迷える人間たちへ。「猫×ブッダ」の考え方で、幸せにならニャい?

どこで生まれたかとんと見当はつかないが、我輩は「猫ブッダ」。人間を見ていると、いつも人生について思い悩み、幸せって一体何?ってことを真剣に考えています。

ここで、仏教の始祖ブッダの教えをベースに、ボクなりにみなさんが幸せになる秘訣を考えていくニャ。

01.
小さいけど確かな幸せを
大切にして暮らす

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お隣の台湾で流行語になった「小確幸(しょうかっこう)」ということばを知っていますか?作家の村上春樹が、『うずまき猫のみつけかた』(新潮社)というエッセィ集で使ったことばです。日常の小さな喜びを表現したもので、たとえば、「我慢して激しく運動した後に、きりきりに冷えたビールを飲む」ようなとき、人は「小確幸」を実感し、それが人生のうるおいになるというのです。

ぼくだったら、お天気のいい午前中に、飼い主さんにベランダでブラッシングしてもらうことかな。あれ気持ちいいもんニャー。

02.
生きとし生けるものが
幸せになるよう願う

智慧ある人たちが批判するようなことは、どんな小さなこともしないように。すべての生きとし生けるものが幸せでありますように、安楽でありますように。ーブッダ

ブッダはまさに、見たこともないものも、これから生まれるものも、なんの分け隔てもなく幸福に包まれることを望んでいました。

世界全体が幸福になったら…すばらしいニャ。たしかにこの世界のどこかに苦痛と不幸があふれているうちは、個人がどれだけ安楽に暮らせても、それは本当の幸福とは言えないニャイ。周囲がみな不幸で、あなた一人が幸せになっても何も嬉しくありませんよね。個々の幸せがなければ世界の幸福はなく、世界全体の幸福がなければ、個々の真の幸福もない…。あなたも祈ってくださいね、すべてのいのちに幸せを!

03.
4つのいいことが増える!?
挨拶と敬意を忘れない

常に挨拶を守り、年長者を敬う人には、四つのことが増大する、寿命と美しさ、楽しみと力である。ーブッダ

挨拶をして、年長者を敬うだけで、いいことが増えるというブッダのことばです。それは、寿命が伸びる、容貌が美しくなる、楽しみが増える、力がみなぎる…といいことずくめ。つまり、礼儀を守り年長者に敬意を払うという”善の生き方”をすれば、人はどんどん幸せになれるとブッダは言ってるんだと思います。

よりよい人間関係は生きる喜びを与えてくれ、人生が楽しくなれば心身は活性化し、寿命が伸びるかもしれません。表情もいきいき輝き、あなたをより美しくみせるかも。日々の楽しさが増えれば、生きる力もあふれてきます。

そして気がつけば毎日が充実しているーーー。それこそ幸福というものなのです。

04.
苦しみに耐える覚悟がないなら
愛する人をつくらない

愛する人に会うのは喜びのはず。それなのに「会うな」とブッダは言っています。なにを理不尽なことを言ってるのかと思いますが、愛する人との別れは耐えがたい苦しみだ、だから愛する人を作るな、とブッダの教えはびっくり直球です。

仏教では執着こそ苦の原因であり、「愛すること」は「執着すること」とほぼ同じ意味らしいのです。執着して「思うようにならない」から苦が生じるので、愛の対象を手放せば、ずっと心おだやかに楽に生きられるとブッダは教えているんですね。

人を愛するなら、そうした苦しみも引き受ける覚悟を持つべきだということ。幸福というのは、「楽」ばかりでできているわけではニャイのです。

05.
よき友人がいる喜びを噛みしめる

何か問題が生じたとき、力になってくれる友人がいることは幸せですね。家族を持たないまま年を取る人が増えてるんですから、何かあればすぐ駆けつけてくれる親友と呼べる存在は、ますます大切になってくるでしょう。

友のありがたさは、問題が起きたときにだけ感じるわけではありません。嬉しいことやおめでたいことがあったとき、わがことのように一緒に喜び、祝ってくれる親友がいれば嬉しさも倍増します。まずは、ご無沙汰気味の友がいたら、食事にでも誘ってみませんか?

06.
「愛」や「ラブ」でごまかさない

愛欲というのは厄介です。性的欲望だけでなく、愛するものに心がとらわれて離れない「愛執」も含んでいるので、“濃ゆーい”欲望と執着のダブル構造の煩悩なのです。

ところが愛欲は「愛」とか「ラブ」とか聞こえのいいことばで上面をごまかしやすいので、人はそれを清浄なものと錯覚しやすい。これが問題を起こすんですね。心の飢えや渇きを点検し、不浄な欲は洗い流してしまうこと。それが自分も他人も苦しめないコツです。

猫ブッダは悩まニャイ
コンテンツ提供元:ワニブックス

宮下真/Makoto Miyashita

文筆家・編集者。仏教関係や東洋思想(日本・中国の古典)を主な分野として執筆。著書に『ブッダがせんせい』『おしえてブッダせんせい こころのふしぎ』『空海 黄金の言葉』『親鸞 救いの言葉』『老子 上善の言葉』(いずれも永岡書店)など。猫好きで、『猫語の教科書』(監修・野澤延行、池田書店)ほか猫の本の編集・執筆も多数。

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