人生を充実させるために、やめるべき「ムダな習慣」

「あなたの活動の80%が、じつはムダな作業だ!」衝撃的な見出しとともに、日常生活の中に潜むムダを暴き出すのは、ライターChad Halvorson氏。曰く、べっとりと体に染み付いた、このムダを一つひとつ取り除いていけば、より少ない時間で効率的に成功を手にすることができる。言うは易し。
では、実際に何が“ムダな時間”だと彼は主張しているのでしょう?

01.
メールの返信は30分以内?
常にメールをチェックしない

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2013年、アメリカ雇用状況の調査において、じつに労働者の約32%がメールを受け取ってから15以内に返信をしていると答えたそうです。さらに、約23%が30分以内に返信をしているようです。この、相手からのメールの返事を直ぐに返すことが、必ずしもいいことなのでしょうか?

常にメールをチェックしている状態、それには貴重な時間を多く費やさねばできません。でも、メールのチェックなんて、私たち自身でコントロールすべきものです。重要なプロジェクトに取り組んでいる時は、メールをはじめ、あらゆる通知をオフにする習慣を身につけましょう。もしくは1日2〜3回、新着メッセージを確認する時間を設定してみる。時間を節約できれば、はるかに多くのことを達成できるはずです。

02.
“完璧主義”の落とし穴
実際は、先延ばしにしている

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何でも完璧にこなさないと気が済まない。完璧主義に囚われてしまうことが、ときにありますよね。効率的にタスクを行う代わりに、徹底にこだわり、結果として膨大な時間をムダにして終わります。単純に次のステップに進めばいいことも、気になると最後まで見届けなければ気持ちが悪いから。

完璧にしようとして、タスクに多くの時間を費やすことは、じつのところ、次のステップへと進まず、先延ばしにしているサインなのです。時間のムダをなくすためには、ほどほどに、いい塩梅を見極める力を養うこと。一度決断したら振り返らずに、次のステップへと進んでいきましょう。

03.
マルチタスクは単純作業のみ!
同時進行で物事を進めない

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同時に2つ以上の作業をこなす“マルチタスク”。これが多くの人にとって、悪い習慣となる元凶だったり。よほど頭の回転が速い人や単純作業や反復作業でない限り、マルチタスクは生産性を下げます。なぜなら、一般的に脳は一度にひとつのことにしか集中できないから。

同時進行のように思えるけれど、脳内は常にタスクを切り替えることで、上手く集中することができません。ひとつのタスクに心を落ち着けて取り組むことができない場合、生産性を下げ時間をムダにしていると認識しましょう。次のタスクに移る前、時間を決めてひとつずつ集中して取り組む方が、結果として速く終わらせることができますよ。

04.
人・モノ・こと
“邪魔する何か”が
11分ごとに襲ってくる?

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気が散りやすい環境で働いていませんか?ある研究によると、労働者はおよそ11分ごとに、何らかの影響により、“邪魔”が入り、作業が中断される、ということが明らかになりました(どおりで仕事が進まないはず!)。あなたの邪魔をする人を、わざわざ側に呼び寄せるような愚行をしていないか、胸に手を当てて考えてみて。集中しなければいけない時に、テキストメッセージやメールを送ったりしていませんか?

これらの邪魔を排除していけば、集中力が増していくことでしょう。たとえば、本気で集中したいときには他人の目のつくところに「集中モード」と書いて置いたり、ドアがあるなら閉める。スマホの電源を切ってもいいかもしれません。今は、話している時間がない、ということを周知させることも大切です。

05.
置いたものが見当たらない…
作業環境を煩雑にしない

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人それぞれ整理の仕方はあるでしょうが、デスクをキレイに保っておくことは大切。「Zappos」のCEOトニー・シェイのように、散らかった煩雑なデスクを好む人も、なかにはいますが…。でも、やっぱり汚く整理されていない場所で仕事することは、生産性を落とすことにつながります。

重要な書類が必要なときに見つからない、机に置いたはずの鍵が見当たらないなど。そればかりか、ぎりぎりまで仕事を完了させることすら忘れてしまったりも。自分に合った整理整頓を試しながら、デスクの上にも秩序を保つようにしましょう。

06.
ひとりで背負い込むのはNG

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徹頭徹尾、自分で全てしようとする人は多いもの。でも、他人に任せることを拒否してばかりいると、実際には裏目に出てしまいます。自分の得意分野でないことも、自分一人で努力しようとするのは、やっぱりムダ。

ならば、同僚やチーム、アシスタントに的確な指示を出して、タスクを委任することも手段のうち。そして、アナタの専門分野やプロジェクトに責任を集中させましょう。メールや調査など、自分に適さないと思うものは、他人を頼ってもOK。ただし、そこはギブアンドテイクをお忘れなく!

07.
他人のお願いに
「NO」が言えないと…

Designer on the phone

「NO」が言えないと、重要なプロジェクトのための大切な時間をムダな活動に費やすことになります。非生産的な作業割当や個人的な頼みごとについては、断る必要があるかを熟考し、しっかりと自分の中に境界線を設定することが重要。

勤務時間中に終わらせたい重要な案件に焦点をあて、その他は自分の個人的な時間に行う。人間関係や仕事上のネットワークをダメにすることなく、「NO」と言える、簡単で効果的な方法は、たくさん。そこにアンテナを張っていきましょう!

Licensed material used with permission by When I Work

TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。