壊れたファスナーを簡単に直す7つの裏ワザ
動かなくなったり、閉じたはずなのに開いていたりと、急に起こるファスナーの故障。それで1日ブルーになるというほどではないけれど、お気に入りの服やカバンだと、結構ショックですよね。
修理に出せば思わぬ値段を請求されるのがネック。で、自分でどうにかしようとタンスにしまって、はや1年…。
そんなファスナーのトラブル対処法を「LittleThings」の記事に見つけました。ライターAngie Verikeが紹介するこれらの裏技。効果があるかどうかは、試して判断してみるっていうことで。
「gearrestore.com」によると、主にファスナーの壊れ方はこの3種類。
①連結しなくなって閉じたはずなのに開いている
②噛み合わせが悪くなり上にも下にも動かない
③一部が破損してなくなっている
これらの故障にはいろんな要因が考えられます。使いすぎたり、洗濯によって傷んだり、いずれにせよ避けることはできません。もしファスナーに不具合が発生したら、放置せずになるべく早く、以下のことを試してみてください。
01.
えんぴつで塗る(なぞる)
糸や布などが詰まっていないか確認したら、図のように動かなくなってしまった部分に、えんぴつでなぞってみてください。少しずつ上下に動かしながら、油をさすように。黒鉛が潤滑剤にとなり動きを滑らかにしてくれるでしょう。
02.
洗剤を塗布する
液体の石鹸か洗剤を水と混ぜて、ティッシュに染み込ませたら、上下に動かしながら塗ってみてください。
03.
ペンチでスライダー部を締める
スライドしても閉じない場合は、スライダーに隙間ができてしまっている可能性あり。ゴミなどが付いていないか確認して、一度濡れたティッシュで拭いてから、ペンチで締めてあげると解決するでしょう。キツくしすぎてもよくないので、こまめに確認しながら調節してください。
04.
噛み合わせの悪さはペンチで調整
閉めたあとに、チャックが変に波打っていたり、噛み合わせがズレている場合は、スライダーを動かすのではなくペンチを使いましょう。
一度噛み合わせを無理やり離して、正しい噛み合わせになるように、上からゆっくり挟んでみてください。
05.
止め具を外してスライダーを入れ直す
噛み合わせというよりも、片方がスライダーから外れてしまった場合、下の止め具を取ってファスナー部分とスライダーを、完全に別にしましょう。ちょっと力が必要なので、細めのペンチを使うとベター。
ゆっくりスライダーを入れ直して、機能してるかを確認したら、止め具を付けて終了です。
06.
噛み合わせの悪いエレメントを取り除く
上まで閉じた状態で動かなくなってしまったときは、上の金具とエレメント(歯)を1〜2cm分取り除いて、一度スライダーを外してください。
そのあとに、ゆっくりスライダーを入れ直して機能するかどうかを確かめましょう。これは一時的な対処法ですが、緊急時には役立つと思います。
07.
壊れたつまみは「クリップ」で代用
つまみ部分が壊れた状態で、ファスナーが固まってしまった場合は、クリップを通してください。そのあとは02と同じように洗剤をつけて、少しずつ下に引っ張りましょう。
意外と知らない技も多かったのでは?不具合が出た時は、一度試してみてもいいかもしれませんね。だって、ファスナーのトラブルだけで捨ててしまうのはもったいない!