「4年間働いた経験を誇りに思う」マクドナルド元店員のブログが海外で話題に・・・

南アメリカ在住のニュージーランド人女性ケイトさんは、過去にマクドナルドで働いていた経験があります。が、当初はその仕事に偏見を持っていたようです。ここでは、彼女が「Medium」に投稿した心境の変化を紹介します。

マクドナルドの仕事に対する
偏見と差別

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18歳から22歳の間、私は4年間マクドナルドで働いていた。フルタイムとパートタイムを掛け持ちしながら常にもっといい仕事がないかと探していたけど、うまくいかなかった。管理職に就くこともなく、何も達成できず、やる気もなく、典型的なダメ店員だった。いろんな方法でサボっていた。

その内容を聞いた友達や家族は顔をしかめていた。

「まだそこで働くの?」「そんな働き方したことがないわ」「もう行かなくていいよ」

そんなのわかりきっていたことだった。仕事はノロいし、自分の置かれた状況にいつもイライラしていて、不注意からのミスを連発していた。でも、私は自分みたいな優秀な人材がマクドナルドにいるなんてもったいないと思っていたし、「くだらない仕事だなー。でもお金は必要だから」なんて考えていた。

私は、本が好きで、知的な会話が好きな学生だった。でも、現実には、何の役にもたっていなかった。成長もしなかった。しなきゃいけない理由がわからなかったのだ。

でも、数年たって私の態度は変わった。この仕事に誇りを持てるようになった。

他の仕事との違い

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私は自問自答した。マクドナルドと他の学生バイトとの間にある違いって何?なんで私の仕事はこんなに惨めなんだろう。

大企業だからだろうか、そんなわけない。だって、それなら倉庫やアパレルの仕事だって同じだ。会社が非倫理的だから?でも、他社だって従業員を奴隷のように使っている。じゃあファーストフード店で働いているから?でも他のバーガーショップはそれほどわるく思われていない。

そして私は、マクドナルドの仕事は他の職に就けない人のためのものなんじゃないかと思うようになった。魅力が月並み以下の人、うまく英語を話せない人、ティーンエイジャー、外国人。店を支えている中心メンバーは、他でもない彼らだ。

そこで私は、他の店を観察した。私と同じ条件の従業員を見たかった。白人で20代前半、魅力的、スリム、普通に英語を話せる人を。

「私には、価値がある」

The perfect little boutique

結論、私の視点はこの仕事に対するまちがった先入観に縛られていたのだ。衣料品店の優秀な従業員に会う機会があった。けど、きっと彼らがマクドナルドで働いたところで役にはたたないだろう。

たしかに、油でベトベトになるのがこの仕事だ。でも、私の友だちや家族、そして私自身が持っていたマクドナルドに対する偏見は、ハンバーガーを作っていることが原因じゃない。それ以上の価値が自分にあると思っていたからなのだ。

一緒に働いている人より、知性があり勤勉、そして才能があると思っていた。「いい」仕事をするに値する人間だと思っていた。私は特別な存在だという過剰な自意識を持っていた。どんな粗悪な仕事よりも、どんな労働者よりたちの悪い考えだったと思う。

スキル

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同僚は仕事熱心だ。真夜中にハンバーガーを食べたいという利用客のために20時間ものシフトをこなす人がいた。たとえ彼らが商品を待ちながら叫んだり、ドリンクを投げたり、ケチャップが足りないからといって人種的な中傷をする人たちだったとしてもだ。それは紛れも無いスキルでもあるのだ。

労働にもいろいろなタイプがある。どんな仕事にだって価値がある。たとえあなたが商社でファイルを整理をしていたとしても、決して彼らよりも優れているわけではない。

この4年間はとても貴重だった。もう一度フライドポテトをすくったり、ハンバーガーを作りたいとは思わない。けど、大切なことを学んだ。自分の傲慢さを少しずつなくすことができた。

最前線で働く人々を蔑むような考えはやめた。もっと思いやりの気持ちを持つようになった。マクドナルドで働いた経験が笑われるだなんて、私には理解できないことだ。

Licensed material used with permission by Refinery29

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