ルーヴル美術館のピラミッドにあこがれ「ガラスの暖炉」が完成した

1989年、ルーヴル美術館中庭のナポレオン広場に設置された、建築家イオ・ミン・ペイによる「ルーヴル・ピラミッド」。当初、古典建築の前に近代的なモニュメントはふさわしくない、など賛否両論のセンセーショナルなお披露目となったが、それもいつのまにやら、パリのランドマークとしての位置付けに、落ち着いた。

なんて古い話を持ち出すのも、ルーヴル・ピラミッドの美しさに触発され、デザインした暖炉があるということを伝えたいがため。名前もそのまま「LOUVRE」だそう。

ガラスのピラミッドの中で
ゆらめく炎があったかい

これが、くだんのピラミッド型暖炉。「あれ?」なんて思わないで。
673枚のガラスはいくぶんコンパクトになったが、四角錐を形成する4枚のガラスにも、幾何学的美しさをどことなく感じるではないか。

台座の中心に灯る炎が、360度どの角度からも楽しめるというのもポイント。さらに言えば、どこへでも持ち運びができるポータブル暖炉だというのもおもしろい。

イタリアの暖房器具メーカー「BioKamino」は、バイオエタノール燃料を使った無煙暖房を専門に手がけている。このLOUVREもそう。燃焼させるのは体に有害な物質を出さないセラミックファイバーのみ。煙もすすも出ない次世代ヒーターとして注目されている。もちろん匂いも気にならない。

火を消すときは、付属のスティックでバーナーの開口部を閉じるだけ。

サイズは縦横74cm、高さは63cm。多少場所を占領するかもしれないが、LOUVREを囲むように人が集まってっくるリビングもすてきじゃないか。ガラスのピラミッドのなかでゆらめく炎を見ていたら、時間の流れもきっとゆっくりに思えるはずだ。

いまのところ参考商品のようで、公式HPからは価格をうかがい知ることはできないが、いつか都心のセレクトショップに並ぶ日が待ち遠しい。

Licensed material used with permission by BioKamino
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。