一日旅客機の「離発着」を1枚のパノラマ写真に閉じ込めてみた

世界の主要空港の間近で、旅客機の離着陸をひたすら撮りつづけた、プロのフォトグラファーがいる。航空ファンに混じって、ただ望遠レンズをじっと構える彼。

でも、お目当の機体がある訳じゃない。降りてきたり飛んでいく無数の旅客機をデザインに落とし込むのが、彼のアートワークだ。

もしも、旅客機が
いっせいに離陸したなら

もちろん、そこはPhotoshopによる合成。だけど、定点からシャッターを切り続け、一枚のパノラマの中にはめ込んでいく。群れをなして飛ぶ鳥のように、同じ方角へ向かって、一斉に旅客機が舞う、降りる。こんな広告をだいぶ昔に、なんだか見た気もする。

写真の中の旅客機のカラーリングやデザインに注目すると、それぞれどこの飛行場かのイメージがつくはずだ。

余談だが、このプロジェクトのために費やした時間、およそ93日間。25回のフライトで、74,545マイルを獲得したらしい。

羽田空港は
船の上から撮影

こちらは東京の玄関口、羽田空港の様子。向こうに雪をかぶった富士山が見える。どうやら撮影は揺れる船の上から行っていたようだ。

じつは、このフォトグラファーMike Kelley、本当はプロのスノーボーダーを目指していそうたが、度重なるケガに夢を諦めざるを得なかった。ボードを置き、カメラに持ち替えたMikeのフットワークは、雪山にいるときと変わることなく軽やかだった。

ところでMikeの作品、気に入ればどれも公式ページから買うこともできる(約10万円ほど)。

国から国へ、それもほとんど空港のまわりだけ。そんな弾丸ツアーと撮影の様子はこちらの動画でチェック!

Licensed material used with permission by Mike Kelley
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。