砂糖の過剰摂取を「聴く」ことで軽減させるタンブラー

にわかに信じがたい話ですが、これが本当に甘く感じるからフシギ。あるサウンドを聴きながら飲みものを口にするだけ。とにかく百聞は一見にしかず、まずは手元に飲みもののご用意を!

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それでは、手順から説明します。

用意した飲みものをひと口飲んで、どんな味だったかを覚えておいてください。次にこちらのサイトへ飛んで▶︎(PLAY)をポチ。音楽を聴きながら、もう一度飲みものを口にします。どうです、じんわり甘さを感じますか?

いつもより「甘い」と感じられ、これで砂糖の摂取量を抑えることができればカラダにもいい。この「音の甘味料(Sonic Sweetener)」と呼ばれるサウンドは、砂糖の過剰摂取に対する注意喚起を促すプロジェクトの一環としてつくられたもの。まずは、その背景から紹介していきましょう。

科学に基づく
甘みに意識を集中させる音

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世界的に増加傾向にある糖尿病や肥満への対策として、WHO(世界保健機関)が、砂糖を多量に含む飲みものに対する課税を強化していくよう加盟国に呼びかけた、という昨秋のニュースは記憶に新しいところ。

急速な経済成長にともない、中国では肥満問題が深刻化しているそうです。件の砂糖過剰摂取もその一因。こうした認知不足に対し、上海のカフェ&クリエイターズスペースXINCAFEと、オックスフォード大学が共同で開発(作曲)したのが、このサウンド。

 なんでも、人間は“特定のサウンド”を耳にしたとき、自然に「甘み」など味覚と関連づけるそうで、その音を聞きながら食べものや、飲みものに含まれた「甘み」に意識を向けることで、甘さを感じ取ることができるというロジック。

特定のサウンドとは、高周波(高音域)や、スローなテンポ、オープンコードなどが挙げられるそう。つまりは、こうしたサウンドが「甘み」に注意を向けさせているというわけ。

63%が回答
「聴く前よりも甘く感じた」

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こちらはその音楽データを内蔵した、聴きながら飲めるタンブラー。底部のジャックにイヤホンを差し込んで耳にはめながらタンブラーを傾けると、センサーが反応してLEDがやさしく点灯します。あのサウンドが響きわたるなかで飲むコーヒーや紅茶の甘さは、さあどんなもの?

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話題を聞きつけXINCAFEには多くの利用客が訪れ、味覚のフシギを体験しました。プロジェクトのオーガナイザー北京電通によれば、Sonic Sweetenerを試してみた人のおよそ63%が「聴く前よりも甘いと感じた」と回答。さらに68%は、砂糖の過剰摂取に対する意識が向上したと答えたそうです。

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現在「音の甘味料」は、XINCAFEウェブサイトで実際に試聴することができるほか、以下の動画でも体験できますよ。

さあ、目を閉じて音に集中して。

Licensed material used with permission by XIAOBAI
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