なんだかよく分からなかった「アラビア語」が、グッと身近になるイラスト
右から左に書く形式、文法が難解、そもそも辞書を引けるようになるまで1年以上かかる...などなど、習得が大変という話題に事欠かない「アラビア語」。
そんな、知らない人にとっては「絵」にしか見えないようなアラビア文字を、本当に絵にしてしまったのは、グラフィックデザイナーのマフムードさん。アラビア文字の意味を、そのままイラストにしたのです。下の部分の左側に英語、右側にアラビア語が書かれているので、見比べてみましょう。
01.
ネコ(Qitt)
ピンとたった尻尾、丸い背中、そして振り向く顔。文字もだんだんネコに見えてきます。
02.
キツネ(Thaealab)
横に長い単語が、躍動感あるキツネの姿に。文字にも絵にも、長い尻尾があるのが特徴。
03.
クジラ(Hout)
ゆったりとした姿のクジラを見た後だと、文字にもヒレがあるように見えてきますね。
04.
コアラ(Koala)
こちらは可愛らしいコアラ。左側の縦棒の連なりを木に見立てたところがナイスアイデア。
05.
イヌ(Kalb)
顔の形はイヌそのもの!飛び出た耳と突き出した鼻がチャームポイント。
06.
キリン(Zarafa)
優美な文字の印象をそのままに、すらりとしたキリンのシルエット。
07.
カモ(Batt)
文字の円弧を描いている部分を畳んだ羽根に見せて、鳥らしさを。
08.
ネズミ(Fa'ar)
小さい体に長い尻尾、大きな耳の姿はネズミそのもの!
09.
ウサギ(Arnab)
右端の長い縦棒を、ウサギの耳に見立てて表現。後ろのグレーはジャンプの軌跡?
10.
サル(Qerrd)
バナナを持っているところがキュートなサル。文字を反時計回りに90度回転させて見てください。
11.
サメ(Qearsh)
すいすいと流れるような書きぶりが、海を素早く泳ぐサメの俊敏さとマッチ。
12.
チーター(Fahd)
チーターのしなやかなシルエットと、アラビア文字独特の流線型は相性ぴったり。
13.
ワシ(Nesr)
下への凸が連なる部分を、ワシらしい大きな翼に大胆アレンジ。
14.
サイ(Khuratiat)
長いどっしりした体に、大きなツノ。
15.
ウマ(Hisan)
文字の左端にあるくるりと丸まった部分が、文字通りのポニーテールとシンクロ。
こうやって見てみると、よく分からなかったアラビア語も、なんだか身近に思えてきませんか?