「マイブームは野球です」。イチローに学ぶ、仕事を面白くする5つの流儀

「好きなことを仕事にしている人」は、ほんのひとにぎりかもしれませんが、「仕事で好きなことを見つける人」なら周りにもけっこういるのではないでしょうか?

なぜ、彼らは仕事を面白いと感じているのか。それは仕事に対する視点にあったのです。

ここでは、児玉光雄さんの著書『イチロー流 準備の極意』より、今日からできるイチローの仕事術を紹介しましょう。彼の野球に対する姿勢は、私たちの仕事にも応用できることばかりです。

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01.
「好き」か「嫌い」か
で判断しない

「自分は幸せな人間だと思う。不幸な人間って、何事も何の苦労もなくできてしまう人でしょう。でも、それでは克服の喜びがなくなってしまう」

仕事は「好き」「嫌い」ではなく、「やる」「やらない」の2つに1つです。そのため、嫌いでもやらなければならない仕事が発生することは多々あります。なぜなら、仕事はニーズに繋がっているから。ニーズに応えるためには、困難であってもやり遂げる努力と工夫をしなくてはなりません。

ではどんな工夫をすれば、嫌いでもやらなければならない仕事をすることができるのか?それは、「面白くする工夫」をすればいいのです。それが、目の前の仕事にのめり込むための原動力になるでしょう。

02.
自分に「与えられたもの」は
何か?

「現時点での僕、野球がなかったら、死んでもいい。50歳で突然、世の中から消えられたら理想だと思っています。その代わり、そこまで思い切りやりたい」

イチローは与えられた1日24時間をすべて仕事のために捧げています。今、あなたに与えられている仕事は、人生の一大テーマであり、そのテーマで自分磨きをすれば、どんな仕事でも面白くなります。

仕事を辞めることは簡単であり、その気になれば他の仕事に就くことも難しくはないのかもしれません。だからこそ冷静に判断し、その選択は最後まで取っておくべきなのです。まずは目の前の仕事と向き合い、自分を磨くための環境だと考えましょう。そういう心構えで仕事にのめり込めば、面白いと感じるだけでなく、成果も飛躍的に高まるはず。

03.
天職は見つけるものではなく
作り出すもの

「今のマイブームは野球。まさかこの歳でマイブームが野球になるとは……。これだけいろんなことを考えて、情熱を長い時間傾けていられることって、野球以外にはありません」

日米通算25年目のシーズンを迎えても、イチローの野球への情熱は衰えることがありません。その情熱を支えているものは何なのでしょう?

仕事には、自発的な部分と強制的な部分があります。彼の仕事もシーズン中のスケジュールやチームとして一緒に行動するなど、ほとんどが強制的と言えます。それでも仕事に対するモチベーションを維持できるのは、この仕事を天職だと考えているからです。

仕事を通して自分を高める努力を続け、彼のように天職を作り出しましょう。

04.
人生の「軸」を
どこに置くか

「いろんなことを犠牲にして、そこに至っているのは、自分を野球に捧げてきたからです。グラウンドの上でぶっ倒れてもいいと思える覚悟があるかどうか。(中略)大好きだからこそ、その覚悟ができる」

一流の仕事人に共通する発想は、「人生の中に仕事がある」でなく「仕事の中に人生がある」なのです。

オフタイムは、息抜きのために仕事とまったく無関係のことをやるべきだという人もいます。しかし、仕事のできる人は無関係に見えることも仕事の一貫としていることが多いと言えます。

街を歩けば目に映るものに感化され、新しいアイデアが浮かんだり、ニュースを見れば、仕事に役立つ情報かどうか知らないうちに考えていたり。すべて自分の仕事に結びつけていける人が、一流へと成長していくのです。

05.
初心でプレーしては
いけない

「僕が野球を好きになったきっかけは、覚えていないぐらいの記憶ですね。おそらく、狼の子供みたいなもので、最初に見たものを一番好きになる。そういうことだと思います。一番最初に目にしたものが野球で、それを今まで続けてきたという感覚ですね」

仕事の報酬は「お金」と「成長」であり、この2つは比例しています。つまり、給料が少ないと嘆く人は、成長に無頓着な人間だと言えます。成長した先にお金は集まってくるのです。

成長に一番貪欲な彼は、こうも言っています。「初心を忘れないことっていうのは大事ですが、初心でプレーをしてはいけないのです。成長した自分がそこにいて、その気持ちでプレーしなくてはなりません」と。

つまり、常に成長した状態で仕事にのぞむことが飛躍につながり、より大きな報酬として自分に返ってくるのではないでしょうか。

Top Photo by Denis Poroy/Getty Images Sport/Getty Images
『イチロー流 準備の極意』 児玉 光雄

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