なぜか、自動的に仕事が楽しくなる「4つの習慣」

「仕事が楽しくない」と嘆く人は世の中にたくさんいます。けれど、そういう人は「楽しもう」としていないだけ。ちょっと工夫をするだけで、仕事で得られる幸福度は格段にアップします。

ここでは自著『なぜか、自動的に幸せになれる72の習慣』から、仕事で幸せになる習慣を紹介。明日からでも、ぜひはじめてみてくださいね。

01.
「自分のため」ではなく
「あの人のため」と思って働く

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自分のために働いて、自分のために遊んで、自分のためにお金と時間を使って…。一見すると自由で楽しいことのように思えるかもしれません。
しかし、実は「自分のために何かをしたい」というのは欲求としても弱く、モチベーションを上げる力にはなりません。
そもそも人が「自分のため」だと思っていることは、本当に「自分のため」なのでしょうか?
ダイエットを例に出してみます。男女ともに、なぜダイエットをするかといえば、つきつめると「モテたいから」です(健康的になるため、は例外)。対象は人によって違えど、他者の目があるからこそダイエットに励む。目的は痩せることではなく、誰かのために見た目をよくすることなのです。

仕事も同じで、「自分のため」と思っていることの多くは、実は「誰かのため」だったりします。
だったら最初から「自分のため」ではなく「あの人のため」と思って働いてみませんか?自分のためと思って仕事をするよりもずっと意味を見出しやすく、幸せを味わいながら働けるはずです。

02.
すき間時間の楽しみをつくる

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ビジネスマンの多くは、仕事についてはかなり細かな計画を立てて手帳にぎっしりと書き込んでいます。ところが、昼休みや通勤途中でなにをするかまでは決めていないのが一般的。せっかくの空き時間を無為に過ごしてしまう。それだと幸福度が下がることはないけれど、上がることもありません。
幸福になりたいのであれば、空き時間も有効利用しましょう。別に“仕事のためになること”じゃなくてもいいのです。たとえば、食べることが一番の楽しみという人は、ランチはここに行こうと決めておく。体を動かすのが好きなら、帰宅後にこんな筋トレをしようと考える。このように「決めておく」ことが大事。
朝イチでそんなクエスチョンをやると、幸せな気分で一日のスタートが切れます。そして、何も考えていない場合よりも幸福度はグンと高まります。

03.
苦手なことをやって、
コンフォートゾーンを広げる

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コンフォートゾーンとは、「人が快適だと感じる領域」で。その広さや様相は人によって異なります。
人前で話すことが得意な人と苦手な人がいます。それは、前者にとっては人前で話すことが快適(=コンフォートゾーンに含まれる)であり、後者にとっては不快(=コンフォートゾーンに含まれない)だからです。
コンフォートゾーンは不快なことをやればやるほど広がります。どんなに嫌いなことでも毎日続けていれば、そのうち慣れて平気になります。人間は基本的に、経験したことがない未知の領域を不快だと感じるので、最初は多大なストレスを覚えるでしょうが、そのぶんコンフォートゾーンは確実に広がっていきます。
現代社会はすごく不安定で、いつ何が起きてもおかしくない状況にあります。だから、現在の幸福をずっと維持したいと考えているのであれば、コンフォートゾーンを広げてくことに越したことはない。そうすれば、これから世の中がどう動いたとしても、たくましく乗り越えることができるでしょう。

04.
仕事と遊びを両立させる

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今の私はたまたま時間を自由に使える立場にいますが、こうして社長になってお金と時間に余裕ができてから遊ぶようになったわけではありません。
貧乏していたときも、会社を軌道に乗せるために寝る間を惜しんで働いていたときも、いつでも仕事と同じくらい遊びを重視していました。旅行をする余裕がないときはゲームをしたり、映画を観たり、少しでも新しい体験をするよう心がけて生きてきました。
その遊びがめぐりめぐってビジネスの成功を呼び込み、幸せな人生を歩めるようになったのです。どちらか一方ではなく、仕事と遊び、両方を充実させること。仕事をしなければ「自分はなんのために生きているのだろう」と人生に意味を見出せなくなってしまうし、遊びがなければ「何のために働いているのだろう」となってしまいます。

人生をより充実させて幸福度を上げると、結果的に仕事もはかどるのです。

なぜか、自動的に幸せになれる72の習慣
コンテンツ提供元:サンマーク出版

 

小山竜央/Tastuo Koyama

株式会社ライブクリエイト代表取締役、講演会コンサルタントとして活躍すると同時に、後進の指導を行う。指導した延べ人数は5万人以上。何千人ものセミナー講師を日本全国に送り出している。

TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。