フリーランスの不安を解消。「理想の働き方」を実現するためのヒント

「働き方改革」や「副業解禁」といった言葉が飛び交い、フリーランスや起業を選択肢に入れる人が増えている。組織に縛られない自由な働き方は、たしかに魅力的。いっぽう、その裏側には、安定収入の保証や福利厚生の充実など、会社員生活では当たり前だったものが失われるという現実も。

「アクサ生命保険株式会社」が全国の20歳~79歳の男女を対象に「自営業者、個人事業主・フリーランス等のライフマネジメント®に関する調査2024」を実施。自営業者等が、理想と現実の間で葛藤しながらも、自分らしい働き方を通して未来を切り開こうとしている姿が浮かび上がる。

7割以上が実感
理想を追求しやすい働き方

©アクサ生命保険株式会社

同調査によると、回答者の約79%が「現在の職業は自身の理想の人生を追求しやすい働き方だと思う」と回答。その背景には、「自分の裁量で物事が決められる」という自由度の高さが大きく影響しているようだ。

興味深いのは、現在の職業に就くまでに、じつに7割以上の人が「会社員経験」を持つということ。組織で培った経験やスキルを活かし、より自由なフィールドで自分の力を試したいと考える人が多いのかもしれない。

自由と引き換えの不安?
収入や将来への備えは課題

自由な働き方には、リスクもつきもの。同調査では、自営業者等の8割以上が「病気や怪我による収入減少のリスク」を感じており、「福利厚生が充実していない」「収入が不安定」といった不安を抱えていることも明らかになった。さらに、「老後の生活資金」や「病気・怪我の際の費用」についても、社会保険だけでは十分に備えられないと感じている人が多数を占めている。

「備えあれば憂いなし」
自分らしい働き方を守り抜くために

©アクサ生命保険株式会社

これらの調査結果から、自営業者等の多くが、経済的な不安や将来への備えという課題を抱えながらも、自分らしい働き方を通して「理想の人生」の実現を目指しているということがわかる。では、彼らが抱える不安を少しでも軽減し、より安心して「夢」を追いかけるには、どうすれば良いのだろうか。

一つのヒントは、同調査で多くの人が重要だと回答した「健康管理」や「貯蓄・資産形成」「目標設定」といった項目にあるのかもしれない。健康的なライフスタイルを維持し、計画的な貯蓄や投資を行いながら、明確な目標に向かって努力を続けることが重要だと言えるだろう。

加えて、フリーランス向けの保険商品や、小規模事業者向けの助成金制度など、近年では、さまざまなリスクヘッジや事業支援の仕組みが充実してきている。自ら情報収集を行い積極的に活用していくことも、自分らしい働き方を実現し、守り抜くための鍵となるだろう。

『調査概要』

【調査タイトル】「自営業者、個人事業主・フリーランス等のライフマネジメント®に関する調査2024」
【調査対象】20歳~79歳の男・女で「自営業者」「個人事業主・フリーランス」「士業」「小規模企業経営者」(いずれも自身を含めない従業員数が5人以下)と回答した人
【調査期間】2024年8月6日~8月7日
【調査方法】インターネット調査
【調査地域】全国
【有効回答数】3000サンプル(有効回答から抽出)

Top image: © Drazen Zigic
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