サーフィン界のレジェンドが製作した「ゴミからできた服」。廃棄物が最新トレンドに生まれ変わる!

世界大会をじつに11回も制した、サーファー界の生きる伝説ケリー・スレーター。彼が立ち上げたファッションブランド「Outerknown」、オシャレなことは言わずもがなですが、いま注目を集めている理由はこれとは別。彼がこだわり続けて製品化を実現させた真意には、海を愛する“波乗り”ならではの使命感があったようです。

1_KELLY_ECONYL_FACTORY

スクリーンショット 2015-08-06 12.06.46

持続可能な製造工程で、機能性とファッション性をブレンドした「Outerknown」。スレーターはブランドコンセプトをひと言で、こう伝えています。

「既存のスタイルをぶっ壊すにふさわしいブランド。従来のサプライチェーンのフタをこじ開けるものだよ。ボクらはただ、そこにある物を使うだけ。海を漂うゴミから繊維を生み出し、持続可能な洋服をつくったんだ。途方もないことのように思えたけど、今こうして最前線に立つことができている」

デザイン担当として、ジョン・ムーアをクリエイティブ・ディレクターに抜擢。氏はメンズファッション誌『GQ』が選ぶ、2014年「The Best New Menswear Designers in America」にも選出された、気鋭のディレクター。
サーファーが海から上がった後、そのまま仕事に行ったり、レストランに入ってもおかしくない、ファッショナブルなデザインを追求したそう。

recyclable-apparel

Capture One Session1613

Capture One Session2870

海にリスペクトをはらうスレーターのサーファー精神が、「TREND HUNTER」の記事に見て取れます。
海に浮かぶ無数の漁網やプラスチックボトルを、世界各地で目にしてきた彼。自分にできることをやる。「海をキレイに」その目的で回収した大量のゴミを、どうにか再利用する方法があるはずと、2年に渡って温めてきたアイデアを繊維会社に持ち込み、海洋ゴミを再利用した繊維「Econyl」の開発がついに実現したそうです。

2_KELLY_FITTING

いま、世界中の海に放棄された漁網がスレーターの元に集められ、他のナイロンと混ぜ合わせて「Econyl」ができあがります。この持続可能なリサイクル生地は、Tシャツやスウェット製品をはじめ、リサイクル可能な衣類へと生まれ変わっていきます。
ちなみに「Outerknown」の洋服は、どれも着なくなった後、メーカーへと送り返すことで、また新たな服へと100%リサイクルされるそうです。モノを捨てさせない循環型のサプライチェーンにしたい。ここにもスレーターの信念が反映されているようです。

Reference:TREND HUNTER
Licensed material used with permission by BPCM

6月29日、ニューヨークでアディダスのコンセプトスニーカーが発表されました。レセプション会場にアディダスが選んだのは、国連本部ビル。じつは、同日開催されて...
海には、世界全体で毎年800万トンものゴミが捨てられているそうだ。しかし、このプロジェクトなら大量の海洋ゴミを最小限のエネルギーで回収し、再利用することが...
NASAのScientific Visualization Studioが、海に浮かぶゴミの量やその流れを追い、科学的に可視化した動画を紹介しています。こ...
毎年800万トンものプラスチックが海に捨てられているーー。この問題を解決するために考案されたプロジェクト「The Ocean Cleanup」は、自然エネ...
小規模なビール醸造所で職人たちがつくるクラフトビール。狂乱ブームの波が過ぎコーヒー人気のように、ようやくスタイルやシーンに浸透してきた日本。けれど、海外で...
都心では、スーパーのレジ袋が有料化となる店舗が次第に増えてきています。それでも、ご自慢のエコバッグの中はといえば、食材を抜いた後で結局、ゴミ箱へと向かう包...
世界的な課題とも言える大量の廃棄物は、さまざまな形の「リサイクル」となって、解決の一歩を踏み出そうとしています。ここでは、ファッショナブルなものから斬新な...
世界の海に浮遊する海洋プラスチックゴミを再利用して、海中に持続可能な都市空間を建設する。発想が飛躍しすぎて、もはやSF映画のようですよね。これを大真面目に...
小麦や米粉、さらにはコーヒー豆の入った穀物袋をリサイクルしたバッグがあります。異国情緒ただよう、イラストやロゴ入りのバッグは軽く、旅の土産ものとしても人気...
彼の名はロブ・グリーンフィールド。持続可能な社会を目指し、環境保護を訴える活動家だ。特注の透明スーツを羽織り、これから30日間で自分が出すゴミをすべて身に...
台湾の台北市の高架下に設置された、長いパイプ状のユニークな遊具。この遊具の材料には産業廃棄物として出た鉄材や、廃タイヤなどが利用されているとのこと。なんだ...
いよいよ、ハロウィーンまで10日を切りました。どんな衣装で街に繰り出すか、当然もう決めているはず。で、今年は是非、小道具は少なめにして、手ぶらで参加しては...
「More than a Club」これは、FCバルセロナが掲げる由緒あるスローガン。「クラブ以上の存在」であることを意味するこの標語は、決してピッチ内だ...
2015年9月27日、第21回締約国会議(COP21)が行われた国連の昼食会の場で、世界の指導者たちに「ゴミ」が振る舞われたと話題になっている。“埋め立て...
人口およそ12.5億人のインド。国民の約8割がヒンドゥー教徒(外務省調べ)という信仰心の厚いこの国で、あるゴミの始末をめぐって人々が悩んでいた。日用品のパ...
デンマークの首都コペンハーゲンに食産業の異端児がひっそりと佇む。ヨーロッパで初めての、「ゴミ」を食材として利用するレストラン。いかにもデンマークらしい、自...
食べ残しなどから堆肥をつくれる「コンポストボックス」の進化版が開発されました。生ゴミや動物の糞から出る「バイオガス」を抽出し、キッチンのガスコンロで利用で...
ライターのジョアンナ・シュローダー氏が「YourTango」に書いた「サーファー愛」を紹介しましょう。1月にプロサーファーのケリー・スレーターが、波に襲わ...
日本では当たり前のようにある「学校の掃除の時間」ですが、世界的に見るととても珍しい文化だとよく言われます。「みんなのものをみんなで大切に」という教育がされ...
ウミガメがレジ袋を飲み込んで死亡したり、イルカの胃の中からプラスチックゴミが発見されたり。海に捨てられたゴミによって、動物が被害を被っているという話を耳に...