働きながら「勉強」をするための、賢いタイムマネジメント術

日々の業務に追われて、手をつけることができない…と、スキルアップのための勉強や資格の取得を諦めていないでしょうか。

『10年後に生き残る最強の勉強術』の著者である鈴木秀明さんは、仕事をしながら500個以上もの資格を取得してきたと言います。同書では、忙しいなかでも勉強をする「鈴木流 時間の作り方」がまとめられていました。

忙しい、と言う人の
本質的な問題は
「時間がない」ことではない

資格の勉強を始めるにあたって「仕事が忙しくて勉強している暇がない」という人が数多くいます。少し厳しいことを言えば、それは「勉強しない、できない」ことを、忙しさのせいにしているだけではないでしょうか。

本当にやりたいことがあれば、なんとか頑張って仕事を早めに終わらせたり、むりやり有給休暇を取ったり、そのための時間を作ろうと努力しますよね。それができないのは、単に勉強へのモチベーションが低いだけ。きっと、そこまでの情熱がないのです。

もちろん、よほどの意欲がなければ、勉強に対してそこまで情熱を傾けられませんし、他のやりたいことを犠牲にしてまで、時間や労力を費やすことも難しいでしょう。

まずは「忙しくて勉強できないのは、モチベーションがないだけ」ということを意識してください。

考え方を変えるだけで
時間はいくらでも作れる

「仕事の絶対量が多すぎて忙しい」という人もいると思います。しかしそれは、実は優先度の低い作業に時間や手間をかけすぎているだけではないでしょうか。

・週1ペースで行っているルーティーン作業は、実は隔週ペースで十分だったりしないか?
・そもそもその会議、必要?

作業の量や必要性を見直し、無駄なタスクを削ることで時間はいくらでも作ることができます。

業務効率化の観点から「この仕事をもっと楽にしたい」と考えることも重要です。楽をした結果、成果の質が下がったり、納期が遅れるなどの不具合が発生するような単純な手抜きはいけません。

しかし、「もっと簡単にやるにはどうすればいいか?」と今の業務を常に批判的に見つつ、絶えず効率化を模索することはとても重要です。自分は楽ができますし、時間が作れ、資格の勉強ができる。いいことしかありませんね。

忙しくても
勉強時間を確保する方法

勉強時間を増やしたいのであれば、それ以外に使っている時間を減らすしかありません。鈴木さんが実労働時間を減らすために意識しているという3つのポイントを挙げていきます。

1.やらないことを決める
タスクの優先順位づけをしっかり行うことも大切ですが、「やる必要性が薄いこと」を見極め、それをやらないと決めることも重要です。そうすれば、余計な労働時間を減らすことができるでしょう。

2.「考える」系の仕事はデスクでしない
いわゆる「うんうん考える系の仕事」は基本的にデスクワーク中にはやらないようにしましょう。多くの場合、時間だけがただ過ぎていく結果になります。入浴中や移動中など、オフィス以外の場所でフリーな時間に思索をめぐらせるくらいにしたほうが、新しいアイデアは生まれやすいものです。

3.締め切りがある仕事はあえてギリギリにやる
「明日までにやらざるを得ない」という環境に自分を置いてしまえば、切迫感や本気度が大きく違いますので、それだけ作業スピードがアップします。結果的に作業の瞬発力が大きく変わってくるのです。

TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。