好きな仕事で「1,000人のファン」をつくる12の方法(前編)

いつかは好きなことを仕事にしたいけれど、自分の得意なことがわからないそもそも好きなことで食べていけるわけがない、…と躊躇している方も多いのではないでしょうか。

数千人の女性たちと出逢ってきた経験から、社会人女性の学びの場である「女子未来大学」をファウンダーとして創立した人気起業家・猪熊真理子さんの著書『「私らしさ」のつくりかた』では、なりたい「私」の見つけかたから、好きなことを仕事に変えて、ファンをつくるまでの方法が書かれています。

今回はその中から、好きなことを仕事にして1,000人のファンをつくる12の方法をご紹介します。誰もが「私らしさ」を見つけることのできるマインドとノウハウを知って、今年こそ、一歩踏み出してみませんか?

01.
1,000人の本当のファンをつくれば
どんな仕事でも成立する

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アメリカ『WIRED』誌の創刊編集長ケヴィン・ケリー氏が唱えた、「1000 True Fans」という理論をご存知でしょうか?

「1,000人の本当のファンをつくれば、どんな仕事でも成立する」というものです。

ファンとは、「私らしさ」を応援し、その「らしさ」から生まれる想いやビジョンを一緒に実現してくれる仲間のこと。自分の商品やサービスを気に入って買ってくれるお客さまはもちろん、仕事をサポートしてくれる提携企業や支援者も大切なファンです。

ファンの存在は、その仕事をどんどん成長させてくれます。そんな人を1,000人つくれれば、あなたの実現したい未来はそう簡単には絶たれません。

02.
自分が幸せでいられる収入を知る

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「起業するなら稼がなきゃ!」「稼いでこそ成功者!」…そう思っている人もいるかもしれません。

でも、それって本当に、自分にとっての「幸せ」といえるでしょうか? 「お金があればあるほどよい」という考え方は、実は「幸せ」を遠ざけてしまっているかもしれません。大切なのは、自分が本当に必要な年収はいくらなのかを知ることなのです。

ノーベル経済学賞の受賞歴もあるアメリカの心理学者、ダニエル・カーネマン氏が発表した、年収と幸福度の関係性についての研究結果です。

教授によれば、年収7万5,000ドルまでは収入と感情的幸福が比例しているけれど、それを超えると比例しなくなるそう(7万5,000ドルは、2016月10月現在の日本円で約800万円)。

つまり、年収800万円を超えるとそれ以上いくら稼いでも、私たちは幸せを感じにくくなるというわけです。

03.
強みのトライアングルをつくる

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ものや情報があふれている現代社会で、まったくのゼロから新しいなにかを生み出すことは至難の業。

そんなときにおすすめなのが、強みを3つ掛け合わせるということ。どんなに画期的に見える新商品も、すでにある商品やアイデアの組み合わせから生まれたものだったりします。

ひとつだけでは「だれにも負けない」とは言い切れない強みも、2つ、3つと掛け合わせていけば、だんだん希少価値になっていくのです。

著者の猪熊真理子さんは、学生時代から「女性が自由に幸せに生きられる社会にしたい」と考えていたそう。でも、女性支援の方法やサービスもすでにたくさんありました。その中で自分らしい強みのトライアングルとして発見した価値は「女性」×「心理学」×「ビジネス」というもの。

女性に対する共感力、大学で学んだ心理学、新卒で入社したリクルートで学んだビジネスの仕組みやスキルを活かして、「自分らしさ」を価値に転換し、会社を自ら起業するという好きなことを仕事にしていく道を歩み始めました。

ちなみに、それぞれの分野に関連性がなければないほど、希少価値はアップします。「フラワーアレンジメント」×「色彩学」×「女性」よりも、「フラワーアレンジメント」×「中国語」×「プログラミング」などのほうがライバルは少なく、「自分らしさ」をより独自性の高い仕事の価値に変えられる可能性が高まります。

04.
熱狂的なファンをまず10人つくる

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好きなことを仕事にして1,000人のファンをつくるためには、まずは、本当の意味で商品やサービスの熱狂的なファンになってくれる、コアなファンを10人つくるところからはじめます。

熱狂的なファンとは、「他の人にもおすすめしたい!」というくらい、商品やサービスを愛してくれるようなコアなファンのこと。これくらい惚れ込んでくれる熱狂的なファンの方々は、ファンでもあり「アンバサダー(商品やサービスの魅力を伝える大使のような人)」でもあります。

10人のコアなファン=アンバサダーが、「この商品素敵だからおすすめだよ!」「あのサロンすごくよかったから行ってみて!」と言って、まわりの友人や知り合いなどたとえば10人ずつに紹介してくれたらどうでしょう。

10人が10人ずつファンを集めてきてくれれば、一気に100人集まります。その100人がさらに知り合いを紹介してくれれば、1,000人到達も十分可能に。

そのためには、商品やサービスの価値をきちんと磨きつづけるのはもちろんのこと、知り合いやお友達に紹介しやすいような、紹介のサービス特典や、友達と一緒ならお得になる友達割引などのキャンペーンを設定するのもいいでしょう。

05.
シェアしてもらいやすい
「商品・サービス」の6原則

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クチコミ・マーケティングの権威と呼ばれているアメリカのジョーナ・バーガー氏によれば、「クチコミが生まれる6原則」は次のとおり。この6原則を上手く取り入れて、商品やサービスをシェアしてもらいやすくすると、商品を知ってもらう認知度が高まったり、ファン(=お客様)を増やすことに繋がります。

①ソーシャル・カレンシー
直訳すると「社会的通貨」で、ソーシャルメディアにおける影響力のこと。ひらたくいうと、その商品やサービスを話題にすることで「いいね!」がたくさんもらえるかどうか。人は、斬新な商品やレアな商品を見つけると、「みんなに教えて驚かせたい!」という気持ちになります。

②トリガー
思い浮かべるきっかけが多くあればあるほど、その商品やサービスはクチコミされやすい、という理論。よく挙げられる例でいえば、アメリカの歌手レベッカ・ブラックさんの「Friday」という曲は、YouTubeでの動画再生回数が金曜日になると伸びるのだとか。

③エモーション
感情をかき立てられると、思わずだれかに話したくなります。「すごい」「楽しい」といったポジティブな感情の場合もあれば、「腹が立つ」「不安」といったネガティブな感情の場合も。

④パブリック
商品やサービスをいかにパブリック(公衆)に露出させるか。手軽なところでいえば、メールの文末につける署名に商品名やキャッチコピーを載せておくだけでも、多くの人の目にふれる機会が生まれます。インパクトのあるロゴマークやキャラクターを使った、街で持ち歩けるようなノベルティを配るという方法も、宣伝効果が見込めます。

⑤プラクティカル・バリュー
これは「情報の実用的な価値」という意味。サロンに行ってマッサージを受けただけなら、特にだれかに話そうとは思わないかもしれませんが、効果抜群のセルフマッサージ方法を教えてもらったら? 相手のためになる情報として、だれかに話したい気持ちが高まるのではないでしょうか。数量限定や期間限定、割引などの情報も、シェアにつながる実用的な価値といえます。

⑥ストーリー
自身のコンプレックスがきっかけで生まれた商品なら、そのエピソードを。商品を買ったことでうれしい変化のあったお客さまがいるなら、その体験談を商品に添える。人は背景にある物語に価値を感じ、だれかにシェアしたくなります。

06.
「買ってくれればだれでもいい」
と思わない

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好きなことを仕事にして、自分の商品やサービスをつくったとします。その商品やサービスを選んでほしい、つまり「ファン=お客様」になってほしいのは、どんな人でしょうか。

新しい仕事や商品・サービスを作った時に、もっとも難しいことのひとつはターゲットを定めること。「若い女性」「英語をしゃべりたいと思っている人」「疲れてリフレッシュしたい人」などのイメージはあっても、職業や趣味、住んでいるところまで具体的に想い描いたことはないかもしれません。

でも、理想のファンを具体的にイメージすればするほど、その仕事は成功します!ぜひ次の4つのステップを試してみてください。

ステップ① 理想のファンのプロフィールを書き出す
ステップ② 理想のファンが抱えている悩み(ニーズや不安)を知る
ステップ③ 理想のファンが叶えたい願い(理想やありたい姿)を知る
ステップ④ 買ってくれれば誰でもいい、と“八方美人”になるのはやめる

後編へつづく。

人気起業家である猪熊真理子さんの著書『「私らしさ」のつくりかた』では、なりたい「私」の見つけかたから、好きなことを仕事に変えて、ファンをつくるまでの方法が...
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