少ない労力で大きな成果を!かしこく生きる10のヒント
言葉の力は偉大。人の心を喜ばせることができるし、悲しませることもできる。何かアクションを起こすきっかけ(Trigger)にもなったりする。
今回紹介する『トリガー・フレーズ 自分にスイッチを入れる170の言葉』は、そんな、自ら動き出すきっかけとなるようなコトバを集めた書籍だ。
Vol.3では「レバレッジをきかせる言葉」から、少ない労力で大きい成果を上げる、レバレッジがきいたトリガー・フレーズをピックアップ。
がむしゃらにやるのではなく、頭をつかう。これが、なまけものがレバレッジをきかせる秘訣だ。
01.
考えないから時間の余裕がない
「忙しくて考える時間がない」というのは間違い。考えないから、忙しくなるのだ。仕事に追われ、時間に追われ、スケジュールに追われる。パッシブに流され、自分でコントロールができない。この悪循環を断ち切るために、いったん立ち止まろう。次の展開、将来の見通し、効率の良いやり方。目の前のことに流されるのではなく先を考えれば、時間の余裕も生まれる。
02.
科学的な根拠を重視する
何か新しい試みを始めるときには、まず、正しい根拠があるのかどうかを確認してから始めよう。それには科学的なデータが役に立つ。科学的に正しいと実証されたことを始めるのだ。根拠がはっきりしないことは、面倒だなと思ったとたんに続けられなくなる。
03.
不景気は
カラダマネジメントを
始めるチャンス
「不況で大変だ!」という人も、24時間仕事があるわけではない。節約モードで、残業後の無駄な飲み会が減ることもあるだろう。業務終了後のあいた時間は、自分のカラダに投資するチャンス。早めに帰宅し、1時間だけ走ってもいい。外食が減ったことを食欲改善のきっかけにしてもいい。あえて「それどころじゃない」ときに始めたほうが、カラダマネジメントの成果を実感できる。
04.
「できない」とか「無理だ」と
思ったり言葉にしたりすると
マイナスのレバレッジがかかる
自分で限界を決めて、本来の能力に逆レバレッジをかけるほどもったいないことはない。「できない」と絶対に思わないで、ネガティブな言葉を口にするのもやめよう。
05.
エレベーターの
「閉」ボタンを
押さない
ハワイでは、たとえ50階の高層ビルだとしても、誰もエレベーターの「閉」ボタンを押さない。焦ったところで稼げる時間はわずか数秒なので、「閉」ボタンなど、最初からないものと考えてみよう。初めはイライラするが、小さな一歩が、やがて「必要以上に急ぎすぎない」という感覚になり、体に染み込む。
06.
エスカレーターで歩かない
エスカレーターは立ち止まって乗ることを前提につくられたもの。歩く、駆け上がるというのは、事故のもとになる危険な行為だ。車の運転にしろ、エスカレーターにしろ、無駄に焦ってストレスをためる状況を、日常から排除しよう。
07.
テレビはリアルタイムで見るな
つけていると、見たくなくても、ついダラダラ見てしまう。これがテレビの特性。見たいものは録画し、必要な箇所だけ倍速で見ていこう。そうすると、受け身だった「テレビを見る」という行為が、ビジネス書を読むように能動的で効率的な行為になる。ダラダラ見ないことで、必要な情報を時間をかけずにインプットできるのだ。
08.
大人はカラダではなく頭を使う
たとえトレーニングをする場合でも、大人がまず使うべきは、体ではなく頭。時間と体力を効率的に活用するにはどうすればいいか?最小限の努力で、最大限の効果が上がる工夫を生み出そう。
09.
「ゆるい生き方」とは
ダラダラしたり
サボったりすることではない
ダラダラサボることは、その場に停滞すること。「ゆるい生き方」とは、ゆっくりと構えながらも目的地に向かって確実に前進すること。
10.
寝つきがいいのは
人生において
重要なスキル
[しっかり睡眠をとること=たくさん眠ること]これは大いなる誤解。あまり寝すぎるとだらけてしまったり、余計に疲れたりする。寝付きがよければ目覚めもよく、目覚めのよさが睡眠の質を表している。自分なりの「入眠儀式」をつくり、量より質の睡眠を目指そう。
『トリガー・フレーズ 自分にスイッチを入れる170の言葉』
コンテンツ提供元:本田直之