自由な働き方ができる企業「4つの特徴」

価値観が多様化している現代において、自由であたらしい働き方を求める人は増えています。自分の求めるワークスタイルに合った会社選びをしようと思ったら、果たしてどんなポイントに着目して会社を選んだらよいのでしょうか。
自著「あたらしい働き方」から、自由な働き方を可能にする企業の特徴をご紹介します。

Department brainstorming

01.
利益率の高いビジネスを
可能にしている

あたらしい働き方を実現する、という点で特に注目してみておかなければいけないのは、利益率です。

例えば、グーグルにはストリートビューなどを生み出した有名な20%ルールがあります。仕事時間の20%を自分の好きなことに使える、というものです。この20%が、仕事中ではなかなか生み出しにくい斬新なアイディアを生み出していることは確かです。

しかし、すべての会社にこれができるかといえば、難しいでしょう。会社の事業に高い利益が見込めるからできたことに他なりません。自由度を高めたり、社員の満足度が高まるような環境を作るには、残念ながら利益率の高いビジネスをしている企業でないと実現できないことも多いのです。

会社を選ぶ際には、利益率に着目することは極めて重要だということです。

02.
女性にとって働きやすい
環境が整っている

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極めて離職率の低い会社としても知られるパタゴニアは従業員の68%が女性です。職場に女性が多いと、どんなところが変わるのでしょうか。

例えば、オフィスで紙コップを使ってコーヒーを飲むとどうなるか。1日1人3杯。300人でカップ900個。10日で9000個、1年で約30万個…。とんでもない数の紙コップを使うことになります。ところが女性が多い職場では、「家から使っていない陶器のカップを1個持ってきて」となる。日常の小さなところから、コスト削減の意識が持てるのです。

生活の知恵を生かす。いいモノにこだわる。コスト意識を持つ。こういう発想ができるようになったのは、まさに女性の比率が高かったからだとパタゴニアはいいます。そしてそういう女性が長く働ける環境を作らなければならない、と気づき、会社内に託児所まで作りました。女性にとって働きやすい環境が整うと、さらに優秀な女性を惹きつけることとなり、いいスパイラルが生まれていったのです。

03.
経営者に固定観念がない
今この瞬間に適した判断を
下すことができる

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前例のないあたらしい働き方が生まれてきた背景として、経営者に固定観念がない、ということも挙げられます。中には一度も社会人経験を持たなかったことが、結果的にまったくあたらしい働き方を生み出したのではないか、と思えるケースも少なくありません。

とりわけ学生からそのまま起業したケースでは、過去の連続で会社が発想されていません。「会社とはこういうものだ」というベースがないからこそ、今の時代に必要とされている制度がきちんと作られたのではないかと思えるのです。

創業者が東京大学大学院在学中に起業したチームラボしかり、マサチューセッツ工科大学の博士号取得者が創業したインストラクタブルズしかり。グーグル創業者も、スタンフォード大学在学中に起業をしています。

例えば人事制度というのは、もともと社員を管理するために作られたものでした。製造業の工場労働に代表される、古い時代の働き方には、社員の管理が必要でした。ところが今は、多くの労働者にクリエイティブな仕事が求められている。すると、求められる人事のノウハウも、それに応じて変わってきます。果たして、「管理」は必要なのか。むしろ、管理系のポジションを置いているから制度を作らないといけないのではないか。人事の仕事のために制度があるのではないか。

結果的にそうしたものが、社員が働く満足度を下げてしまっているとすれば、それは本当に本末転倒な話です。

04.
子会社や専門部署に
有能な社員を採用している

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伝統的な人事や管理部門を持つ、いわゆる社歴の長い企業では、あたらしい働き方を実践できるのでしょうか。残念ながら、極めて難しいのではないかというのが、正直なところです。

過去を引きずっているケースが多く、急にあたらしいことをやろうとしてもうまくいかない。あたらしい人事制度を加えても、社員からもいまひとつピンと来ないケースが多いのも、すべてが過去からの連続だからでしょう。

そんな会社があたらしい働き方を提案できる方法があるとすれば、自ら変わろうとするのではなく、外に切り出すということだと思います。子会社や専門の部署を作って有能な社員を投入し、あたらしい風土を持った会社に作り上げるのです。

実際のところ、どうしてあたらしい働き方を採用する会社が増えているのかといえば、そうでなければ優秀な人材が採用できないからです。つまり、採用競争でもある。そして採用競争に勝てないと、会社として伸びていくこともできないのだと、会社も認識しているのです。

それでは、考えてみてください。社歴の長い会社ではあたらしい働き方は難しい。つまり、同じ会社に何十年も勤務し続けることは、リスクを孕んでいるのかもしれません。自分の会社が時代に合わせて柔軟に変化していける会社かどうか。いちど、十分に考慮する必要があると思いませんか?

あたらしい働き方
コンテンツ提供元:本田直之

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