Twitterで話題「おじいちゃんの方眼ノート」が便利すぎる・・・
2016年元日、一人の女性のつぶやきがTwitter上で拡散され、大反響を呼びました。【拡散希望!】と彼女が呼びかけた背景には、おじいちゃんの作った「方眼ノート」をどうにか世に広めたい。おじいちゃん想いの孫娘の行動が、この後、誰も予想できない展開をみせたのです。
おじいちゃんを助けたい
Twitterで呼びかけたら…
東京下町の印刷工場で製作され、すでに特許も取得済の方眼ノート。その最大の特性は、見開いた際ノートの中心、いわゆる“のど”部分が膨らまずビシっと水平になり、端までキッチリ書けることだそう。
モノの良さはお墨付き。ところが、わずか従業員2名の小さな町工場では、大型印刷のための機械を導入することはできません。「おじいちゃんの手作業で一日に300冊製作するのがやっと」と、孫娘は下町工場の現実を綴っています。
広告費用が捻出できず、結局は在庫としてノートの山ができるばかり。せっかく作ったものをそのままにしておいてもムダなだけ。おじいちゃんが孫娘にノートを預けたのは、昨年暮れのことでした。
“宣伝費用がないならTwitterの力で!”
年が明けた元旦の午後、孫娘は自身のTwitterに【拡散希望】と呼びかけました。彼女のフォロワーを通じて、おじいちゃんの方眼ノートは、彼女の創造をはるかに超えて広がっていきます。
「私もいろんな会社にススメてみる」
「まさに欲していたのはコレだ!」
「建築とかしている人には需要があるはず」
「これもう、注文するしかないでしょう!」
【拡散希望!】(…中略)手に入った方、まだ手に入っていない方!まだまだ広めてください!まだ、おじいちゃんが元気なうちにお小遣いを増やしてあげたいんです!新しい自転車が購入できるようにしてあげたいんです!皆様のお力をぜひ貸してください。よろしくお願い致します。
そして、ついに…
Amazonベストセラー第1位!?
わずか数日のうちに、なんとリツイート数は3万件を超え、注文が殺到する事態に。「大手家電量販店のオンラインサイトで販売してた」、「Amazonでも買えるらしい」といった、入手方法がリツイートされ始め、やがて実際に手にした人々の反響がコメントされていきました。
そして、ついにAmazonベストセラーの第1位!さらには、製造元である「中村印刷所」に予約注文の電話が殺到。まさかのリアクションに、おじいちゃんも嬉しい悲鳴。孫娘は、リツートしてくれた人に向けて感謝のコメントを投稿しています。
さて、注文多数の中村印刷所では、見事在庫がなくなり、現在新たにおじいちゃんの手作業により追加注文分のノート製作を開始したとこのと。
何気ないつぶやきが、まさかの大反響。様式は変われど、口コミによる宣伝効果の高さを知らされた出来事ではないでしょうか。