世界の「離島」は、こんなにもミステリアス。断崖の上で死者を葬る!?

世界には、まだまだ未知の出来事や現象がたくさん残されています。とくに「離島」ともなると情報が遮断されている分、じつに興味深い逸話が聞けることがあります。

おもしろ地理学会が編集した『世界史からこぼれ落ちた離島伝説』には、そんな離島の知られざる不思議が紹介されています。長い年月をかけて、独自の道を歩んできた離島。その本当の魅力とは?

まるでお祭り?
断崖の上で死者を葬る
【スラウェシ島】

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世界一の島嶼国インドネシアには、18,000以上の島々があります。そのほぼ中央に位置するのが、今回紹介するスラウェシ島です。この島でもっとも注目すべきは「タナ・トラジャ」という地域。

先祖崇拝が強い民族で、葬儀は「ランブ・ソロ」という方法を採用しています。彼らは「死」を日常の中に置いていて、葬儀は死者の来世を祝福する旅立ちのセレモニーとして「生まれ変わり」の儀式と一体化させています。したがって、とにかく盛大に、華やかに行うことが、残された者の務めと考えられているのです。

葬儀となれば、大勢の出席者が歌い踊るイベントが何日も続くので、知らない人が見ると何かのお祭りのように見えるかもしれません。神になった死者に、天に近い場所から村を見守ってもらうという理由から、遺体は高い岩壁に掘られた横穴の中で風葬されます。遺族にとっても、葬儀はにぎやかであればあるほどいいので、観光客も歓迎するそう。

気軽に訪れるには気が引けますが、とても興味深いですよね。

飛行機や船を飲み込む
ミステリアスな海域
【バミューダ諸島】

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アメリカ南東部に位置するノース・カロライナ州沿岸から1,000kmほどの大西洋上に150もの群島が浮かんでます。それがバミューダ諸島。これだけの数があるのにもかかわらず、総面積は53㎢で、三宅島と同じほどの大きさしかありません。ちなみに現在は、イギリス領。

ここは観光地というよりもミステリアスなイメージを持つ人が多いのではないでしょうか。かの有名な「バミューダ・トライアングル」が存在する場所で、いくつもの船や飛行機がこの近海で姿を消しています。

バミューダ・トライアングルと呼ばれているのは、バミューダ諸島、マイアミ、プエルトリコを結ぶ三角形の海域。この海域は磁気に異常が見られるという研究者もいますが、海流が速く、大きな嵐も頻繁に起こることから自然現象によって事故が引き起こされているのでは、とも言われています。

遺体や残骸がほとんど発見されないことも、ミステリアスなイメージに拍車をかけているのでしょう。

南太平洋の宝石箱と
キャプテン・クックの関係とは?
【イル・デ・パン】

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「天国に一番近い島」といわれるニューカレドニアは、オーストラリアの東に位置するフランス領土の島。そしてイル・デ・パンは、本島のグランドテール島のすぐ南東にある島です。

現地の人々から「海の宝石箱」と呼ばれている、ターコイズブルーに染められた海の美しさは、本島をしのぐほど。

この一帯を発見したのはイギリスの海軍士官であるキャプテン・クック。ニューカレドニアやイル・デ・パンという名前は彼が命名しました。イル・デ・パンは直訳すると「松の島」。ちなみに、緑の多い島ではありますが、イル・デ・パンに松の木はありません。松によく似たナンヨウスギという杉の木が群生しており、彼はそれを松と見間違え、イル・デ・パンと名付けてしまったのです。もしも松ではなく杉だと気付いていたら、きっとこの島は違う名前になっていたのでしょうね。


※上記内容はすべて、書籍刊行時点での情報です。

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