「知識は実践されないと価値がない」。決断に迷ったときに読みたい11の名言

生きている以上、「悩み」から逃れることはできないと思います。でも、ひとつひとつに早く決断を下すことは、訓練次第で誰だってできるようになります。

ここでは、その手助けをしてくれるような言葉を、経営コンサルタントである木村進さんの著書『頭がよくなる名言100』から紹介します。

01.
知識は、実践されないと価値がない。

(アントン・チェーホフ/ロシアの劇作家)

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日本人ほどの本好きはいない。

私は本を読むこと自体が、世の中のためになることであるという説をとる。その真意は、国民の間に本の知識が広まることが社会の底力になるし、出版事業の活性化につながり、国家の隆盛にも大きな影響を与えるからだ。

ただそこには、その本の知識を活かしてくれる人たちの存在が必要となるので、厳密に言うと、知識は実践されなくては価値がないというチェーホフの言葉は間違いないと思っている。西田幾多郎の哲学でも「知ることは愛することである」とある。つまり実践してはじめて、本当の知識であることを説いている。

02.
成功の第一の秘訣は、情熱にある。

(ウォルター・クライスラー/アメリカの実業家)

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これが真実であることは、古今東西の偉人と呼ばれる人たちの生き方を見ると、すぐわかる。偉人とまでは言わなくても、私たちがある目標を達しようと思えば、心の中に「情熱」を起こさずして何も成せない、ということは言うまでもないだろう。

03.
望まれるのは才能ではなく強い決意だ。すなわち能力ではなく、仕事を達成しようという意欲である。仕事達成への確かな努力を継続した人が、天才と呼ばれる人になるのだ。

(エドワード・ブルワー=リットン/イギリスの作家)

天才はつくられるものである。

ただ才能があるだけでは、まったくその分野で一流になることもできない。ましてや天才と呼ばれるほどの人をよく見ると、必ずそこには確かな、そして継続した努力が認められる。

例えば、日本のプロ野球で天才と呼ばれた長嶋茂雄、王貞治、イチローなどを見ると、一見才能溢れた人のように見える。しかし本質はそこではなく、確かな、そして継続した努力にあった。才能だけでは、草野球の4番バッターでしかなかったろう。

04.
人生における最大の失敗とは、
失敗を恐れ続けることだ。

(エルバート・ハバード/アメリカの著述家)

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「失敗を恐れる」ということは、何も挑戦しないことだ。人の批判を受け、あるいはつらい思いをしなければならなくなるのを回避したい、という考えからそうなる。

気持ちはわかるが、これではあなたの人生がとてももったいないことになるのではないか。たとえ失敗することがあっても、なぜ失敗したか分析し、次はそこに気をつけて再び挑戦すればいい。

それでも失敗したら?もう一度、工夫して挑戦すればいいだけだ。

05.
人生で最も輝かしい瞬間とは、いわゆる成功のときではない。それはむしろ失意と絶望の中で、人生への挑戦と将来への展望がわき起こるのを感じたときのことだ。

(ギュスターヴ・フローベール/フランスの作家)

失意と絶望の中で、「なにくそやってやるぞ」と言えるとき、そのためにやることを見いだせたときこそが本当に素晴らしい。こんなときに再び挑戦しようという気には、なかなかなりにくいものだ。

しかし、この失意や絶望を与えられた人生の失敗は、飛躍のチャンスを与えられたときでもあることに気づきたい。そうして再度挑戦し、前の失敗に学んで次は成功してやると決意する人が、自分の人生目標を達成できるのである。

06.
決断時における最善の選択は、正しいことをすること。次に良いのは間違ったことをすることである。一番悪いのは、何もしないことである。

(セオドア・ルーズベルト/アメリカの政治家)

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セオドア・ルーズベルトは、良くも悪くも日本と関係が深いアメリカ大統領であった。日露戦争の講和をあっせんしているが、日本にあまり有利にならないように導いている。というのも、その後の日本の台頭に危機を感じ、対日本戦略を考えて行動に移したからだ。オレンジ作戦という対日戦略もその一つだ。

しかし彼は新渡戸稲造の『武士道』を愛読し、日本の研究も怠らなかった。何もしないのが一番悪いという考え方どおり、常に何か先手を打って動いている。

一方、日本人は、徳川家康の伝統のように「旗幟(きし)不鮮明」にしておいて、いざというときに、よい方を採ろうというところがある。日本人同士の争いでは良い戦術であった。しかし体外的な争いなどでは、これでは遅すぎることも多い。

世界的な問題が起こり、次々と情勢が動く現代では、国内においてもとにかく決断して動いてみるのがいい。何もしないのが一番悪いのだ。

07.
じっくり、よく考えろ。しかし、行動する時が来たら、考えるのはやめて、ひたすら進め。

(ナポレオン・ボナパルト/フランスの軍人)

この言葉からナポレオンの強さがわかるし、名将と呼ばれた歴史上の人も、これを実践していた人であったといえる。この姿勢は、戦争での闘いにおいてのみならず、私たちの仕事におけるやり方としても参考になる。

とにかく普段はじっくりと考え、いろいろな状況を準備をしておく。そしていざ行動を起こすときが来たら、とにかく動いて攻めるのである。行動するときにも考えすぎると動きが鈍りがち、一番やってはいけない戦力の逐次投入をやってしまうことも多くなる。つまり、勝てなくなる。

08.
よい人たちとつき合うべきである。悪い人とつき合うくらいなら、一人でいたほうがいい。

(ブッカー・T・ワシントン/アメリカの作家)

「よい人」とはどんな人か。

私利私欲だけに走らない人である。世の中の幸福や向上を考えて、自分も向上させて役立とうと考えている人である。だから他人を思いやることができ、自分に厳しく、自分を鍛えていこうと努力する人である。

そうでない、「自分の都合のためには他人も利用しよう」などと考えている人とは、絶対つき合うべきではない。自分の一生も台無しとなる。

だからつき合うべきよい人が見つかるまでは、むしろ一人だけのほうがずっといい。本でも読んで偉人たちとつき合おう。

09.
自分自身に打ち勝つことこそ、人生において第一の、最も尊い勝利である。

(プラントン/古代ギリシャの哲学者)

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自分に打ち勝つことはとても難しい。人がある願望や目標を立て、それを達成するのに最大の敵となるのは、自分なのである。ほとんどは自分に負けてダメになる。

だからプラトンは、自分自身に勝つことは人生第一の、そして最も尊い勝利だと言ったのだ。

10.
知識への投資は、常に最大の利益(ベストパフォーマンス)を生む。

(ベンジャミン・フランクリン/アメリカの政治家)

フランクリンは、当時では問題とされるような行動をいくつも起こしている。日曜日に教会に行って牧師の説教を聞くより、本で知識を得たほうがよほど身になると考えて、それを実行に移している。そこで培った知識を利用して、格言が書かれたカレンダーをつくって大儲けをしている。日本でも格言のついた日めくりカレンダーがあるが、その発想のもとはフランクリンにあったのだ。

こうして、学校ではほとんど教わらなかったフランクリンだったが、知識、知恵のために投資することが、最もパフォーマンスのよい投資であることをいつも述べていた。

11.
この世界は、私たちの想像力を発揮して描く、キャンバスにすぎない。

(ヘンリー・デイヴィッド・ソロー/アメリカの作家)

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今でこそソローの思想は見事に評価されているが、生きている間はエマーソンなどの数少ない理解者しかいなかった。しかし、それで大いに幸せだった。自分の創造力を発揮して、この世に絵を描いていたからだ。

普通の人は、こんな自分本位の生き方を通すのはなかなか難しいもの。ただ、参考にすべきところは大いにある。少なくとも人生の大事な部分、自分の生き方については、自分で決める覚悟は欲しい。たとえそれを「頑固者」と言われても、いいではないか。

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