executive running to catch his next meeting. 
Photo by 96112125, GCShutter

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VRヘッドセットの使用シーンはこれから引き合いが多そう。
Two young adults trying out some virtual reality headsets
Photo by 96187339, tdub303 

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LGBT的な視点のこんな画像も。
Japanese Lesbian Couple
Photo by 96263549, Holger Mette

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友人同士のシチュエーションも「やらせ感」のないショット。
Five Japanese Students Using Digital Tablet, Campus Park, Kyoto, Japan
Photo by 95885071, Ababsolutum 


ちなみに、これらはみんな著作権・肖像権が全てクリアされており、そういう意味でも「今すぐ使える画像」になっているんです。

こちらに紹介したのはアイストッカリプスで撮影された画像のまだまだほんの一部。現在も進行形で新たな画像がセレクトされ、日々アップデートされていっています。
その他の写真はこちらからチェックできますよ。

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「日本の写真」も充実、「iStock」

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もともとiStockは世界中のアーティストやデザイナー、フォトグラファーに作品発表の場や学習の機会を与えることを目的として始まったので、画像のクオリティが非常に高いのが特徴。現在では約4000万点もの素材がストックされており、そのクオリティに信頼を寄せた利用者は世界中に約600万人もいます。

「海外のサービスだから、日本の写真が少ないのでは?」と思われがちなのですが、そんなことはありません。上でご覧いただいたように、京都の写真だけでなく質の高い日本の写真がまだまだたくさんありますよ!

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会員登録すると・・・

iStockに会員登録するといいのは、無料でもらえる素材が毎月5枚ずつ提供されること。タダだからといってクオリティが低いワケではありませんよ。様々なフォトグラファーのいろんな雰囲気の写真が月替わりで提供されるので、眺めているだけでも楽しいし、今すぐ使わなくてもそれをストックしておけばいつか役に立ちそうな高品質の作品ばかり。それだけでも登録する価値がありそうですよ。

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ちなみに・・・

今年のアイストッカリプス京都には、映画でカメラマン志望の女性を演じた有村架純さんが参加して、160人のフォトグラファーと一緒に写真を撮りました。会員登録をすると、有村さんがワークショップで撮影した写真が6月30日まで無料でダウンロードできるそうです。今をときめく女優のセンスが光る写真、気になる方はチェックしてみてくださいね!

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