オフィスで信頼されている人が、自然に使っている「魔法のことば」
「何」を言うかではなく、「どう」言うかだ。
「Inc.」のMarcel Schwantes氏が書いた記事によれば、職場で物事を「どう」言うかで信頼度が決まるとのこと。信頼を得るためには、なによりも言葉選びが重要です。信頼される上司が口にしている10の魔法のフレーズとは?
01.
「きみはどう思った?」
自ら結果を語ってしまうと、相手の意見や考えを知らぬ間に殺してしまうことになります。オープンな質問を投げかけることで、ミーティング、プレゼン、そしてあるタスクに対する、相手の素直な評価を聞き出すことができるのです。
02.
「僕のせいだ」
「パーフェクトな人よりも、不完全な人間のほうが魅力的に感じるものなのだ」
と語るのは『Trust Factor: The Science of Creating High Performance Companies』の著者、ポール・ザック医師。自分のエゴを捨てて過ちを認めることで、信頼度が増すそうです。
03.
「ちょっと手を貸してくれる?」
自分が失敗してしまったあと、相手に助けを求めるのはじつは効果的な方法なのです。相手を頼ることで、自分の謙虚さも伝わります。
04.
「アドバイスもらってもいいかな?」
アドバイスを聞く人が有能なのか、聞かない人が有能なのか、を調査したウッド・ブルックス医師によれば、
「アドバイスを求めない人は、自分が無能だと思われないかと不安なため、聞かない傾向にあります。そのため、じつはアドバイスを探る人間のほうが有能なのです」
05.
「きみの判断を信頼してるよ」
信頼も、ギブアンドテイクです。自分が信頼しているという態度を出してこそ、相手もお返しとして信頼してくれるものです。Well Said, Inc.の代表である、ダーリン・プリンス氏はこう語ります。
「なんでも1人でやろうとはせず、周りにどう頼っていけるかを考えてみること。そうすることで周りのインプットを重要にしていることが証明できるし、周りからの信頼を得ることもできる」
06.
「きみなしでは成し遂げられなかった」
「ありがとう」を、別の言い方に置き換えたのがこれ。「他の誰でもなく、きみだからこそできたんだ」というフレーズを使うことで、相手も自分の努力が認められたことを実感できます。
07.
「つまり、きみにとってこれはこういうこと…」
会社で働いているからには、自分の努力がどういう風に扱われるかを知っておきたいのが、部下の本音。プロジェクトや新しいビジョンに加わってもらう場合、彼らが短期間、そして長期間で得るスキルや地位を、あらかじめ伝えておくことで、さらなる信頼が得られます。
08.
「話を聞くよ」
シンプルな言葉ひとつで、あなたが部下の意見に興味を持っていることが伝わります。ただここで大事なのは、ボディランゲージ。相手が話しているときは他に何もせず、相手の話だけに集中してあげて。
部下の意見に少し耳を貸すだけで、想像以上に使えるアイデアが湧いて出てくるかもしれません。
09.
「手を貸そうか?」
締め切りが迫っているときは、仕事場もストレスで空気がピリッ。そんなときは、この言葉が束の間の癒しをもたらしてくれます。上司が気の利くアプローチをとることで、部下もそれに倣い、お互いを助け合うようになるはずです。
10.
「どうアプローチを変えていけばいいかな?」
同じことを繰り返していても、同じ結果しか跳ね返ってきません。が、会社とは常に進化していかなければならないもの。そこでとても有効なフレーズがこれ。
新しいアプローチを試みたいという思いが伝わるこのフレーズは、上司が部下に聞くのも、部下が上司に聞くのも非常に好ましい質問。