「せっかちな性格の人」6つの特徴と直す方法
もともとせっかちな性格で、なんだか自分は損をしていると感じることはありませんか。もし、自分でも変わりたいと思っているのであれば、できることから順番に試していき、自分の特徴に合った改善方法を見つけてみましょう。
1.早く結論を出したがる
せっかちな人は、人の話を最後まで聞くことなく、結論を急ぐ傾向があるようです。とくに、相手がゆっくりと話をする人であったり、前置きが長いような場合にはイライラしてきて、「こういうことでしょ」などと話を自分の理解の範囲内でまとめてしまうこともあります。
自分ではあまりよくないことだと分かっていても、ついついやってしまうクセです。そんな性格を直す方法として、相手にペースを合わせることを意識することから始めましょう。
あせる気持ちやイライラとした落ち着かない気持ちが続くときには、一呼吸して相手がいわんとすることを最後まで言い終えるまで黙って耳を傾けましょう。冷静に相手のメッセージを受け止められるようになります。
2.四六時中、忙しくないと気が済まない
せっかちな人は、その責任感の強さゆえ、やらなければならないことで頭がいっぱいです。なにもせずに時間を過ごすことをもっとも苦手としており、常にせかせかとスケジュールや用事をこなしていくことで、心が落ち着くようなところがあります。
起きているあいだ、ずっと義務感に縛られているようでは、ストレスも高まりますので、そのような方はあえて強制的に休憩の時間を取ることが必要です。
可能であれば、あらかじめ時間を決めて、10分や15分でもかまいませんので、コーヒーや紅茶を飲みながら寛ぐ時間を作ってみましょう。「休むのも仕事のうち」と前向きに考えてリフレッシュすることで効率が上がることが分かれば、意外に長続きするはずです。
3.遅刻を極端に気にする
自分自身は常に余裕をもって行動し、他の人の少しの遅刻も許しません。しかし、実際にはさまざまな理由や不可抗力により遅れることはあるものです。
どんなことにも例外は付きものだということを頭の片隅におき、大らかな考えを持つと物事が違って見えてくるはずです。
もし相手の人が遅れていれば、「大丈夫かな、何かあったのかな」という思いやりの気持ちをもって接することで自分自身も楽な気持ちでいられます。
4.仕事や用事は、すべて最優先
せっかちな人は、仕事や用事の優先順位づけが難しいことが多く、どれも「急がなければ」と焦る傾向があります。
締切期限まで数日の余裕がある場合にも、予期せぬ事態に備えて前もって取り掛かっておかないと心配。すべてのことを同じように最優先だと考えます。
将来のことを心配すればきりがありませんので、なにかあればそのとき臨機応変に対応しようと心に決め、いま最低限やっておくべきことを2つか3つに絞ってみましょう。
5.自分の都合や気持ちが中心
せっかちな人は、気持ちに余裕がないため、自分を中心に考えて行動や言動を起こす特徴を持っています。まったく悪気はなく、とにかく焦燥感にかられているため自分のことをこなすだけで精一杯なのです。
そのような自分の状態に気づかされたときには、まず、自分の意見を人に言う前に、相手の考えや希望を聞くことを優先するように行動パターンを変えてみましょう。
また、常に自然な笑顔を忘れていないか、鏡で自己チェックをしてみることで、心にも少し余裕が持てるようになり、人から話しかけられることも増えていきます。
6.完璧主義者なので常に心が緊張状態
せっかちな人は、完璧主義者であることが多く、少しのミスも許しがたいと考える傾向があります。あらゆることを滞りなく計画通りに進められるように、事前のリサーチや準備を万全に進め、時間があるかぎり最善を尽くし続けるため、気が休まることはありません。
そんな緊張感が続く毎日を送り続けるうちに、ある一定のことだけに心が奪われ、人間らしい感情や感覚が薄れることもあるかもしれません。
そのような性格を変えるためには、心から好きなことや楽しめることを探し、自由気ままに没頭できる時間を確保するようにしましょう。仲の良い友人と他愛もない話をして盛り上がったり、時間を気にせずに好きな音楽や映画を心ゆくまで堪能することで、心が解放され緊張も徐々にほぐれていきます。
せっかちな人は、知らず知らずのうちに自分を追い込んでいるため、ストレスを抱えてしまうことも多いようです。気持ちが焦り過ぎて空回りすることで、余計にイライラとした感情が湧き起こるといった悪循環もあるかもしれません。せっかちな性格を少しずつ変えてみようとすることで、毎日を楽しくほがらかに過ごせるヒントに気づけるはずです。