夜の営みが記憶力に影響する?あなたの知らない「脳と性行為」の蜜月な関係

脳機能を高めるトレーニング法には昔から、そろばんやピアノ、瞑想などがいいと言われてきた。だけど、いわゆる脳トレに、もっと身近で簡単な方法があるそう。

それが…、セックスすることだって!?

米・国立生物工学情報センター(NCBI)」に掲載されているメリーランド大学と韓国の科学者グループによる共同研究で、性行為がどうやら脳にも心にも、いい影響を与えているらしいということが発表された。

研究者たちはまず、セックスが脳に与える影響を調べるため、ラットを使った性交実験を試みた。すると、交尾をはじめたとたん、オスメスともに記憶に関わる脳の器官「海馬」に影響がおよび、新たに生成されるニューロン(神経細胞)の数が増加するという事実に至ったそうだ。これがひとつ目の発見。

さらに毎日30分間だけ、交尾に費やす時間が与えられたラットたち。この時間を彼らが楽しみにしていたかどうかは抜きにして、交尾に及んだラットの細胞を調べたところ、神経細胞が分化する「ニューロン新生」が促進。認識機能が回復するという結果に。平たく言うと、記憶力が上がるという結果が得られたそう。

世界中で科学のメスが入る男女の愛の営み。脳とセックス、意外と知らない事実だが、両者は密接に繋がっているようだ。

Reference:NCBI
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