あの「熟成肉」が自宅の冷蔵庫で簡単にできるマシンが開発中

あえて日数を置くことでお肉の熟成を促す、エイジングビーフ(熟成肉)の美味さに注目が集まっています。高級店や専門店でなくても“あの味”を自宅で堪能したい!そんな想いがアメリカで実現しようとしています。

自宅の冷蔵庫で
プロ並みの仕上がり?

スクリーンショット 2015-11-09 13.24.45

牛肉から余分な水分を抜くことで乾燥し、酵素がタンパク質をうまみ成分へと変えることから、熟成のなかでも特に注目されているのが、温度、湿度、さらに風を調節する「ドライエイジング」という方法。熟成させることで繊維が分解され、柔らかく香り豊かな味わいに変身していきます。
もちろん、ただ寝かせれば美味しくなるというものでもありません。自宅であの美味さを再現するためには、温度、湿度、風量の管理が必須。これを実現したのが、自家用熟成マシン「SteakAger」です。

スクリーンショット 2015-11-09 14.33.19

「本当に美味しいステーキ肉に必要なのは、スープでも、マヨネーズでも、ペッパーでもありません。良い状態で乾燥させる“時間”が魔法をかけるのです」

熟成肉の旨味をひと言で表現するのは、開発者の一人Frank Rizzo氏(写真右)。現在、アメリカのステーキハウス業界において、この熟成が完全にトレンドと化している現状、さらには“熟成化”が価格高騰に拍車をかけている事実を明かします。

12日から最長70日まで
自分好みの熟成度に!

5ec6cc84263d81f8515e677c0c9ce775_original

彼らが開発した「SteakAger」は、温度と湿度の調整がしやすい、高密度食品工業用のまな板にも使用される素材を用いています。ステーキハウスのドライエイジング用保存庫と同じ環境を、自宅の冷蔵庫内に、そっくりそのまま再現しようという訳。
ボックス内部には、ヒマラヤ岩塩が仕込まれているんだそう。さらには、乾燥を促す循環ファンも設置。絶えず風がボックス内を巡ることで、内部に入れたヒマラヤ岩塩の風味が、乾燥とともにお肉にじんわり浸透していく仕掛け。また、殺菌用の紫外線ランプがお肉に当たることで、長期間保存を可能にしています。

0cab485a16ec11bc0296a3b9da3575ad_original

あとは、ドライエイジングに適した環境を整えるべく、コントローラーと独自開発したソフトウェアを追加。好みに応じて12日間から70日間まで熟成が可能とのこと。さらに、熟成ボックス内から排出される空気は、活性炭フィルターを通ることで冷蔵庫内に臭いが充満する心配もないようです。

52be2885ace5219b1efeef737bf6c235_original

しかし、実際には冷蔵庫サイズの約20%をも占領する大きさがたまにきず。アメリカのような大型家電が一般的でない日本人からしてみれば、このサイズ感は致命的。ですが、技術開発を担当したScoot Kobryn氏によれば、まだまだ軽量化が可能と主張しています。
現在、プロトタイプの試作段階を終え、クラウドファウンディングで資金調達したところ、目標額の3倍にまで到達。いよいよ、小型軽量化とデザイン性にも注力したグレードアップモデルが始動しました。

熟成肉人気にあやかったキッチン家電は、159ドル(2万円弱)で市販化を予定しているんだとか。この価格で極上のステーキ肉に変身してしまうらな、間違いなく安い買い物!あとは、熟成までガマンできるかどうかですね。

Licensed material used with permission by The Steake Ager

昔から「肉は腐りかけがうまい」なんて言葉があるように、牛肉には“寝かせる”ことで生まれる価値があります。いわゆる熟成肉がそれ。あの味を自宅でしかも長期保存...
突然ですが、「よくねたいも」という商品を知っていますか? 期間限定のじゃがいもで、北海道のホクレンから発売されています。「こんなに甘くてねっとりしたじゃが...
聡明な女性はいつの時代も家事を合理的に再編成し、台所を賢く支配するーー。1976年に刊行されたベストセラー『聡明な女は料理がうまい』より、肉と魚を調理する...
冷蔵後を開いたら、買いすぎてちょっとだけ余らせた「野菜」しかない。そんなとき「お肉があればな〜」と悩む必要は、もうありません。ちょっとしたひと手間と、調味...
採れたての野菜を自由に食べられる、そんな理想的な暮らしを「everblume」は叶えてくれるかもしれません。見た目は冷蔵庫。ですが、作物を育てられる環境を...
持ち寄りパーティでどんな料理を持っていきますか? みんなに喜んでもらうなら、人気料理を持っていきたいですよね。肉料理の中でも人気の焼豚。実は、豚こま切れ肉...
聡明な女性はいつの時代も家事を合理的に再編成し、台所を賢く支配するーー。そんな切り口で1976年に刊行されたベストセラー『聡明な女は料理がうまい』より、世...
「あなたの体は、冷蔵庫の中身でできている」。そう語るのは、食欲コンサルタントとして200例以上の冷蔵庫を分析してきた村山彩さん。彼女によれば、運動をしなく...
本格的なクラフトビールの味わいを、自宅で手軽に楽しめるキットが登場しました。たんにサーバーからグラスに注いで終わり、なんてものじゃありませんよ。なんと、発...
フランスを中心に欧州で拡大しつつある、売れ残り食品廃棄禁止への気運。しかし、ここで紹介するのは、新興国でのお話です。舞台はインド南部。主人公の女性は、欧州...
これは「スペッツァティーノ」という名のイタリアン。肉を切ってさっと煮込んだ料理という意味なのですが、これをマンマの要領でちゃっちゃとつくるのは、慣れていな...
在日3年のスイス人の友だちがいます。その彼が故郷を懐かしんでつくる料理があると聞き、教えてもらったのが「ゲシュネッツェルテス」という濃厚クリームソースの一...
フードクリエイティブファクトリー暮らしを楽しくするキッカケになる記事を書いています。「大切な人との暮らしをもっと楽しく」を理念に活動する食と暮らしの企画制...
揚げてから時間が経ってしまったフライドポテトの残念さったらありません。ま、あれはあれで美味しいという意見もあるでしょうが。で、その残りものポテトでもおいし...
冷蔵庫の片隅に、使い切れずに眠ったままのジャムはありませんか?朝食のトーストに毎日使っていても、なかなか減りませんよね。そんなあなたに知っておいてほしいの...
特売でお肉やお魚をたくさん買い、小分けしたり冷凍して使うことってよくありますよね。しかし、一度冷凍してしまうと、色が悪くなったり、臭みが出たり……さらには...
トルコ語で「はらわたを裂く」という意味を持つ料理があります。それがカルヌヤルク。何だかおどろおどろしい名前ですが、裂くのはナスのお腹。日本でおなじみ「ピー...
ユーゴ・デノワイエは、数多の三つ星レストランのシェフを顧客に持つ、パリ屈指の肉職人。現在は、14区と16区の二店舗で高級精肉店を営み、人気を博しています。...
この写真は「インポッシブルバーガー」という商品。一見、肉厚でジューシーなパティに見えるけれど、肉は一切使用されていません。植物でつくられているんです。見た...
 エッセイストの玉村豊男さんが書いた『料理の四面体』という本に、アルジェリアをヒッチハイクしていて若者たちに食事に誘われるシーンが出てくる。 若者たちは道...