VRで未来を予測!?ディズニーが研究する「次世代エンタメ」

バーチャルリアリティ(VR)も、さまざまなところで体験できる様になりました。実際にヘッドセットを装着してみた人も多いでしょう。

そんなVRの研究は、次のステップへと進んでいます。これまでは現実と関係なく展開していた仮想世界が、現実世界とリンクしつつあるのです。そのテクノロジーの旗手となっているのが、あの「ディズニー」です。その最新研究のテーマが「未来予知」だとか。

投げられたボールの軌道を
白い線で表示

Image by Diesney Research

Diesney Research」が行っているこの研究は、VRのヘッドセットをつけながら、実際のボールをキャッチするというもの。

こちらでは、ボールそのものだけでなく、ボールの位置と速度から計算した、予測される軌道を白い線で表示。さらに、ボールの予測着地点を計算して、表示することも可能だとか。

どこに飛んでくるかが視覚的にわかるので、通常よりもずいぶんキャッチしやすそう。

ボールも軌道もなし
「着地点」のみを表示したら…

Image by Diesney Research

今度は、ボールそのものや軌道も表示せずに、ただ予測した「着地点」だけを表示。青い点のところに手を持っていけば、やってきたボールが自然と手の中に収まる様子が撮影されています。

ボールが表示されている場合は目でボールを追っていますが、着地点しか見る必要がないので、手元に集中している様子がわかります。

未来予知か
はたまたボール出現の魔法か

Image by Diesney Research

ボールが投げられた瞬間に着地点がわかるので、ボールが落ちるところにサッと手を差し出す動作になっています。その姿は、まるで未来を予知しているよう。受け取る側からすれば、突然手の中にボールが出現する感覚にも近いかもしれません。

この技術を使った、まったく新しいエンターテイメントが生み出される日もそう遠くはないでしょう。

Licensed material used with permission by Disney Research
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。