アボカド、ベリー、コーヒー・・・世界の1/3の作物が消滅する原因がハチ?

アボカドやトマト、ベリー、ナッツ類など、スーパーフードと呼ばれる日本でも人気の食物たちに加え、さらにはコーヒーまでが近い将来、世界の市場から姿を消すかもしれない。

アメリカ農務省のこの懸念が、杞憂に終わってくれればいいのですが。現に事態はアメリカのみならず世界へと波及し、その進行を止められずにいます。原因は、ハチ、チョウ、カブトムシといった花粉を運ぶ役割を担ってくれる送粉者(ポリネーター)たちの減少。養蜂家や農業従事者だけの問題?ではありませんよ。

深刻なのはミツバチの減少
世界の作物の1/3が危ない

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「EcoWatch」が伝えるところによると、世界に生息する主な作物115種類のうち、じつに87種がポリネーターたちに依存しており、それらは全世界の食物生産の約35%を占めているそうです。特にミツバチは、人間の生存にとって欠かすことのできない存在。かの物理学者アインシュタインも「地上からミツバチが絶滅したら人類も4年で滅びるだろう」、と警鐘を鳴らしていたとか。

ところが、すでに多くのメディアで取り上げられているように、10年ほど前から世界規模でハチが大量死したり、失踪する現象が起きていました。よく耳にする「蜂群崩壊症候群(CCD)」がそれ。

ミツバチ研究の第一人者で昆虫学者マーラ・スピヴァク博士は、ハチが消えつつある主な原因として、花が咲かない土地を増やしてしまったことを挙げています。アメリカでは第二次大戦後、作物と作物の間に草花を植える、間作物農法を捨て、より大型・単一農場に適した合成肥料に切り替えました。さらには農場の雑草駆除に除草剤を使用し始めたことにより、花が咲く余地のない土壌をつくり上げてしまった。これが結果的にポリネーターたちの居所を奪っていった原因のひとつ、とスピヴァク博士。

このほか、2012年には、「ミツバチに与える影響が危惧される農薬を突き止めた」とする論文が科学雑誌『Nature』、『Science』両誌で掲載され、初めてネオニコチノイド系農薬の存在が広く世に知れ渡ることに。ペンシルベニア大学の調査によると、受粉したミツバチがコロニーに持ち帰る花粉に、少なくとも6種以上の殺虫剤成分が検出された事実を「News.com.au」が報じています。

花粉の運び屋たちを守ろう!
ナショナル・ポリネーター・ウィークとは?

ホワイトハウスは、花粉を運ぶ生物がアメリカのフードセキュリティだけではなく、米経済にとっても重要であることを認めています。第二次大戦以降、国内のミツバチの数はおよそ半減。養蜂農家はこれまでで推定1,000万以上のハチの群れを失っており、これが食物の価格を高騰させる原因でもある、と「EcoWatch」は指摘しています。

では、ただ減っていくハチを眺めているだけか。そうでもないようです。ハチに限らず花粉を運ぶ昆虫たちの減少に対処するため、2007年から創設された「ナショナル・ポリネーター・ウィーク(National Pollinator Week)」 を知っていますか?

米農務省、内務省が支援する国際的なイベントとして、除草剤や農薬の減少、積極的な草花の植え付けなど、ハチの生態系保護を呼びかけるキャンペーンとして、2015年にはアメリカ50州全土でこれが制定されました。ちなみに2016年は6月20日〜27日に実施。ミツバチと農作物の関係性を専門家を通じて知る機会が、学校や教会で設けられたそうです。

小さな生命を通して自然と人間の持続可能な関係や、自然環境について考えるきっかけにしてみたり、庭先やベランダに季節の花を植えてみる。ほんのちょっとのことからも、ミツバチたちを救う方法があるかもしれませんね。

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