「癖強=イケメン」“ネズミ系男子”がキテるらしい
昨年、こんなツイートが話題になった。
「男性は、ワシ系イケメン、クマ系イケメン、犬系イケメン、ワニ系イケメンのいずれかである」――しかし2024年、その「イケメン」に新たなカテゴリーが登場した。それが、“ネズミ系”である。
“ネズミ系”って、どんな?
ネズミ系男子の代表格として名高いのは、Mike FaistとJosh O'Conner。もうすぐ日本でも公開する話題作『チャレンジャーズ』では、2人ともメインキャラクターとして登場している。
特徴は、ネズミのような細身の体型と、鼻先をつまんだような尖った鼻と口。
「それ、ディスってない?」と思ったアナタ、断っておくがこれは最上の褒め言葉。ということらしい。
確かにネズミという言葉に良いイメージを抱いている人は少ないだろうし、従来のイケメンとも異なる。しかし、このクセのある見た目こそがje ne sais quoi、ネズミ系男子のなんとも言い表せない魅力を作り出しているのかもしれない。
クセの強さは
見た目だけにあらず
ホットでセクシーなネズミ系男子であるには、外見だけじゃない、中身もクセ強であることが求められる。たとえば先述のMike Faist。彼は俳優にならなかったら、子どもの誕生日パーティーに登場する「ピエロ」になりたかったとインタビュー動画で語っている。
ちなみに動画は200万回以上再生。コメント欄には“I'm sorry He's HOT”、“I love him”などMikeに対するラブコールが多数が寄せられている。そしてバディであるJoshも負けず劣らずの曲者。あらゆるメディアで「ラタテュイユ」に対する愛を博識とともに吐露し、その変人っぷりが話題となっている。
個性が強くて、知的で、どこかおもしろおかしい。一筋縄では行かない感じにそそられるというわけか。
「好き」なものへの愛も貫く
しかし、ただの変わり者で終わらないのがネズミ系男子の大事なポイント。彼らが貫くのは自分の個性だけじゃない、パートナーへの愛も。何でもない日にどデカい花束を買ってくれたり、パートナーの写真も恥ずかしがらずに自分のSNSに載せてくれたり……。
自分の感情を抑圧する「有害な男性らしさ」はなし。気持ちを素直かつ、ごく自然に伝えられるのがネズミ系男子ということのようだ。
見た目だけでなく、性格面でも女性が本当に魅力的だと思うポイントを抑えているなんて……なかなかやるではないか。
ネズミ男子が見せる
新たな男性像
長らく“モテ”の代表格であったのが、冒頭でも紹介した犬系男子。愛嬌のある笑顔と、人懐っこい人柄が良しとされていたが、どうやらそれは過去の話のよう。かなりの変わり者、だけど自らのクセと愛はちゃんと貫く。そんなネズミ系男子の台頭は、王道に沿わない男性たちの魅力に気が付かせてくれる。
あなたの近くにも、ネズミ系男子がいたりして?