「夜の習慣」が人生を変える。イイ女になるための5つのヒント

「仕事も終わった。さて、プライベートタイムだ♪」とはいえ、翌日に向けてのエネルギーを養う時間でもありますから、適当に過ごすだけじゃいけません。

美LIFEクリエイターの長谷川朋美さんには、毎日欠かせないある「夜習慣」があると言います。ここでは彼女の著書『自分と毎日が輝き出す50の習慣』から5つピックアップして紹介しましょう。

01.
特別な予定の前は
「洋服を着替える」

友人とのディナーや、彼とのご飯、ちょっとしたパーティなど、仕事終わりの特別な予定に仕事モードの自分を引きずったまま向かっていませんか?

心から楽しみたいのなら、1つ1つの予定ごとで違う洋服に着替えましょう。その予定にふさわしい自分はどんなキャラクターで、どんなヘアメイクで、どんなファッションで…と考えて、できる限りアレンジするのです。

「仕事場に着替えやヘアメイクの道具を持っていくのは面倒…」なんて言っている人は、自分から100%楽しむことを放棄していると言えます。欧米の女性は、昼と夜の服をきちんと変えています。もちろん予定にもよりますが、私も会社に行った格好のまま、おしゃれなディナーには行きません。そういった場合はヒールやワンピースをあらかじめ持ってきておき、仕事が終わったら着替えるといいと思います。日中来ていた服は会社に置いていきます。

会社に置いていけない場合は、お店のクロークやコインロッカーに預けるなどしましょう。どうしても洋服を着替えるのが難しいならば、せめてヘアメイクを変えましょう。

・コテを持っていって、きちんと巻く
・ハーフアップやアップスタイルにアレンジする

これだけでも、ぐっと華やかになりますよ。

02.
心を込められないなら
料理はしない!

仕事が忙しいと、ついつい外食や中食(買ってきたものを家で食べること)になりがちですが、そういう時こそ健康のためにしっかり自炊をしましょう!

……という話をよく耳にしますが、私は逆です。忙しいときは、外食や中食の選択をしましょう。心ここにあらずで、何かを考えながら料理をしたり、面倒だと思いながら料理をすると、その心の状態は料理にも表れます。

「料理や片付けが嫌だな…」と思うのは心のストレスになるので、だったら栄養価が高く、そのときの自分が食べたいものを素直に外で食べたほうが、結果的に心にも体にもプラスになります。

もちろん理想は、きちんと心を込めてお料理をして、丁寧に盛り付けて楽しく食べられることです。ですが、仕事をしていたり、まして働きながら子育てをしていたら難しいですよね。毎日の生活はきれいごとだけじゃ済みません。料理をしないからといって、女性としてダメだな…と思わなくたっていいのです。

03.
夜空を見上げてみる

都会に住んでいるとなかなか自然に触れる機会がありません。私はできる限り、観葉植物や生花を家の中に置くようにしたり、公園を散歩するようにしていますが、もっと手軽に毎日できることがあります。

それは空を見上げること。日中の明るい空は元気やエネルギーをくれますが、夜の星空は神秘的で繊細で、感受性を育んでくれます。夜道を歩く時に見上げるだけでなく、私はたまに家のバルコニーに出て夜空を眺めます。ぼーっと夜空を眺める時間は、まるで瞑想をしているかのよう。慌ただしい1日の終わりにこうした時間を持つことで、内なる自分とつながれます。

また、夜空の星を眺めることは、眼精疲労の緩和に効果的。遠くにある小さなものに焦点を合わせると目の疲れが癒やされて、視力矯正のトレーニングにもなるのです。

04.
自分の体に触れてあげる

自分自身に触れる時間を、1日でどのくらい取っていますか?自分が一番大事というと、なんだかナルシストのように聞こえるかもしれませんが、自分を愛することや自分を労ることは、自分勝手でもナルシストでもありません。

それは、この世に生まれてきた誰しもが大切にすべき感覚です。だって、自分が元気じゃないと人を元気にすることはできませんし、自分で自分を愛せないと、人を心から愛することができません。人は自分にできることは、他人にも同じようにしてあげられるのです。

05.
眠る前に
1日の出来事を振り返る

私は10年間を共にしたパートナーを突然亡くした経験があります。そのとき、こう誓いました。「今日がだめだったから明日幸せになればいいという考え方では、いつまでたっても幸せになれない。実際本当に明日が来るかなんてわからないし、そうなっても後悔しないよう、1日1日を噛みしめて生きよう」と。

今ある幸せは、当たり前ではなく奇跡です。でも、わかっていても人はつい忘れてしまいます。私もそうです。過去に強く誓っても、時が経って日常に追われていると仕方ありません。

そこで私は1日1日をリセットするために、毎日自分の1日という小さな人生を振り返ります。人は亡くなるとき、自分の人生を走馬灯のように振り返るとよく言いますが、同様のことを毎晩布団のなかで行っているのです。

その日、1日の出来事を振り返って、何が嬉しかったか、誰に感謝すべきか、いろんなことを布団の中で5分でも考えたまま眠りにつくと、とても満たされた穏やかな気持ちになります。

「死ぬ前」の視点で周りを見渡すと、見えないものがたくさん見えるようになってくると思います。

TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。