クールより、これからは「あったかい男」の時代

「クール」は、かっこいいっていう意味でも使いますよね。でもそんな「クールな男」になろうとしても現実はなかなかうまくいきません。結局、理想とのギャップに疲れてしまう人も多いのでは?

そんな悩めるあなたに、人生のさまざまな気づきを与えてくれる動画メディア「The School of Life」が提案しているのは、新しいかっこよさ。「クールな男」じゃなくて「ウォームな男」です。

そう、今かっこいいのは、あったかい男!

この80年、理想とされてきた
「クールな男」

Image by The School of Life

長いこと、男性の理想は「クールであること」とされてきました。

冷静沈着で、うろたえることなく、思ったことはためらわずに実行し、常に完璧。いつでも余裕が滲んでいます。

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昔なら、ジェームズ・ボンドやボブ・ディラン、最近ならライアン・ゴズリングやベネディクト・カンバーバッチは「クールな男」の代表格でしょう。

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クールな男は、家が火事になっても、「ちょっと暑くなってきたようだね」なんて軽口を叩きながら、自分で火を消したり、

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ミスをして上司に詰め寄られても、大丈夫。いつ仕事を辞めたっていいんだ、と余裕を見せます。

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でも実際、そんな理想像に苦しめられている人もいるのでは? いつだってそんなに冷静沈着ではいられませんよね。

これからは
「あったかい男」の時代

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そこで提案したいのが、21世紀の新しいかっこよさ。それが「あったかい男」です。

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「あったかい男」は、クールな男のようにいつも完璧なわけではありません。その代わり、自分の欠点や不安ときちんと向き合い、克服しようとしています。

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火事があったときも、無理に自分で火を消そうとはしません。うろたえながらも消防車を呼び、ちゃんとプロに対処してもらいます。

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上司からミスを責められたときは、どうしてそのようなミスが発生したのかをきちんと説明し、予防するためにどうしたらいいか、を考え伝えることに最善を尽くすのです。

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彼らは「自分が不完全だ」ということを知っている分、思いやりと優しさに溢れています。

クールな男に疲れたら
「あったかい男」を
目指してみよう

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男性のかっこよさの定義は、時代と共に移り変わってきました。これから「あったかい男」がかっこいい時代が来れば、雑誌では「40歳以下のあったかい男ランキング」なんて特集が組まれるかもしれませんし…

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子どもが、どうしたらもっと「あったかい男」になれるんだろう?と悩むかもしれません。

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女性にモテるためにも「何よりあったかい男でいなきゃ!」なんてことになるかもしれません。

何があっても自分を貫く「クールな男の美学」は、正義がはっきりしていた20世紀に必要とされた価値観だったのかもしれません。でも、そんなわかりやすい正義なんて存在しない、誰もが不完全であることが当たり前になった21世紀は、「あったかい男」こそが新しいかっこよさの定義になっていくのではないでしょうか。

もしもあなたが「クールな男」を目指すことに疲れてしまったら、これからは「あったかい男」になってみませんか?

Licensed material used with permission by The School of Life
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。