あなたの部下でよかった!理想の上司の10の条件
統計によると理想の上司がいる人は3割程度だそうです。これを多いと思うか少ないと思うかは、理想の上司が周りにいるかいないかによって変わってくると思います。人によって好き嫌いがあるように、理想の上司像も異なりますが、こちらでは一般的に理想とされる上司の条件をご紹介します。
1.信頼関係。これがないと始まりません
部下を信頼しない上司、信頼できない上司では仕事は成り立ちません。上司としてはまず信頼してあげましょう。任せてあげることで部下は責任を持って仕事にあたってくれるでしょう。
「自分が全て責任を負うから、思い切ってやってこい!」と背中を押してあげるのが大切です。成否はともかく一生懸命やってくれるでしょう。そして成功したら部下の力と報告し、失敗は自分の責任として処理しましょう。間違っても理想の上司は成果を自分だけのものにしてはいけません。
2.部下といっても、家来ではありません
部下といっても一人の社会人です。運動部の後輩のように扱ってはいけないでしょう。大人として尊重してあげるのが大切です。部下というだけで色々と社会経験を持つ年上かもしれないですし、年下でもあなたを追い越して上司になるかもしれません。
部下が困っているときはすかさずフォローを入れる思いやりと、気遣いを忘れないようにするのが、理想の上司かもしれませんね。
3.まず、人として尊敬できる人間であること
人間的に尊敬できる人でないと理想の上司にはなれないでしょう。どんなに仕事ができても、感情任せに怒る人や部下にやつあたりをする人を理想に挙げる人はいないと思われます。
態度でなくても言葉の暴力を使うのも同じでしょう。例えば、給料を減らしてやるなどの言葉もパワーハラスメントではないでしょうか。他にも上にはへつらい、下には威張るなどは人間的に尊敬できるとは思えません。
4.好き嫌いは食べ物だけにしましょう
人間なので馬の合う人もいれば、なんだか苦手だと思う人もいるでしょう。健気に慕ってくる部下は可愛く思えますが、そうでもない部下がいるのは当然のことです。
ですが、できるだけ平等に見てあげてください。学校の先生や親子でさえ難しいことなので、大変だと思いますが、理想の上司は人を平等に扱うものです。
5.積極的にコミュニケーションをとる
理想の上司はコミュニケーション能力を持ちましょう。なにも飲みに行くことだけでなく、部下の話を聞いてあげるだけでも部下としては嬉しいものです。
悩みなどがあれば、上手く聞き出してあげましょう。気に掛けてもらえてる、声をかけてもらえるだけでも人として嬉しいことでしょう。
6.仕事において、曲げない強さを持つ
口だけの上司、居ますよね。でもそれでは理想の上司とかけ離れてしまいます。
口に出したことは強い信念を持って実行しましょう。有言実行をするあなたの背中を部下は頼もしく見ていることでしょう。
7.見かけだけではありません。中身も共に
ナヨナヨと自信のない上司では、部下は不安になってしまいます。言葉や服装、体型ではなく、中身や仕事において威厳を持ちましょう。
性格的に難しい人でも、仕事に厳しく真摯に取り組む様は理想の上司として威光を放つでしょう。
8.相手のために必要なときは叱る
これは子育てなどにも共通することですが、相手を本気で思うからこそ叱ることあるでしょう。自分の感情のはけ口ではなく、部下の成長のためにあえて感情を出して叱る。これは理不尽な叱責とは違います。
あなたの本気の指導に、部下はあなたを理想の上司として尊敬するでしょう。
9.仕事は楽しいものだと思ってもらえること
仕事は決して楽しいものだけではありませんよね。大変でも達成感などの、やり甲斐を見いだしてあげましょう。新入社員などは特に、日々同じことの繰り返しと思ってしまいがちです。
仕事を楽しいと思わせるのも理想の上司ではないでしょうか。
10.広い視野を持って、導いて行く
部下はあなたの背中を見ています。理想の上司が自分の事だけや自分の部署のことだけを考えて働いていては、部下もついて来ません。
あなたが自ら先頭で旗頭となり会社を引っ張るくらいの気概を見せてみましょう。
全部に当てはまるのは難しいかもしれません。ですがまず一つずつ心がけていくことで、日々の仕事への取り組みも変わってくるでしょう。あなたも周りも幸せに働くことができる、理想の上司像を目指してみてはいかがでしょうか。