「偏食」の壁、スパイスで突破! キッズの「好き」を育む新発想
「好き嫌いが多いのは、単なるわがまま」──。そんな言葉に傷ついた経験、ありませんか? でも、ちょっと待って。もしかしたら、それだって個性なのかも。
「食」にも多様性が叫ばれる今、発達特性を持つ子どもたちの食卓を笑顔に変える、ある父親の挑戦が注目を集めています。
「偏食」の裏に隠された
感覚過敏というリアル
発達特性のある子どもたちのなかには、特定の食品の味、色、食感、匂いなどに過敏に反応してしまうケースがあるそうです。これは感覚過敏と呼ばれる症状で、本人の意思とは関係なく、食べることが苦痛になってしまうことも。また、発達特性があり偏食傾向の子どもたちは、特定の栄養素が不足しがちになるとも。
そんな悩みを解決するべく、おいしく手軽に栄養補給ができるクラフトスパイス「いきるためのスパイス ハッパローギ」が誕生、クラウドファンディングで支援を募っています。

「食」を通して、息子の個性を輝かせたい
じつは、このスパイスを開発したのは、自閉症で行動障害のある双子を育てる父親。ITコンサル「ノウ株式会社」の代表取締役・深津康幸氏です。
深津氏は、息子たちが好き嫌いが多く、毎日の食事に苦労するなかで、「刺激的な味と栄養を求めているのでは?」という仮説に至ったと言います。深津氏の想いは、子どもの個性を尊重し、可能性をもっとも引き出したいという、親としての切実な願いから生まれたもの。
食卓は実験室!
五感を刺激するスパイスの魔法
「いきるためのスパイス ハッパローギ」は、偏食の子どもたちが不足しがちな栄養素を補うことを目的に、こだわりの原材料を使用。ヘム鉄、貝殻粉末、6種類のビタミンB群など、栄養バランスを考慮した配合が特徴です。さらに、赤しそ、ごま、フライドオニオンなど、風味豊かなスパイスと香味野菜をブレンドすることで、食欲をそそる豊かな風味と複雑な香りを実現しました。また、カリカリとした食感も加えることで、五感を刺激する新しい食体験を提供している点もポイントです。
クラウドファンディングが繋ぐ
共感のコミュニティ
現在、「READYFOR」でクラウドファンディングを実施中の同プロジェクト。「偏食と闘うすべての家庭へ。自閉症双子の父が挑む、新たな食のカタチ」と題し、2025年5月16日まで支援を募っています。
「いきるためのスパイス ハッパローギ」の取組みは、偏食という課題を解決するだけでなく、子どもの「好き」を尊重し、個性を伸ばすことにもつながります。食べられるものが少ないからといって、可能性を狭めるのではなく、スパイスという新しいアプローチで、未来を切り拓く。パパの情熱が成就しますように。
プロジェクト詳細は、コチラより。
