目の前の仕事に飽きたとき。「デキる女」はどう対処する?
どんな職業の人でも、1日のうちでモチベーションが下がってしまう瞬間って避けられないと思います。大切なのはスパっと切り抜けられるかどうか、です。
ここではそのヒントを、美LIFEクリエイターの長谷川朋美さんの著書『自分と毎日が輝き出す50の習慣』からご紹介!
光合成をしてストレスをリセット!
普段、太陽を浴びる生活をしていますか?
私たちは自然界の生き物です。植物や動物と一緒で、太陽からたくさんの恩恵を受け取ります。
植物は光合成をして、二酸化炭素を酸素に変えて排出したり、栄養素を作ったりしていますが、私たち人間も、生きる上で必要なビタミンDは太陽を浴びることで生成されるのです。
食べ物から摂ることもできますが、太陽を浴びるのはお金も時間もかけずに簡単にできること。そして何より、太陽は私たちの心にたっぷり栄養を与えてくれます。
ちょっと気分が落ち込んだとき、やる気が起きないときは外に出て太陽の光を浴び、風に吹かれてみましょう。それだけで気分が前向きになるでしょう。
南国の人と、北国の人の傾向を比べても分かるように、暖かくて日照時間が長い場所に住んでいる人は、楽天的な人がとても多いです。私自身、太陽の光をたくさん浴びられる場所を求めてよく旅をしますが、そういう場所に住んでいる人は本当に毎日楽しそうです。四季がある日本でもやはり、多くの人は冬よりも夏のほうが楽天的になったり、開放的になったりします。
現代人はストレスにさらされている時間が長く、交感神経が優位になって体は収縮気味。呼吸も浅くなりがちなので、そんな人ほど太陽をしっかり浴び、ストレスもリセットしましょう。
メインミッションに飽きたときのために「サブミッション」を用意
昼間は中だるみをしやすい時間で、モチベーションもダウンしがちです。そんな時はPCで新しいウィンドウを立ち上げるときのように、心にも新しいページを用意してあげるのです。つまり、思い切って別の仕事や、仕事以外のことをしてみましょう。
私はつねに「今日のメインミッション」以外に、サブミッションをいくつか用意しています。例えば、お世話になった取引先の人に手紙を書く、新しい事業の企画書を書く、本の原稿を執筆するなどです。
それを手帳のTO DOリストや、付箋でメモをしてPCに張り付けたりしています。基本的にはメインのミッションに取り組むのですが、飽きてきたらサブミッションに移ります。サブミッションに飽きたらメインに戻るか、まだ戻りたくない気分だったら別のサブミッションにいくか、ミッション自体に気持ちが乗らない場合は、一度席を立ってコーヒーを淹れたりします。
ストレッチをしたり、メールを返信したり、ネットショッピングをすることも。いずれも3〜5分です。気持ちが乗らないからといって、長くミッションをお休みしてしまうと、いつまでたってもミッションが終わらず、やる気が失せてしまいますからね。
たった30秒でOK!トイレのついでにストレッチ
何かに集中していると、交感神経(戦闘モードの神経)が優位な状態になり、緊張からつい体がこわばってしまいます。すると呼吸が浅くなり、血流も悪くなって体温も下がります。そういう状態が長く続くと、次第に免疫力も下がってしまいます。
ちょっと頑張っているな、と感じた日は1時間に1回くらいは席を立って、ゆっくり深呼吸とストレッチをしましょう。
会社などで他に人がいて恥ずかしいでしょうから、トイレがオススメです。
ほんの30秒程度でもいいのです。ゆっくり首を回したり、肩や腰を回したり、前屈したり。自分が伸ばして気持ちいいなと思う場所を重点的に、ゆっくりとした呼吸と共に伸ばしましょう。
これを習慣づけると、凝りにくい、むくみにくい体になります。また一時的に副交感神経(リラックスの神経)が優位になるので、深い呼吸になり、同時に血流もよくなり、胃腸の働きも活発になります。
可能ならば、毎日の習慣にしてしまいましょう。免疫力も上がりますよ。
集中力UPのヒントはコーヒーを隣に「置いておく」だけ
仕事中、気持ちの切り替えや集中力UPのために、コーヒーを飲むというのは定番かと思いますが、ついついコーヒーを飲み過ぎてしまい、気づけば3杯、4杯…という人もいるのでは? 気持ちの切り替えのために毎回コーヒーを飲んでいたら、体にはよくありませんよね。
適量ならいいのですが、ご存知の通りコーヒーにはカフェインが含まれているので、たくさん飲むと胃腸の働きを弱めてしまいます。また、利尿作用があるので体内の水分が過剰に排泄されたり、神経が高ぶることによって不眠の原因になったりもします。
それでも私はコーヒーが大好きです。なんといってもあの香りを嗅ぐと、リラックスすると同時にやる気が起きます。だから仕事中、つねにコーヒーやカフェラテがテーブルの上にあるのですが、じつは飲んでおらず、ただそこに「置いてあるだけ」。
以前はカフェインをやめようと思い、大好きなスターバックスに行ってもコーヒーを買わないようにしていたので、気持ちがウズウズしていました。でも、あるとき思ったのです。とりあえず買うだけ買ってみようと。
そしてオフィスに持ち帰り、デスクに置いてちょっと仕事を始めてみたら、それだけで気持ちが和らいだのです。コーヒーを飲んでいなくても、飲んでいるときのワクワク感を思い出したり、コーヒーの香りが楽しい気持ちにさせてくれる。すると、脳が騙されて集中力が増すのです。