うまくやる人ほど使っている「口癖」10選

コートニー・シーターは、ソーシャルメディア上の共有を快適にするツール「Buffer」のコンテンツ制作に携わっています。彼女が書いたのは、言葉選びの重要性といくつかの実例でした。


たった一人の人物が発した一言が、場の空気を変えるーー。そんな経験ありませんか?言葉には想像以上の力があります。自分の立場を有利にも不利にもするでしょう。人生が変わってしまう可能性だって考えられます。それだけ影響力があるのです。

だからこそ、その言葉の裏にある科学や心理効果を心得ておくことが大切です。ここで紹介するのは、もっとクリエイティブになるために、相手と協力しあうために、周囲と良い関係を育むための言葉。あわせて、逆効果になり得るパターンも7つ紹介します。

まずは良い例から。

01.
「〜したい!」

shutterstock_313949582 copy

これこそ「ノー」を「イエス」に変えられる言葉でしょう。社会的交流が専門のエリザベス・ストコー教授は、仲裁を目的とした電話相談サービスに携わる中で、オペレーターと相談者のやりとりを分析しました。

助けを求める人々には共通点がありました。「どうせ本気で仲裁してくれないだろう」と考え、オペレーターを拒む傾向があったそうです。が、「ぜひ仲裁を手伝わせて欲しい」という意志を伝えると、素直にサービスを引き受けてくれるように。

「あなたは仲介サービスに興味をお持ちですか?」と聞くよりも圧倒的に効果的だったようです。

02.
「一緒に」

この言葉ひとつで、チームの生産性は最大48%も向上します。居場所を本能的に探している人間にだからこそ効果があり、そこに属している実感や協調性を強く感じさせられます。

スタンフォード大学の研究で、参加者に難易度の高いパズル問題が出題されました。あるグループは個別で問題解決に取り組み、もうひとつのグループはそれぞれが問題を解いた後、他のチームメートと共同で作業する時間が設けられました。

すると、誰かと一緒に問題を解くと聞かされていた参加者にこんな変化が。

・問題解決に取り組む時間が48%延長。・より正確に解を見出した。・記憶力が向上。・疲れを感じずらくなった。・パズルを面白いと感じていた。

03.
名前”を呼ぶ

544a2763ecacdea4ba20ad1d4adb311fec4cf8bb copy

ほかの人の名前と自分の名前を聞いたときでは、脳波の変化が異なるとも。ロングタイムセラーの『How to Win Friends and Influence People(人を勝ち取り、影響を与える方法)』で、デール・カーネギーはこうコメントしています。

「名前を呼ばれることは人間にとって最も重要であり、どんな言語かにかかわらず甘い響きとなり得る」。

04.
「もしも…だったら?」

これは、わからないことが多い中でブレストしているときに使う言葉。「間違えてはいけない」というプレッシャーを和らげて建設的な思考を助長させる心理効果があると言われています。

Magic Words: The Science and Secrets Behind Seven Words That Motivate, Engage, and Influence魔法の言葉:やる気を起こし、影響力を持つ7つの言葉のヒミツと科学)』の著者、ティム・デビッドによれば、「率直に答えを出す」という視点から、「仮定する」という考え方にスイッチできます。発想が豊かになるだけでなく実際のパフォーマンスも伸びるのだとか。

05.
「~できるかもしれない」

「~したほうがいい」より、クリエイティビティを活性化させてくれる言い回しがコチラ。こんな一例も。

The Science of Us」に掲載された1987年の研究で、実験の参加者を2つのグループに分け、様々な“モノ”を配布。消しゴムを使わずに記されたマークを消すよう指示が与えられました。

グループAには“何が配られたのか”をよく考えるよう語りかけ、グループBには“配られたもので何ができるのか”をよく考えるように語りかけました。

すると、配られていたモノのなかにあったゴムバンドを消しゴムの代わりに応用した人が多かったのは、最初に「何ができるか」を考えたグループでした。

一見、大きな違いがないように聞こえるかもしれません。が、「~でなければならない」という言い回しは視野を狭め、可能性を見出しにくくしてしまいます。しかし、「~できる」という考えに頭を働かせれば、新しい可能性が見出せる確率が高くなります。

そのほか、倫理に関するテストでも同様の傾向が。ジレンマに悩まされた時に、「何ができるか」を考えたほうが、思いやりのある発想が生まれやすくなりました。

06.
“小さなイエス”
を誘導する質問

会話に必要なのは、3つの小さな「イエス」だ!という意見があります。不思議ですが、ひとつ言わせてしまえば、あとに続くことに関しても合意を得やすくなる傾向が。

相手が「イエス」と言う回数が、どれだけ結果に繋がっているかを調査した研究があります。営業チームに、3つの小さなイエスを相手に言わせるよう指示を出したところ、契約成約率は18%から32%に上昇しました。しかも、「15時の約束で間違いありませんよね?」なんて質問でもOK。

07.
「ありがとう」

協力してもらったことに感謝を示すと、相手はその関係を大事にしようと努めるようになります。

当たり前の話かもしれませんが、自分よりも若い学生にアドバイスを行ってもらった実験でも、感謝を示す行動が多い学生ほど、連絡先を交換するまでの関係に至っていました。

これについて、調査を行ったジェフリー・フロー氏は、感謝の言葉を効果的に伝えるに重要になる5つの要素を教えてくれました。

・伝えるべきタイミングに伝えること。・何に感謝しているのかを述べること。・相手の意図を知ること。・相手の苦労を知ること・どれだけ役に立ったかを伝えること。

08.
「~しなきゃいけない」を
「〜することにした」に

心理学者のマーシャル・ロゼンバーグ博士は、「やらなければいけない」のではなく「自ら選んでやっている」と認識することで生活の見え方が変わると言いました。

では、実際にどうしたら認識を変えることができるのか?以下のステップを試してみてください。

01.「やりたくないけど、やらなければいけないこと」を書き出す。02.「私は自ら選んで~をしている」という言葉に、リストを書き換える。03. 自ら「選んでやっている」と実際に認識できるよう務める。その上で、実行する理由を見出してみよう。「私は自ら選んで~をしている、なぜならば~だから」と書き出す。

09.
でも」の代わりに
「そして」

shutterstock_340163135 copy

反対意見を述べるときにこの接続詞を使いましょう。必ずしもひとりが正しくて、ひとりがまちがっているわけではありませんので、相手の意見に驚いたときは“でも”を使って対立するのではなく、自分の視点を共有しましょう。たとえばこんなふうに。

「イベントの予算を残しておく必要があるというのがあなたの意見です。そして、わたしは社員を育てるためにその予算が必要だと思っています。どちらを優先するべきでしょうか?」。

Reinventing Youあなたを変える)」の著者、ドリー・クラーク氏は、それに加えて間に挟める様々なフレーズを紹介している。

・「わたしはこう考えています」。・「◯◯を想定した上では、◯◯だと思います」。・「なぜこの結論に至ったかというと…」。・「どう思いますか?ぜひ意見が欲しいのです」。・「わたしの説明する理由に間違いはないでしょうか?」。・「何か別の方法はあるでしょうか」。

10.
理由”を話す

社会心理学者であるエレン・ランガーは、コピー機を先に使わせてもらえるよう頼むときに、以下の3つの言い回しによって生じる違いを紹介しています。

①「恐れいります。5ページだけ先にコピー機を使ってもいいですか?」。②「恐れいります。急用でして、5ページだけ先にコピー機を使ってもいいですか?」。「恐れいります。コピーを取らなければならなくて、5ページだけ先にコピー機を使ってもいいですか?」。

①の言い回しで譲ってくれた人が60%いたことに対し、②と③の言い回しは、それぞれ94%、93%と飛躍的に譲ってくれる確率が上がりました。

ダーリーン・プライス著の『 Well Said! Presentations and Conversations That Get Results(言えてる!結果の出るプレゼンと会話術)』によると、理由を伝えることで相手が受ける印象は、“先入観に囚われた主観的な意見”ではなく、“合理的で客観的な意見”に変わると言われています。

Licensed material used with permission by Jeff Haden

坂東眞理子さんの著書『すべては書くことから始まる』では、日本人が日頃から使っている「あいまいな言葉・表現」について、彼女なりの解釈が書かれています。「あい...
何をやっても他の女子よりうまくできないと感じる、女子力がない、「どうせ私なんか」とつい思ってしまうという「こじらせ女子」。そんなこじらせ女子にはどのような...
「時間」は誰もが平等に使える唯一のもの。慌ただしく生活し、余裕がなさそうな人もいれば、効率のいい使い方でスマートに生きる人もいます。中には、バタバタしてい...
人間関係において問われるのは、自分の感情をコントロールできるか。そして、相手の感情まで深く理解できるかどうか。極めて難しいことではあるが、いわゆる“デキる...
どんなに辛いことが起きても、いかなる困難に出会っても、いつも前を向いて行動する人がいます。そんな人たちに共通していることは、難しく考えずポジティブな言葉を...
2015年にノーベル生理学・医学賞を受賞した大村智さんは、北里大学の特別栄誉教授であり、学校法人女子美術大学名誉理事長として、81歳になる今も教育に携わっ...
仕事に恋愛、友人との付き合いなど、生活するためには他者との関わりは避けて通れないもの。ところが実際には人間関係がうまくいかず、自分の思い通りに物事が運ばな...
インターン生を指揮するにしても、ビジネスをするにしても、あなたの部下が仕事をうまくこなせるかどうか、あるいは、あなた自身の身を守れるかどうか。それは「リー...
女性に褒められただけで、自信がつきモチベーションがぐんとUP。「男って単純……」なんて言われても、別に反論なんかする気ありません!だから、本音を言えば上手...
「何」を言うかではなく、「どう」言うかだ。「Inc.」のMarcel Schwantes氏が書いた記事によれば、職場で物事を「どう」言うかで信頼度が決まる...
アインシュタインは、物理学者としてだけではなく哲学者としての才能も兼ね備えていました。その証拠として、彼が残したとされる言葉は今なお語り継がれています。こ...
恋愛に比べて結婚生活って難しい。そう考えてしまう理由を紹介するライターRebecca Endicott氏の指摘が、結構いいんです。彼女の結婚に対する見解は...
「行動力」とは、前進する姿ばかりを指すのではありません。時に立ち止まり、自分を見つめ直すことこそが「行動力」なのです。それを踏まえて、部下から信頼されるリ...
高校の心理学教師だったAndrea Schulmanさん。彼女はその経験を活かし「Expanded Consciousness」で、落ち込んだ時に唱えるべ...
机に座ってうーんと頭を抱えたり、眉間にしわを寄せて思索にふけったり。「考える」というと、何か「お勉強」的なイメージがつきまとう。だが、それはもっと身近で、...
外国の文化にふれるとき、「翻訳すること」はとても大切ですが、ときに「うまく翻訳できない言葉」が存在します。例えば、「わびさび」や「木漏れ日」などは日本語特...
「ドイツ人」と聞いて、どんな人をイメージしますか?まじめ、几帳面、仕事熱心…。もちろん性格は人それぞれですが、こういった単語が思い浮かんだ人が多いのではな...
人との円滑なコミュニケーションが取れるということは、私生活だけでなくビジネスの面でもとても重要です。では実際にどうすればコミュニケーション能力を鍛えること...
世の中にはさまざまなタイプの人がいるので、おしゃべりの人がいれば、無口な人もいるのが当たり前です。しかしながら、恋人や友人、仕事関係の人などに対して「何を...
パーティや飲み会の場で話の中心にいる人を見たとき「自分もあんな風におもしろくなれたらなぁ」と思ったことがあるかもしれません。「The School of ...