「航空機」へのプロジェクションマッピングは、初めて見ました。(動画あり)

これまで、当然のように移動手段だと考えられていた乗り物に、新たな価値を与える。近頃、そんな取り組みが増えてきた気がします。

たとえば、新幹線。

現美新幹線」は、世界最速の美術館としてアートの要素を持ち込み、「新幹線:エヴァンゲリオン プロジェクト」は、アニメの世界観を見事に再現。人々のイメージが凝り固まったものだからこそ、その枠から一歩外に出させてあげることで、大きな喜びへとつながります。

その流れが、ついに「航空機」にも押し寄せてきたのかも。

日本初!
カラフルすぎるボーイング機

7月2日に羽田空港にて実施された、日本初となる航空機へのプロジェクションマッピングの映像がこちら。多くの関係者が見守るなか、ボーイング767のボディが鮮やかに彩られていきます。

本プロジェクトは、東京駅の3Dプロジェクションマッピング『TOKYO HIKARI VISION』や「新江ノ島水族館 ナイトアクアリウム」「FLOWERS BY
NAKED」など、体感型イベントでお馴染みのクリエイティブカンパニー・NAKEDがJALとのコラボレーションで実現させたもの。

「プロジェクションマッピングを通して、言葉だけでは表せない、ネイキッドらしいプレゼンテーションを見ていただけたと思います」と、総合演出を手がけた同社代表・村松亮太郎氏はコメントしています。

テーマは「跳べ、日本!-伝統と革新-」。ここでいう伝統とは「書道」のこと。書家・吉川壽一氏が実際に筆で書いた文字を映すなど、書道、スポーツ、飛行機、プロジェクションマッピングを組み合わせることで、「伝統と革新」を機体に体現。

プロジェクションマッピング自体はさほど珍しくなくなった今日この頃ですが、やはり「航空機」となると、注目せざるを得ません。乗り物が、文字通り“乗るだけのもの”である時代は過ぎ去ろうとしているのかもしれませんね。

Licensed material used with permission by NAKED Inc., JAL
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。