「自分を愛する者として」。チャールズ・チャップリンが書いた、10のポエム
以下、「Collective-Revolution」の記事を紹介します。
自分を愛する者として。
チャールズ・チャップリンは、サイレントフィルムのスターとして活躍したコメディアン。髭とハットが特徴ですが、知られているのはそこだけではありません。
出演作品「The Great Dictator(独裁者)」の演説では、人々の生きる権利や、強欲さから失ったことなどが語られました。機知に富んだ彼の発想やユーモアからは、今も多くのことに気づかされます。これから紹介するポエムは、自分を愛することの大切さをより深く知るために、きっと役立つはず。
01.
自分を愛する者として、本心に背けば、悲しみや苦しみが現れるとわかった。今日、ぼくはそれが「真実」だと知っている。
02.自分を愛する者として、
もし、自分の欲を押し付ければ、相手の気分を害すとわかっている。
今じゃないとわかっていたら…。相手の準備がまだとわかっていたら…。たとえ、その相手が自分でもだ。今日、ぼくはそれを「尊敬」と呼ぶ。
03.
自分を愛する者として、
ないものねだりはやめた。ぼくには見える。
周りにあるすべてが成長へと呼びかけてくれる。今日、ぼくはそれを「成熟」と呼ぶ。
04.自分を愛する者として、どんな事情も理解した。ぼくは、正しい時に、正しい場所にいる。すべては起こるべき瞬間に起こる。だから、落ち着いていられる。今日、ぼくはそれを「自信」と呼ぶ。
05.自分を愛する者として、ぼくは、自分の時間を盗むことをやめた。未来のために大きな計画を立てることもない。歓びとしあわせだけに目を向ける。愛すべきことや、勇気づけてくれることを、自分のやり方と自分のリズムでする。今日、ぼくはそれを「素朴」と呼ぶ。
06.自分を愛する者として、ぼくは、体に良くない物から自由になった。食べもの、人、モノ、状況。気分を落ち込ませることや、性に合わないもの。はじめはそういう態度のことを、「ヘルシーエゴイズム」と呼んでいた。今日、ぼくはそれを「自愛」だと知っている。
07.自分を愛する者として、
ぼくは自分の間違えに気づいた時から、
常に正しくあろうと努力することをやめた。
今日、ぼくはそれが「謙虚」だとわかった。
08.自分を愛する者として、過去や未来を心配しないようにしている。今、ぼくはこの瞬間だけに生きている。そこですべてのことが起きている。今日、ぼくはその日1日1日を生きている。そして、そのことを「満足」と呼んでいる。
09.自分を愛する者として、自らの心に邪魔されることがある。うんざりするものだ。しかし、強く繋がれば力強い味方になる。今日、ぼくはそれを「心の知恵」と呼ぶ。
10.自分を愛する者として、
言い争いや衝突、
そのほかあらゆる問題を恐れる必要はない。
たとえ隕石が降ってきて気が狂ったとしても、
今日、ぼくはそれが「人生」だと知っている!
自愛について書かれた言葉の数々。素晴らしいですよね。チャップリンの賢さがたしかに感じられます。力強いポエムは、私たちの人生や体験、そのすべてに通ずる学びを再確認させてくれます。知っているだけで、いつかきっと役に立つはず。それぞれの詩の意味を心に留めて、うまくいかないときに思い出したいものです。
自分を愛して悪いことなんてありませんよね。成長したい部分があるのも、ありのままの自分を受け入れることも、長い人生の旅の一部なのです。
そのほかより良い人生を送るためのヒントについて、「How To Change Your Life For The Better In One Month」や、Collective Evolutionの記事を読んで見てね。
Top Photo by Bettmann/Bettman/Getty Images
Licensed material used with permission by Alanna Ketler, via Collective-Evolution.