英・王立機関が選ぶ「天候の神秘を捉えた写真」19枚。

英・王立気象学会と王立写真協会によって開催された「Weather Photographer of the Year」で、2016年の受賞者が発表された。

人間にとって自然とは、どうしようもないくらい脅威的で気まぐれなもの。でも、だからこそ感じられる魅力がある。恐怖と美はよく並べて語られる。この写真にも、そんなゾクッとするような瞬間が捉えられている。一部抜粋して紹介。

01.

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■Overall Weather Photographer of the Year 受賞作品
『Tornado on show』
Photo by Tim Moxon

「今年のトルネードの中でも最高にフォトジェニックな1枚でした」。

02.

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■1st Place 受賞作品
『Sprite lightning』
Photo by Ben Cherry

コスタリカの海岸から太平洋を撮影した作品。

03.

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■2nd Place 受賞作品
『Clash of the Storms』
Photo by Camelia Czuchnicki

アメリカ・ニューメキシコで衝突したふたつの嵐。それぞれ大きく回転しており、ぶつかったことで荒れ狂う様子が捉えられている。曲線を描く雲のラインが崩れ、泡のように乱れる貴重なシーン。

04.

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『Polar Stratospheric Clouds』
Photo by Alan Tough

「異常に気温が下がった北極成層圏の空気がイギリスまで伸びてきた。そうしてこの美しい雲が生まれたのだ。ただ、その表面で起こっている化学反応はオゾンを破壊している様子でもある」。

05.

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『Mama Factory』
Photo by Stephen Lansdell

「1989年以来、嵐を追い続けて来た。ネブラスカで見たこの嵐は、力尽きるまでにその姿を次々と変えていった。これまで目撃したどんな光景よりも壮観で美しく、写真の喜びを感じた存在だった」。

06.

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『First Light』
Photo by Tomasz Janicki

「ウェールズにあるスノードニア国立公園で冬に撮影した写真。深夜2時から山に登って日の出を見ようとしていたが、間に合わなかった。雪が積りすぎていた。だから、ここで。目的地への道中で予想もしていなかったラッキーショットだった」。

07.

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■投票による特別賞を受賞した作品
『Storms Cumbria』
Photo by Paul Kingston

「イングランド・カンブリア州・ホワイトヘブンにある港の内側に、怪物じみた巨大な波がぶつかった。人の手で作ったものがどれも小さく見えた。ちょうど太平洋の嵐を撮影しに旅行で来ていたところで、その風の影響だ」。

08.

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『Misty River Dawn』
Photo by Kevin Pearson

「グラストンベリー、リバーブルーで2016年4月に撮影した。野ざらしの水路や草むらが、霧のブランケットに包まれ、朝を迎えるまでの限られて時間だけ絶妙な情景を生み出している。凍るような気温の地域で、グラストンベリー・トー(イングランドの丘)が水面に映らないかなと期待していた。ミストが辺りに立ち上ってきたのはボーナスだった」。

09.

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『Matterhorn banner cloud』
Photo by Stephen Burt

スイス・マッターホルンを横ぎった山岳地帯の雲。

10.

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『Jack Frost(イングランドに伝わる霜の妖精のこと)』
Photo by Paula Davies

「凍てつくような1月の朝、ノースヨークシャーで撮影。車の窓に大きな羽のようにして氷が張っていた。朝日の当たった色合いが魅力的だった」。

11.

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『UFO over the Caucasus』
Photo by Dmitry Demin

「ロシア・チェゲト山のケーブルカーから撮影。レンズみたいな雲で目が離せなかった」。

12.

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『Cloud tunnel, Carneddau, north Wales』
Steve M Smith

「5月中旬、気圧が高くなって急に辺りが霧で包まれ雲のトンネルができた。山の背が見えるようになるまで待った」。

13.

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『Ice Sculpture on Plynlimon』
Photo by Allan Macdougal

「Plynlimonは、美しい丘。どの季節にも歩いている場所なのだけれど、冬が一番。普段はツンドラのようなコンディションでも、冬になると風の影響もあって、素晴らしい雪の彫刻ができあがる」。

14.

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『Snowbow(雪の虹)』
Photo by Mat Robinson

「シェフィールドに住んで、ピークディストリクト国立公園の新雪を毎年撮影しようとしている。これは、3回目の成功だ。雪が雨に変わり虹ができた。雪と雨が混じっているところを捉えた」。

15.

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『Sun halo over Halley(ハレーから見えた光の輪)』
Photo by Michal Krzysztofowicz

「南極にあるHalley Research Stationで、英・南極調査員として働いている。4人組の科学者チームのメンバーだ。気象とオゾンの調査をしていた。あるとき、光の輪が一日中見えていた日があった。ダイアモンドダストの影響で、氷が輝き、空中に光の風が舞って反射した。形は様々に変わっていったが、ランチのあとに見たことがないようなドラマティックな輪ができていたんだ」。

16.

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『Evening Storm, Mono Lake(モノ湖、夜の嵐)』
Photo by Paul Andrew

「カリフォルニアにあるモノレイクで撮影。夕暮れどきに、ものすごい嵐がゆっくりと生まれていくのを見た。安全のために車の中に身を隠して90分以上その様子を写真に取り続けた。この湖は海の2.5倍塩分が濃く、アルカリ性も80倍濃い。天国行きかと思った!」。

17.

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『Mamazing』
Photo by Mat Robinson

「旅行先から戻ってきてミッドランドでふさぎ込んでいたら乳房雲が現れた。日に照らされていて、カメラを手に取らずにはいられなかった」。

18.

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『Hail shower over Jodrell Bank』
Photo by Mark Boardman
 
「4月末にマックルズフィールド・フォレストからジョドレルバンク天文台を眺めていたときに撮影したもの。気候は寒くて、北西に向かう風で豪雨が天文台を襲った」。

19.

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『Oil Tanker Guanabarra takes a hit』
Photo by Graham Newman

「『Guanabra』は、240mの長さがあるタンカーのこと。原油を運んでいるところを雷に打たれた。あとで聞いた話では、釣りをしていた乗組員が船の中に入った瞬間に落ちたそうだ。そのあと、閃光は私のいる方向に近づいてきた。急いで荷物をまとめて命からがら走って逃げた。ちょうど車のドアを締めたと同時に、近くに雷が落ちた」。

その他の作品はコチラから。

Licensed material used with permission by The Royal Photographic Society
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