学力アップのためには、もっと「休み時間」を増やすべきかも

近ごろは休憩時間やシエスタ(お昼寝)が大切だよね、という話はかなり一般的になってきました。そして、それは子どもたちにとっても同じなのかも。

ここでは、国際学習到達度テスト(PISA)の各国の成績やカリキュラムを比較した結果を紹介します。とても優秀な成績を残している地域の学校では、「休み時間」が多いようです。

「成績」と「休み時間」の関係って?

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各国の成績を見てみると、2009年、2012年と上海が「読解力・数学・科学」の科目においてトップ。「Quarts」はこの結果をアメリカと比較しました。2012年度、両国の点数差は100点以上開く結果になりましたが、その理由はどこにあるのでしょうか。

中国の小学校は
1日の40%が「休み時間」

テキサス工科大学は、上海とアメリカで大きな差があった小学校の休み時間に着目。前者は40分間ある授業の合間に10分間の休憩が入り、その他にも昼休憩などがありました。

一方、アメリカの小学校は、そもそも構造上授業の合間がないところも多く、1日の休み時間は平均して合計26分ほど。これは、全体の22%ほどと上海と比べてその差は歴然です。

Journal of School Health」によれば、休憩をとることで子どもたちの集中力が増すため、成績だけでなく人間関係の構築にも影響すると言われています。しかも、その結果、アクティブな学校生活を過ごすようにもなり、運動量が増えて健康にも繋がるのだとか。さらには、身体能力の向上が学力にもポジティブに影響するとの研究結果も。

PISAを受けるのは15歳の生徒ですが、これが上海の子どもたちの学力を底上げし、良いサイクルを生んでいる理由なのでしょうか?

その代わり
宿題が多い

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一方で、「ワシントン・ポスト」紙には上海の小学校教育の宿題の多さに対する指摘が。

同紙に掲載された上海教育委員会のYi Houqin氏の発言によれば、生徒に与える宿題の設計や、レビュー、分析、割り振りには毎日2〜5時間もの労力が費やされているそう。
そのため、生徒自身も授業を終えたあとで数時間宿題に取り組む必要があり、確かに学力は上がっていますが、家族間のコミュニケーションが不足しているとの声も。

これについて、PISAの公式スタッフはこうコメントしています。

「宿題は教育にとってほんの一部の要素でしかありません。そのほかにもバラエティ豊かな遊びやオンラインアクティビティ、ゲームなどから高い教養を身に着けています」

ポイントは
「集中力」と「自主学習」?

以上の要素をみると、休み時間が多いことが集中力を保つことに役立ち、自主学習によってより広い範囲で学力アップができる、とも考えられます。

たしかにボーっと授業を聞いていても意味がなさそうですよね。たった1時間のMTGでさえウトウトしてしまう大人も多いもの。

授業を短く区切って休み時間を増やすことで学力がアップするかもしれないというのは、なんとも頷ける話ではないでしょうか。

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