イチローがメジャーリーグで念願の投手デビュー!(動画あり)
マイアミ・マーリンズに所属するイチローが、日本時間2015年10月5日に行われた米大リーグ、フィラデルフィア・フィリーズ戦でメジャー初登板。1回を投げ、5人の打者を2安打1失点に抑えた。
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この日の試合は今シーズン最終戦。3回裏からライトの守備で途中出場していたイチローがピッチャーマウンドに 登ったのは、2-6とリードされて迎えた8回裏だった。 「今日は最後だし、4点ビハインドでしたから僕から監督に声を掛けました」と試合後に明かした“志願の登板”の初球は、86マイルの(約138キロ)ストレート。内角高めの直球で打者をのけぞらせてみせたが、2球目を痛打され、先頭打者に2塁打を許す。
"I was shocked my fastball wasn't my best pitch. I'm never going to say a bad thing about a pitcher again." -#Ichiro pic.twitter.com/L4CRlHhX6l
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続く打者をセンターフライに抑え、記念すべき1アウトを記録したが、3人目のバッターに再び2塁打を献上し、初失点。88マイル(約142キロ)の直球を見事に捉えられた。
しかし、その後の2人をセカンドゴロとレフトフライに打ち取ったイチロー。首脳陣、選手、ファンからの温かい拍手とともに、念願の初登板を終えた。
試合後、イチローは「ニ度とピッチャーの悪口は言わないって誓いました」と苦笑いを浮かべた。最速89マイル(約143キロ)を記録した球速についても、「ショックでしたねー。最低90(約145キロ)と思ってたから。いやー、ショックですね」と反省しきり。とはいえ、 「メジャーリーグのマウンドに立つなんて通常ありえないことですから、この事実はもちろん思い出として残します」といったコメントも。
もともと、高校時代に投手として甲子園に出場したイチロー。プロ入り後は1996年のオールスターで一度だけ登板した経験こそあるものの、まさかメジャーの舞台でマウンドに登ることになるとは…。
世界のイチローが、41歳にしてまた一つ夢を叶えた。