組織論のプロが説く。「生産性とクリエイティビティの両立は、ムリな話です」

もしもあなたの上司が「クリエイティブに、かつ生産性を上げるんだ!」と無理難題を押し付けてきたら、この話を投げかけるといいかもしれません。

そもそも
真逆のもの…ですよね?

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あなたを援護射撃してくれるのは、心理学やマーケティングに関する学術論文を150以上も発表している、アート・マークマン博士。彼が「ハーバード・ビジネス・レビュー」にて書いた記事によれば、

「そもそも、生産性とクリエイティビティはお互いに引っ張り合うもの」

なのだとか。前提として「クリエイティビティを上げようとしたら生産性は下がる」と理解することが大切なようです。でも会社の現場レベルでは、ごちゃごちゃになりがち。

偉大なアイデアは
仕事とは無関係なことから
生まれる

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例えば、掃除機に革命を起こしたジェームズ・ダイソンは、製材工場の屋根にある、木くずと空気を分離するサイクロン装置を見てひらめいたと言います(Dysonより)。もし彼が、当時使っていた紙パック式掃除機の「生産性」にばかり注目していたら、この革新的なアイデアは生まれなかったかもしれません。

さらにダイソンは、その後5年の歳月と5,127台もの試作を経て開発に成功したそうです。

マークマン博士はこう語ります。

「クリエイティビティをグロースさせるには、時間と空間が必要」

10〜20%
人手が多ければ…

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しかし大抵の会社は、従業員に「生産性とクリエイティビティの両立」を望むもの。では、どうしたらいいのか。

マークマン博士のアドバイスはいたってシンプルです。

「最低限必要な人員より、10〜20%多く人を雇用すること」

そこで生まれたゆとりを、各社員のクリエイティビティな時間や活動に充てるべき、と言います。

さらに「どちらも同じくらい大事でしょう?」「両立できる人もいるのでは?」といった意見には、こう答えます。

もちろん、どちらも大事です。ただし、クリエイティブなアイデアというものは定期的にアウトプットされるものではありません。では、どのようにしたらいいか。アウトプットされるような、考える時間を与えることです。

「遊ぶ」「サボる」と聞くと、何か悪いことをしているように受け取られるかもしれませんが、思い切って仕事から離れてみたり、カレンダーに「予定なし」という1日を作ることはクリエイティビティを磨く上で、とても大切なこと。

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