あなたはきっと「上司」に恵まれている。10のサイン

上司の人格次第で、ガラリと変わる職場環境。リーダーシップ論に造詣が深いMarcel Schwantesさんが「Inc.」でまとめているのは、「好かれる上司の10の特徴」について。

つまり、あなたの上司にこの特徴が当てはまっているのであれば、仕事環境にとっても恵まれてる証拠。それではさっそく見ていきましょう。

つねに自分が正しいと思い込み、周りの意見をほとんど無視するような上司だったら、そんな人に部下はついていこうなんてと思いません。

上司だってひとりの人間です。当然、間違いだってあるでしょう。プライドに邪魔されることなく、「すまない、自分のミスだった」と素直に認められる上司だとしたら、格好いいことだと思いませんか？

たとえば、自分の自慢話ばかりをしてくる上司。延々と話を聞いているだけで、やる気が吸い取られてしまいそうです…。

反対に、部下の意見に興味を持ってくれる上司は好印象になるはず。経験してきたことから何を学んだのか、今のやり方に不満はないか。どんなことにも耳を傾け、自分よりも部下に焦点を当ててくれるような人だったら、きっととても信頼できますよね。

部下から好かれる上司は、自分の業績については多くを語りません。それよりも、部下が達成してきたマイルストーンのほうがよっぽど重要だと考えていて、つねに成長を認めてくれるのです。

いくら上司だからといって、苦手なものが一切ないわけではありません。自らの弱みを打ち明けてくれ、必要であれば周りに助けを求める。

そうすることで、結束力の強いチームが築けることを誰よりもよく知っているのです。

できる上司は、社内外の噂話なんかに首を突っ込みません。人の評判を下げることで自分の評判を上げるようなタイプではないのです。

間違えたときには素直に謝り、ときには自分の失敗を笑い話にすることもできる。上司だけに限らず、ひとりの人間としても魅力的です。

自分ひとりで考えていると、どうしても視野は狭くなります。そのことを理解しているからこそ、進んで人にアイデアをシェアするのです。

新しい視点から意見をくれる人々を大切にする。そんな上司はとても素敵です。

基本的には自分の部下に信頼を置いているので、抱え込まず、ちゃんと仕事を振ってくれます。

信頼されていると感じれば、人は期待に応えようとするもの。そんな性質もしっかりと把握しているのがいい上司の秘密でしょう。

ただ言われていることを遂行するだけだったら、仕事の意味はありません。できる上司は部下の力量を見て仕事を任せてくれるので、自分で考えて取り組み、行動するようになるのです。

そして結果を出していくことで、それがやり甲斐にもつながります。ある程度は任せて自由にさせてくれたほうが、自ら気づけることもたくさんあるはずです。

職場や飲み会、どんな場でも「以前より成長したな」と、さりげなくあなたを褒めてくれます。これは上司が、仕事を「自分ひとりで成し遂げた」のではなく、「チームのみんながいたからこそ、成し遂げられた」と思ってくれている、立派な証拠なのです。