英NPO団体が制作した「サバイバルゲーム動画」が、訴える現実とは?

戦争の悲惨さを訴える手法として、映像は効果的です。この動画もそのひとつ。
衝撃度大のバーチャル・リアリティに、あなたは何を思うでしょう?

動画はゲームのようにキャラクターを選択する場面から始まります。スクリーンショット 2015-08-05 14.57.19

 

まずは<兵士>、強さMAX、スピード70%、侵略90%、脆弱性:5%。

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一方、こちらはニーマ。あるのはほぼ、脆弱性のみ主人公はこの少女。
ここから、主人公ニーマ視点に切り替わり、サバイバル・アクションゲームさながらの戦闘シーンが展開していきます。

スクリーンショット 2015-08-05 14.58.28ニーマの家の近くで激しい爆撃音が。窓の外には黒煙が上がります。

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「とにかく隠れるんだ!」慌てる父の声に、ベッド下へと潜り込むニーマ。間髪入れずに兵士が部屋のドアを蹴り上げて入ってきました。息を潜め、兵士が出て行ったのを見計らって、部屋を飛び出します。「目的:パパを探し出せ」彼女のタスクが画面に登場。ニーマは隣りの部屋へで、父の血痕を発見。

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兵士にみつかった!
少女の背後で兵士が叫びます。彼女は恐怖のあまり、建物の外へ逃げ出します。鳴り止まぬ銃声、激しい弾痕、耳元をかすめる銃弾。その刹那、兵士の放った銃弾がニーマを襲いました。
画面右下の「HEALTH」メーターが赤色に反転。同時に心的外傷を表わす左下の「TRAUMA」も上昇していきます。

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激しい銃撃をかいくぐり、薬箱を発見。「HEALTH」が回復していきます。

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ところが、隣り部屋で捕虜となった父が銃殺される瞬間を目撃してしまうニーマ。「TRAUMA」は最高潮に達し、点滅を始めました。

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我を忘れたかのように駆け出すニーマの前には、折り重なるようにして倒れた人々。泣き叫ぶ女性をふたりがかりで押さえつけ、レイプする男たち。

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ひたすら足を動かし、走り、いつしか「TRAUMA」がレッドゾーンに達したところで、彼女はついに動けなくなってしまいました。

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ニーマの視点からここで解かれます。ゲームオーバー…。

紛争地域に暮らす子供たちへの支援を続ける、イギリスのNPO団体「War Child」が制作したこの動画は、単に戦争の残忍さを伝えようとしているだけではありません。「救うべきは子どもたち」だと、団体はプレスリリースを通してこう伝えています。

「動画内に登場する医療用キットは、外傷を直すためのもの。でも、トラウマ、つまり心に負った傷は、どんな救急キットをもってしても治すことはでません」

横たわり動かなくなったニーマの姿、暗転した動画の最後に「War Child」は、こんなメッセージを送っています。

「主人公のような子供たちの精神的な傷は、目には見えないもの。戦争・紛争によって甚大な影響を与えられる大半は子供たちです。彼らを救う人道支援は未だに3%未満であることを私たちは知らなければいけない」

「よくできたゲームのフェイク」として終わるのか、ニーマと同じ傷を抱えて生きる子供たちが、今日も世界のどこかにいることを意識するかは、我々、一人ひとりの考え方いかん。

ゲーム内の主人公の運命を変えるチャレンジに、誰もが加担できると「War Child」は主張します。英国政府に対して、国際紛争加担への即刻中止を求める嘆願書への署名を彼らは求めて、この映動画をYoutubeにアップしました。
世界中から受け付けている署名に興味がある方はこちらへ。

Licensed material used with permission by War Child

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