「女性の自信を取り戻したい」。ガールスカウトで活動する少女たちの手紙

先進国では男女平等の意識が高まりつつあるかもしれませんが、世界にはまだまだ「女の子だから」という理由でつらい思いをしている子どもたちがたくさんいます。

ガールガイド・ガールスカウト世界連盟(WAGGGS)は、2月22日のワールド・シンキングデイに際して、世界中のガールスカウトの女の子たちの書いた手紙を公開しました。世界にはこんな状況の女の子たちがいる。それをシェアすることも大事なことなんだ。そんな思いが込められた手紙は、世界中の女の子たちの「リアル」を教えてくれるものでした。

01.
「女の子の意見は、男の子より尊重されていない」
Tata(16歳・ジョージア)

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女の子たちは「自分の意見は男の子ほど重要ではない」と思いながら育つの。だから、女の子は発言をしようと思わなくなる。でも、その状況も徐々に変わってきているわ。

ジョージア(旧グルジア)のガールスカウトは、女の子に自分の意見を伝える方法を教えてくれる。自分の殻をやぶって、より自立を促すの。

02.
「女性の自信を取り戻したい」
Ulya(28歳・アゼルバイジャン)

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私の国では、男性のほうが女性より自立しているわ。社会的、公的、政治的、経済的な分野においてもね。女性はいまだに保守的な人生を歩んでいて、家族に頼らないといけない。そして、みんな自信をなくしているの。でも私たちは、女性のみんなが自信を取り戻し、自分のことを信じられるようにしていきたいと思っているわ。

03.
「社会が男女の振る舞いを決めるべきじゃない」
Jan Thereze(17歳・フィリピン)

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女の子に「自分は何か足りない」って思われる社会はダメだと思うの。「Free Being Me」っていうWAGGGSとDoveのプログラムで私はいろんなことを学んだし、たくさんの女の子が自分を好きになるのに役立ったと思う。私は、イメージを押し付けちゃダメなんだって学んだの。社会が「人がどう振る舞うべきか」を決めちゃいけない。みんなが輝く星のようなんだって学んだの。ときどき、わたしたちは目がくもってしまって、自分たちが素晴らしい生き物なんだっていうことを忘れてしまう。わたしたちは、世界が自分たちのことを変えようとするのを許しちゃいけないし、そのことを忘れちゃいけない。わたしたちから、世界を変えないといけないの。

04.
「ガールガイドで学んだことが大好き」
Dafne(ホンジュラス)

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ホンジュラスでは、発展したコミュニティ活動があって、デング熱やチクングンヤ熱、ジカ熱の予防に役立ってるの。戸別訪問をして、問題に対する意識向上を促すことで、変化が生まれたわ。ガールガイドをやるのは大好き。この活動は誰にも止められたくないわ。ガイドで学んだことも、毎日少しずつ改善されているっていうことも、助けが必要な人に手を差し伸べられることも、みんな大好き。

05.
「女の子は強さを学ばなきゃいけない」
Zain(22歳・シリア)

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私はシリアでガールガイドのリーダーをしているの。私の経験をみんなにシェアしたいと思う。

世界中の女の子は「強くある」ということがどういうことか、学ばないといけないわ。自分たちの権利や信念のために立ち上がり、自分たちの人生に責任を持つために。

世界中の女の子が、そういう力を持って自分の運命を決めるべきだと思っているの。

06.
「女性として生きることは大変でも、この国が誇り」
DİDEM(19歳・トルコ)

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世界中で同じだと思うけど、トルコで若い女性として生きていくのは大変なこと。それは疑いがないくらいに…。でも、どれだけ大変だって、私はこの美しい国の一員であることに誇りを持ってる。トルコの旗の下で生きていることが誇りなの。ガールスカウトは私の自信を高めてくれる。社会的生活をさらに活動的にしてくれる。スカウトの活動、私が学んだこと全部、参加したキャンプ、どれも私にとって大事なことだわ。実際、スカウトは私をより良い方向に導いてくれたと思ってる。

07.
「どんな見た目でも、みんな同じなんだ」
匿名(12歳・ギリシャ)

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子どもたちに居場所がある。守って愛してくれる家族がいる。学校に行ける。そして友だちと遊べる。そんな国に育って、私は幸運だと思っているわ。この数ヶ月、たくさんの人が戦争から逃れて新しい暮らしを築くために、より良い場所を求めてギリシャに来たわ。

私のグループは、そんな人たちに、服、毛布、おもちゃ、薬などを送ったの。こうした人たちを助けることを通じて、素晴らしい気持ちを共有できたわ。

「人はどんな見た目をしていても、どんな言葉を話していても、みんな同じなんだ」。

ガイドとして、私はそのことを学べた。すべての人が理解できる言葉はなんだと思いますか?笑顔、それから、ハグです!

08.
「困難のなかでも笑顔でいること」
Chimweh(リベリア)

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リベリアで育つのは、とてもつらいわ。でもガールガイドは、困難のなかでも笑顔でいられる方法を教えてくれるの。

みんなとどうやって友達になったらいいか、ということや他の文化を尊重する気持ちを教えてくれる。私の学校やコミュニティにいるたくさんの女の子たちも、ガールガイドやガールスカウトからたくさんのことを学んでいると思うわ。

09.
「自分の将来が心配」
Konstantina(16歳・ギリシャ)

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ギリシャで女の子として育つのは喜ばしいことではあるけど、大変でもある。第一に、私は自分の国にたくさんの科学者がいることを誇りに思っているの。でも、今のギリシャは経済危機にあるから、私は自分の将来が心配なの。それは、大きくなったとき、ちゃんとした職があるか分からないから。

Licensed material used with permission by World Association of Girl Guides and Girl Scouts(WAGGGS)
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