「成功に対する考え方を変えると、自殺率は下がる」という説。

成功の定義は人それぞれあるかもしれません。だけど、「成功した人」は何がそうさせたのでしょう。努力をしたのか、運が良かっただけなのか。

人気動画サイト「The School of Life」は、成功と失敗に対する考え方を変えることで、自殺率が下がるのではないか、という一説を提示しています。

社会が発展していくに連れ
消えていった「信仰心」

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Image by The School of Life

社会が豊かになれば、自殺率が上がるという疑問があります。もちろん、時代や地域によっても異なるのですが…。

この状況を初めて論じたのは、19世紀の終わり頃にフランスの社会学を牽引していた学者Emile Durkeimでした。

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例えば、発展途上国であるコンゴ民主共和国の自殺率は、先進国である韓国のほんの僅かにすぎません。つまり、自らの命を絶つのは、貧富によってはあまり決まらないということ。

Emile Durkeimが指摘したのは、その土地に根付いている文化が、失敗に対する責任を個人へと押し付けるのか、運や神のせいにするのかという違いでした。

社会が発展していくにつれて、中世的な考え、神や悪魔などの信仰心が薄れ、能力主義や個人主義を重んじるようになりました。自分たちの運命は自分たちで決める、といった具合に。

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Image by The School of Life

たくさんの考えに寛容的になったとも言えるかもしれません。だけど、心理的な負担は大きくなっています。失敗をしたら、責任が個人にいくのが当たり前になっていることは、それの象徴です。

信じるべきは「運」と「悲劇」

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2つの言葉を信じることが、この負担を減らすために役立ちます。

それは<>と<悲劇>です。

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もしも運を上手く活用できるようになれば、ストレスのレベルはグッと下がることでしょう。

例えば、徳の高い人でも、様々な悪い状況が重なって失敗することもあります。なぜなら、人間の実力だけが全てを決めるわけではないから。

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悲劇は、知識のある人が小さいミスをしたと思いきや、それが大失態へとつながってしまった、という古代ギリシャの考えが元になっています。

つまり、私たちの行いに関係なく、災難は降りかかってくることもあるのです。だから、罵ることなく、人の不幸には同情するべきなのです。

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運と悲劇はいつの時代も私たちの運命に関係していた事実があるのに、今の社会は個人に対して、重い負担をかけすぎています。

自殺を減らす1つの解決策は難しいことではないかもしれません。これらの2つの考えを信じるならば、「勝った、負けた」や「成功した、失敗した」で、いちいち賞賛や批難をするべきではありません。つまり、何かの結果は、個人に全てが起因している訳ではないのです。

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