グミで自己分析?「MyBTIシリーズ」新発売

自分の個性や行動パターンを16タイプに分類し、分析できるMBTIは、自己理解を深めるツールとして、そして共感を生み出すコミュニケーションツールとして、Z世代を中心に人気を集めている。

そんなMBTIの世界観を、なんと「グミ」と「ラムネ」で表現してしまったのが、2024年1月21日(火)より順次発売される「MyBTIシリーズ」だ。

16タイプの個性を、お菓子で表現

クリート株式会社によれば、新商品は「MyBTIグミ グレープ味」「MyBTIラムネ マスカット味」「MyBTIグミ ソーダ味」「MyBTIラムネ レモネード味」の4種類。グミとラムネはそれぞれ異なる2つのアルファベットを表現しており、4種類すべて購入すれば、16タイプの性格をアルファベットで表現できる。

たとえば、「MyBTIグミ グレープ味」には「E」と「I」、「MyBTIラムネ マスカット味」には「N」と「S」のアルファベットが書かれたお菓子がアソートされている。

© コンフェックス株式会社
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グミがつなぐ、新しいコミュニケーション

面白いのは、商品パッケージにも仕掛けがあること。各商品2種類のデザインがあり、並べるとさらに賑やかで可愛らしいデザインが出現する。

同社は、最近の自己診断コンテンツの人気を背景に「診断結果によって相手と自分のタイプとの違いや相性を知ることができることや、多角的な自己分析ができることから、SNSに自身の性格診断結果を投稿したり自己紹介で自身のタイプを伝えたりするなど、自身を表現する手段として活用されるシーンが増えています」と分析する。

「MyBTIシリーズ」は、まさにこうした自己表現のニーズとトレンドを巧みに捉えた商品と言えるだろう。

「限定販売」戦略の裏側

「MyBTIシリーズ」は、「数量限定」で「一部コンビニエンスストア」でのみ販売される。これは、若者にとって身近な存在であるコンビニエンスストアという販売チャネルの特性を活かし、さらに、希少性と話題性を高めることで購買意欲を刺激する戦略だと言える。

近年、消費者の購買行動は大きく変化し、「モノ消費」から「コト消費」へのシフトが加速している。商品そのものの価値だけでなく、その商品がもたらす「体験」や「感情」が重視されるようになり、企業は、商品を通して消費者にどのような体験価値を提供できるのか?という視点が求められている。

「MyBTIシリーズ」は、まさにこの「コト消費」トレンドを捉えた好例と言えるだろう。単なるお菓子ではなく、自己理解を深め、周りの人と共有し、共感体験を生み出すためのコミュニケーションツールとしての役割を担っている。

自分のMBTIタイプを表現したり、気になるあの人のタイプを予想したり、お菓子を通して会話が弾む、そんな風景が目に浮かんできそうだ。

Top image: © コンフェックス株式会社
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。