つい見失う。本当に正しい「教育」ってなんだろう?

「正しい大人になるためには、正しい教育を受けなければならない」。

これは、現代を生きる私たちにとって当たり前のような言葉になっていて、逆らいがたい強い力を持っています。

でも、それって本当に「正しい」こと?

そんな疑問を投げかけるサイレンスアニメ『Alike』を見てみましょう。

“坊や”が素敵なものを
見つけるけれど…

A1c47c499e303712228f0880ff6500a1ff19ceb603353cfd4cf0aea28801a00ba9c1ef5636470ca3

坊やの小さなカバンに、ありったけの教材を詰め込むパパ。

Bcac0351be3e7f95a084b18b567154a9e91cb9f7

カバンはとっても重たいけれど、坊やは大好きなパパと一緒に学校へ向かいます。

F8a7052837ba3fd0a8c2935b1aa3ff6c8a9a00768ceaf14836baa47dcd6469e9df7817e54d43656e

ある日の通学路で、坊やはバイオリニストを目にします。

見たことのない楽器と、初めて聴く音色に興味津々。

坊やは目を輝かせて、誰も見向きもしないバイオリニストに近づきます。

でも…

30c5ece18a827db432871083a1ac478d48e2eb33

「ほら、寄り道していないで学校に行くよ」とでも言わんばかり。

パパは、重たいカバンを坊やに差し出しました。

あのドキドキが
忘れられない

Ce9fb9dc298b1d045ab989750226cdc7b2864234A68de294e8595fa6abc6baa1bf2f1520f64e29d9

授業中も、今朝見たバイオリニストのことで頭がいっぱい。

「先生、見て。きょうの朝、ぼくとってもすてきなものを見つけたんだ!」

C34fa30c4d0018563fcb356ab24ce6e02b4457f3

いいからアルファベットを書きなさい。

先生はそう諭すかのように、白紙のプリントを坊やの前に差し出します。

坊やの存在は、パパの心の支え

Cffed3da6e5d83ceaa5e122606b12db9ccf28c0417b51ec75e685903f41f07c9bc2b6b2c051a1f1d

坊やが学校に行っている間、パパは仕事。自分の心をなくすかのように、淡々と目の前の業務に打ち込む毎日です。

仕事をしている間の体の色は、心のなかを表すかのように色褪せていきます。

1cecc12b4fea9f78a965d7808157557c626ff421

学校が終わった坊やを迎えに行ったとき、ようやくパパは自分を取り戻したような気持ちになり、鮮やかな色を取り戻します。

でも、坊やは…

5710c1475c109da25f7fbbe81b384e4c9fed40b0

今日も大好きなバイオリンの絵を描きますが、先生はそれを見て怒るばかり。

Fdb9866225f530dbee9c165141afac45c48cc383

「だれもぼくのことをわかってくれない」。

次第に、パパとも心が通わなくなります。

0e4362f32c08be765df6ac163faa91a55b9ac984225869166c952fe09077fac2a79d5f621468ff04D6a8e178626b4e34ff2fbd61638153011cf862ea645f2160a4d1049990e1eb1bb3fc5ffcf3f0ab6f7ef12f99aa78cafac56fb0bd918263a02123e87b

パパも、坊やの変化に気付きはじめます。だんだんと色褪せてしまっていることに…。

70d5044bd3d9492aace5c4798972e626252de13c

本当にこれでいいのだろうか。私は大切な坊やから、何か大切なものを奪っているんじゃないだろうか?

パパは悩み、そして、ひとつの答えを出すのでした。

バイオリニストの
いなくなった公園で

9071ea9302ee5bd1ef289b8e8d585d59ec5038b5

次の日。

パパは坊やを公園に連れていきます。しかしそこには、誰もいませんでした。バイオリニストは、いなくなってしまったのです。

落胆し、公園を背にして歩き出す坊や。それを見て、パパは公園の真ん中に立ち、バイオリニストの真似をします。

今まで聞き流してきた坊やの言葉に、そして小さな息子の気持ちに、耳を傾けるように。

Fc32f3baf3ec5a7f23348c60e699ca33149523a0

その姿に、目を見開く坊や。

まわりの人たちは不思議そうな顔をしていますが、失いつつあった大切な気持ちが、どんどん蘇ってきます。

7c13ca8eebc064b20bc44d706e9a54eecd98e590

多くの人が自分を見失った“白い町”のなかで、この親子はとても幸せそう。

坊やの好きなものは、社会の色からはみ出しているのかもしれない。

それでも、自分の大切なものを失う必要性はないのだと、パパは小さな坊やを抱きしめるのでした。

強制や無視をすることなく
耳と心を傾けること

『Alike』の制作者は、こう語ります。

「あなたの子供たちが必要としていること、彼らがしたいと思っていることを知ること…。それがどれほど重要なことなのか、気づいて欲しいのです。学校や仕事に大きく影響を受けたとしても、どうか自分と自分の子供の大切な気持ちを見失わないでください。そして何より、子供たちの声に耳を傾けて、理解してあげて欲しいと思ったのです」

350万回ほど再生されている約8分のショートフィルムは、こちらから。ぜひ大切な人と向き合って、語り合ってみてください。

アインシュタインは言った。「人は誰もが天才である。しかし魚に木を登らせようとするのなら、その魚は一生、自分が愚かだと信じて生きていかなくてはならないだろう...
1960年代、NASAで活躍し「人間コンピューター」とも呼ばれた女性たちの活躍を描いた映画『ドリーム』(原題「Hidden Figures」)。その映画を...
ここで紹介するのは、フィンランドに住むアメリカ人教師のティム・ウォーカー氏が、同国の幼稚園を訪問して気付いたこと。そこで採用されていた教育方針は、アメリカ...
2015年にノーベル生理学・医学賞を受賞した大村智さんは、北里大学の特別栄誉教授であり、学校法人女子美術大学名誉理事長として、81歳になる今も教育に携わっ...
2015年12月、マーク・ザッカーバーグの第一子誕生に合わせて発表された、450億ドル(約5兆5,000億円)の慈善事業団体への寄付。ケタ違いの金額ばかり...
「年に1度、私の誕生日だけ空に無数の光が飛ぶの!」育ての親ゴーテルによって、幼い頃から塔に閉じ込められていたラプンツェルの唯一の楽しみ。それは年に1度だけ...
愛する人や友達にチョコレートをプレゼントするバレンタインデーは、じつは家族に日頃の感謝を伝えるチャンスでもあります。改まって伝えるのはなんだか照れくさいか...
教育は、未来をつくります。貧困のなかに生まれた子どもが教育を受けられないと、貧しさが代々受け継がれる「貧困の悪循環」に入ってしまいます。適切な教育を受ける...
学校ではみんな国語・算数・理科・社会など、各科目ごとに授業を受けたものですよね。でも、教育水準の高さで知られている北欧では、そんな科目ごとの授業には重きを...
過激な社会実験をYouTubeに投稿する「Joysalads」。小さな子を持つすべてのパパママに向けて、今回の動画を発信しています。他人事と思わずに観て欲...
学校や塾で教えてくれること、本当に正しいと思っていますか?あることを考えるのに、1つの物差しだけでは足りない。そこには、日本的な偏見があるかもしれないし、...
写真はときに、言葉以上のストーリーを私たちに伝えてくれます。ある写真家は、亡くなった夫を写真の中に呼び戻し、実現しなかった家族写真をつくりました。ステファ...
2015年6月7日、オーストラリア、ブリスベンの道路でコアラの親子が交通事故にあいました。すぐにオーストラリア動物園にある、ワイルドライフ動物病院に搬送さ...
子育てには、迷うことがたくさんあります。ここでは、「becoming minimalist」のライター、JOSHUA BECKERさんの記事を元に、子ども...
にっこりと笑う小さな男の子。大好きなパパとママと一緒に写る幸せいっぱいの一枚は、見ているこちらも微笑ましい気持ちになります。だけど、実は彼の両親は離婚して...
4歳の男の子が欲しいのは、生まれた時からなかった自分の右手。そんな息子の願いを叶えるために、パパが3Dプリンターで作った義手をプレゼントする。新たな右手を...
夢の中でする旅行は、少し不思議な気分になるものですよね。一度も行ったことがない場所や絶対に行けないような場所であれば、なおさら。でも、そんな旅行の夢には、...
子どもから、ないしは家族がパパへの感謝をおくるのが「父の日」。一般的には。ですが、小児がんと闘うカンザス州のガブリエルくんは、先月(2016年6月)の父の...
ことば、愛、友情、そして幸せ。いずれも人生における大切なキーワードですが、忙しい毎日のなかでは、つい見失いがちです。そんなときブッダの教えは、本当に大切な...
お母さんのヘアカラーを間近で見ているせいか、自分も「ピンク色の髪に染めたい」と、前から言っていたおませな2歳のFelicityちゃん。念願叶って、お母さん...