ウィーンの新しい「IKEA」は、まるで棚みたい!カフェもテラスもあっておしゃれ……
オーストリアのウィーンに昨年新しくオープンした「イケア(IKEA)」。その店舗デザインは"棚"のようで、まるでお店自体が1つの家具のようだ……。
©querkraft architekten
建築を手がけたのは、ウィーンを拠点としている建築設計事務所の「Querkraft Architekten」。
このイケア、じつはただの家具店ではない。なんと、上2フロア分は「Jo&Joe hostel」という宿泊施設で、屋上は誰でも利用できる緑豊かなオープンテラス。
©querkraft architekten
施設内にはカフェも併設されていて、のんびりくつろげる。まさに都市型店舗だと言える——。
© chillandexplore21/Instagram
また、環境にやさしい点にも注目したい。
160本もの樹木が建物を彩り、冷却と加湿の効果が見込め、"天然のエアコン"が施設内を快適な空間にしているわけだ。
©querkraft architekten
加えて、このイケアにはなんと駐車場がない。電車でアクセスできるよう、「Westbahnhof(ウィーン西駅)」の近くに建てられているからだ。
配達には電気トラックやカーゴバイクが使われるから、排気ガスは放出されない。実際、「この店舗ができたおかげで、年間35万台分に相当する車の移動を削減できた」と同店は報告している。
© ikeawienwestbahnhof/Instagram
この店舗を建設するうえでのテーマは、"We want to be a good neighbour(よい隣人でありたい)"。
言葉の通り、ウィーンの人たちに親しまれているようだ。
© IKEAAustria/YouTube
Top image: © querkraft architekten