精神的に「タフな人」と、「フリ」をしているだけの人。7つの違いをチェック!
「精神的に強い人」と、ただ「強いフリをしているだけの人」とでは、そもそも考え方に決定的な差があると豪語する、作家のAmy Morinさん。
彼女の考察が面白いのは、タフな人は意外と素の自分のまま。逆に演じている人の方が、小手先に頼って自分を誤魔化そうとしている点。比べてみれば、一目瞭然!
01.
欠点に目を背けるか
弱点を「強み」に変えるか
自分は精神的に強い。そう信じているだけで強いフリをしている人ほど、「自分が一番」という考えに囚われます。けれど、見せかけのタフさの裏には、往々にして「自己不信」を抱えていたりするものです。
本当に心が強い人とは、自分の弱点をカバーすることにエネルギーを使うよりも、自分自身を向上させることに時間やお金を投資できる人のこと。彼らは欠点を認識し、きちんと向き合い、より良い自分になるための努力を惜しみません。
02.
失敗しない道を選ぶのか
失敗から何かを学べるか
「失敗という選択肢はない」。そう言ったところで、あらゆる失敗からあなたを防ぐことなんてできません。失敗やリスクをおそれる、それは挑戦することを止めることとニアリーイコール。 強いフリをしているだけの人たちは、新たに何かを学ぶことよりも、すでに自分に備わったスキルだけで勝負しようとするものです。
これに対し、失敗をおそれずそれを成功への足がかりにできる人は、自分の能力を信頼していて、たとえ失敗しても必ず立ち直れると信じている、もしくは、過ちから学ぶための準備ができている。こういう人たちが本当に精神が強い人。
03.
どう「見られるか」よりも
どう「表現する」か
他人の意見に依存する人が、精神的に強いワケがありません。フリをしている人ほど、自分がどう他人から見られているかを気にします。これは、自己価値が他人に依存している証拠。
かたや、第三者に自分の意見や信念をさらすことに抵抗感がなく、と言うよりも、それを気にせずできる人。さらには、他人に助けを求めることに意固地にならず、自分を表現できるタイプが本当の意味での強さと言えるのでは?
04.
感情を抑え込むのか、
感情を使い分けるのか
自分の感情を偽るということは、すなわち喜怒哀楽も表面的になるということ。よろこびやワクワク、悲しさを表になかなか出さない“フリの人”たち。なのに、怒りだけはストレートだったりします。
逆に精神的に強い人たち。おそれを抱いているときは、それをきちんと認めます。人目もはばからずに涙を流すこともあるでしょう。自分の感情にフタをするのではなく、感情をしっかりと認識してコントロールしているのです。なぜかと言えば、自分の感情が、考え方や行動に影響を与えることに気づいているから。
05.
他人の同情を誘おうとするか
トラブルを「糧」とするか
本音を隠してプライドを誇示する人たちほど、痛みを否定したがるもの。たとえば、自分の体を機械のように扱ったり、怪我を認めようとしなかったり。現状をキープし続けることを、“名誉の称号”かなにかと思っているのかもしれません。
でも、精神的にタフな人たちは、他人を感動させる手段として怪我や痛みを利用したりしません。怪我や痛みの代償として、そこから多くを学び、それをチャンスに変えようと努力できるから。
06.
成果に溺れるのか
過程を自己評価できるか
正しい自己認識の元での自信は役立ちますが、それもフリだけでは、単に大げさで誇張しているだけに過ぎません。「誰も自分を止めることなんてできない!」みたいな。 自分の心にウソをつく人たちのほとんどが、自分の能力を過大評価し、目標に至るための努力の方を過小評価してしまうもの。
目標を実現するための事前準備ができていて、実現の過程でどんな障壁が待ち構えていて、それをどう対処していくか。成功への道程をしっかり見据えることができる人=精神的にも強い人。
07.
他人の「支配」を優先するか
他人との「協調」を意識するか
強がる人たちは、ときに他人を支配する力を有しているかのような傍若無人な態度を取ることがあります。誰かを支配下におきたい、という意識はしばしば他人を監視し、不当な要求を求めることも。
精神的に強い人というのは、周囲の人たちでなく自身を制御することを大切に考えているものです。彼らはどんな状況においても、自分の意志や感情に自然体。けれど、きちんと他人と協調しながら生産性を上げる工夫に、労力を費やすことができるのです。
見せかけの強さは顔に出る!?
あなたの内面は、他人から見える外見に一致します。もしも、ニセモノの外見を演じている、という自覚が少しでもあるようならば、本当の心の強さを身につけるために自己研鑚を積みましょう。見せかけだけの「強さ」では、いつかボロが出てしまうから。
さて、今回紹介したAmyさんの記事は『Inc.com』に紹介されたもの。でも、じつは彼女の著作、すでに日本語訳され「Amazon」でも買えるんです。続きが気になる人は、こちらからどうぞ。
Licensed material used with permission by Amy Morin