気持ちが沈んだ時のために、知っておきたいこと。
メリット・デメリットはありますが、ある時間の使い方が、“楽しさ”に関係しているという論文が発表されました。一節を紹介します。
時間の使いかたはふたつに分かれる。計画的か、即興的か。
計画どおりに遊ぶと、
楽しくなくなる。
The American Marketing Association (AMA)に掲載された論文で、娯楽(コーヒー、映画など)をスケジュールにそって体験した場合と、そうでない場合を比較した結果、そのアクティビティがなんであれ、決められたとおりに遊ぶと仕事みたいに感じて楽しくなくなることがわかったそう。
無計画に、
その瞬間を楽しもう。
作家のダニエル・ピンクも同じようなことを語り話題になりました。彼は、学生時代に論文で悩んでいた際、“とにかく書いてみることが大事。書かないとわからないこともある”と教授から教えられたそうです。
ワインバーグ大学の卒業式で彼が行ったスピーチを一部紹介します。
「予定にばかり縛られて、大切なものを見失ってはいけない。人生を細かくプランニングしても、その通りにいかないことがたくさんある。何がしたいのかを決めて実行するのではなく、いま目の前にあるやりたいことをやってみよう」。
教授にはこう言われたんだとか。
「ダニエル、時には書かないとわからないこともあるんだよ。書くことは自分の考えを覚えておくためではなく、実際に自分がなにを考えているのかを、知るためでもあるんだ」。
計画派と即興派、そのどちらが良いか悪いかという話ではありませんが、頑張れば頑張るほど、アイデアを詰め込みすぎてしまったり、自分が何をしたいのかわからなくなってしまったりするのかも。
だから、気持ちが沈んだ時に、まずは“計画しないこと”から意識してみてはどうでしょう。とにかく行動してみるんです。風まかせに。