意識調査から見えた「Z世代のホンネ」

スタイルやジャンルにこだわらず、自分たちの感性で自在に生きるZ世代。インターネットの普及によって幼少期から多くの文化や情報に触れてきた彼らには、さまざまなアイデンティティが存在します。

ゆえに、「Z世代はこうである!」と一括りに語ることはムズカシイ。そこで、2022年に公開した記事より「Z世代の意識や価値観」にフォーカスしてご紹介。

彼らの生き方、働き方、そして考え方……昨年来注目度が高まる「リスキリング」のつもりで、Z世代のホンネを深掘りしてみませんか?

Z世代の「身だしなみ」と「働きかた」

©株式会社N.D.Promotion

Z世代を対象としたシンクタンク「Z総研」と「マイナビ転職」の共同プロジェクトである「はたらきかたラボ」が実施したインターネット調査。

職場や学校での身だしなみ関して、いったい彼らは何を意識していると思います?

第1位「髪型」

理由は「清潔感がある人に見られたいから」が大半。

第2位「メイク」

理由は「第一印象を良くするため」。

第3位「服装」

理由は「多くの人から良い印象を持ってもらうため」。

順当といえば順当だけど、コロナ禍を受けてリモートにシフトしたライフスタイルを反映した結果とも言えますよね。

また、「職場での服装制度を自由に選べるとしたら?」という質問にもZ世代ならではの感覚が反映した結果に。

 

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個人としての「価値観」にこだわりあり

©GaudiLab/Shutterstock.com

インターネットプロバイダ「BIGLOBE」が全国のZ世代男女600人を対象に実施した意識調査のなかで見えてきた、彼らの「価値観と行動」。多様性の重要さは理解しつつも、あくまでも個人としての価値観が強いことが判明しました。

なかでも顕著だったのが、「仕事観」。

「仕事上の競争や優劣に興味がない」は65%、「バリバリ働いて稼ぐよりマイペースに」が72.7%、「副業もしたい、副業に関心がある」が64.5%。

他人と競争するよりも、多様な働き方だったり副業を持つことで、収入やスキルアップといったメリットを重要視していることが推察される結果に。

 

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「食」の価値観を因数分解!

©日本インフォメーション株式会社

Z世代のインサイトへと近づくべく「日本インフォメーション株式会社」が食の意識や行動に関して調査を実施。Z世代とミレニアルズ世代を含むY世代の計1500のサンプルから見えてきた、Z世代女子たちの「食の価値観」がなかなかにオモシロいのです。

世のトレンドはきっちりおさえながらも、食意識の高さ=美意識の高さをしっかり意識。

「おいしい」「カラダにいい」といった前提はもちろんですが、そのうえで飲食店のロケーションや食事する空間の雰囲気も重要視する彼女たち。そこに、「エモさ」や「レトロ」な要素も加わり……。

味、栄養、そこにプラスαの付加価値が必要なんですね。

 

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出会いの新条件は……
「音楽の趣味が合う」

©iStock.com/Ada daSilva

ウィズコロナのご時世もあって、完全に市民権を得た感のあるマッチングアプリ。その大手「TInder」が新機能「Music Mode」を追加したのが、ちょうど昨年の今頃のはなし。

Spotifyのアカウントを紐付けてよく聴くアーティストや楽曲を公開することで趣味をアピールする機能ですが、これがZ世代にハマった様子。

実際にZ世代には好評で、約40%ものZ世代ユーザーは既にアンセムを選定していて、これにより10%のマッチ率向上も見られたそう。

「趣味の一致」は当然としても、なかでも「音楽」はマッチングの前提条件として大事なようですす。

 

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「上司からの指摘」
Z世代はどう感じてる?

©ダイヤモンド・コンサルティングオフィス合同会社

部下を抱える身であれば、つねに心のどかで身構えてしまう部分があるはずの「パワハラ」。けど、もしかしたら、敏感になりすぎているのかもしれません。

「ダイヤモンド・コンサルティングオフィス合同会社」が大企業に勤める入社3年以内のZ世代104名を対象にパワハラについての調査を実施。彼らのリアルな声からは、「ミスや指摘」に対する上司の反応に意外にもポジティブな意見が散見されました。

 

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これが、「Zウケ」するブランド20選だ!

©VicVa/Shutterstock.com

「Discord」「ROBLOX」「Twitch」……これら初めて聞いたって人、もう少しZ世代に興味を持ちましょう。

データインテリジェンス企業「モーニング・コンサルト」が、Z世代が特に注目する「好きなブランド」をランキング形式で紹介しています。同ランキングは、ブランドごとの好感度を投票で調査し、Z世代とその他(大人たち)の間での数値の差をまとめたもの。

いま、彼らはどんな企業やサービスに注目しているのか?“Zウケ”を気にするならば、押さえておきたいトピックスだと思いますよ。

 

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もしも、社会のルールを1つ変えるなら?

©Julia Takada, 宮木快

さて、最後はTABI LABOでZ世代にフィーチャーした人気連載『となりのZ世代』より、彼らの多様な視点に深掘りしたこちらの記事をご紹介。

もし、社会のルールを1つ変えられるなら何する?」こんな質問を投げかけてみました。

リアルで多様でニュートラルで、どこか奔放な意見からは「Z世代は〇〇だ!」なんて、もう一括りにはできなくなりますよ。

 

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Top image: © iStock.com/visualspace
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。